THEME:「あなたが計画・実践・体験したエコ・アクション」を教えて下さい
イエと暮らしを語らう〈イエはてな〉の夏休みスペシャル企画いわし! “エコ・ルポ”と題して、自然と暮らしにいい環境づくりについて語らいませんか? この夏に計画・実践・体験、またはレポートされた、みなさまのエコ・アクションを聞かせて下さい。ここから、気持ちのいい暮らしの環境がひろがっていきますように。
豊かな暮らしを創っていく〈イエはてな〉のマインドで、みなさまのご参加をお待ちしています!
*回答条件*
親ツリーのみ300文字以上を条件とさせて頂きます。
参考にされた数値などがありましたら、参考サイトのURLを明記して下さい。
下記のページをご覧になってご投稿下さいね!
テーマ詳細とルポ例、ご投稿要項、プレゼントについて
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080822
※〈イエはてな〉では、はてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。ご回答頂く時にもご参考下さい。また投稿期間中はできるだけはてなスターのご利用を控えて頂けますようお願いいたします。
さすがアメリカです。こういうことにいち早く人々の声が上がるのはすばらしいことですね。さらに学校の敷地内に野鳥などの生態に影響を持つほどの木が植えられているということも驚きです。
日本では最近、長引く不況から固定資産税の支払いが困難になる地主さんが増え、次々と貴重な木々の生えている土地を売りに出していると聞きます。しかし不況下の日本で個人がそんな土地を買うはずはなく、買い手があるとすれば企業ですから、まず間違いなく木は切り倒されてしまいます。滞納などが起これば強制的な差し押さえの上競売に付されますから、税収確保のために自治体が率先して自分の町の貴重な緑を、一つまた一つと潰し続けている、とても残念な状況があるようです。
何をさしおいても木を守る。一度抜いてまた植えても破壊された自然は元に戻らないのだから、とにかく生えている物はそのままにしていくことを最優先にする。そういう政治の実現が望まれると思います。
こういうお話を聞くと、確かにアメリカや欧米諸国の環境問題への関心度が高いことと、それが実行に移される行動力・パワーに驚きます。日本でも環境問題には関心はある人が多いと思うのですが、実際に環境活動・ボランティア・チャリティーなど携わったり率先して関わろうという風土にまでは至っていない気がします。
老朽化した校舎を建て替え教育環境の整備を優先するより自然環境保全を選んだ・・・
というお話も素敵だなと思いました。日本でも老朽化した歴史ある建物・校舎などの保全裁判などはニュースになったりもしていますが、ジレンマの多い例の方が多い気がします。歴史と共に創られた環境・・・そこに住む動植物への配慮を後世に残すという都市設計が広まることを願います。
革新地盤で自然環境保護運動が盛んな当地らしい話題を見つけたので、ご紹介します。
公立学校の校舎改築を進める中、9月3日の新学期に向けてI高校増築のため、シアトル公立学校区(市教委に当たる)が同校敷地内100本の木を伐採しようしたところ、環境保護団体のひとつ”Save Our Trees”が意義を申し立て裁判を起こしました。地域のフクロウやチカディーなどの野鳥保護、森の生態系維持を理由にした伐採反対は今月25日、地方裁判所の判決で勝訴。伐採は市議会の許可なしでは不可能ということで、2月まで持ち越されることになりました。学校区は伐採実行の前に環境変化の影響などを住民公聴会で公表すべきだったとしています。ただ増築計画の予定変更から生じる諸費を援助するために、判決は同団体に7500ドル(70万円ぐらい)の保証金支払いを命じています。学校区にしても計画がすべて狂うことになるので、保証金受領は妥当なところでしょうか。
この”Save Our Trees”という団体ですが、純粋に近隣の人々が中心になってにわか仕立てで結成したボランティアグループのようです。結構うちの近くでのできごとでもあり、保証金支払いなど運営資金が必要でしょうから、ぜひ募金しようと思っています。老朽化した校舎を建て替え教育環境の整備を優先するより自然環境保全を選んだ、当地らしい判決にちょっと感動でした。
ところで昨年、シアトル市長は都市森林マネージメント計画を発表し、今後30年間で18%~30%市内の森を増やす計画を発表しました。そうするに至った背景には、森林地帯に属する当地の独自性もあったかと思います。シアトルは本当に木の多い土地。そのため暴風雨の際は木が倒れて家が倒壊したり停電が長引いたりで毎冬大きな被災ニュースになります。また、大木の根っこが舗装や歩道にデコボコを作り転んで怪我をする人が多かったり、車椅子の人が通れなかったりで、木はどちらかというと快適な市民生活の邪魔ものと受け取られている部分があるのでした。なので、夏場になるとよく木を切るチェーンソーの音があちこちから響き渡ってきます。木登りという危険な技を要する職業「きこり業」は、とても高収入です。
それでもやはり、限界は見極めないといけません。市長自身、100本伐採の有無には何の権限もないと話していますが、心中では木を残して欲しいと願っているのではないかなあと察しています。木に囲まれた豊かな暮らしを願いながら。
Trees safe at Ingraham High
Local News | Judge: Tree-cutting at Ingraham High needs city approval | Seattle Times Newspaper