Southern Flannel Mothという蛾の幼虫
http://bugguide.net/node/view/4476/bgimage
http://blog.livedoor.jp/parumo_zaeega/archives/50232559.html
http://wolfhole2nd.blog46.fc2.com/blog-entry-21.html
幼虫は PELUZA(ペルサ)、
成虫は TAPARACOS(タパラコス)と よばれています。
英名は、Southern Flannel Moth
毒蛾の幼虫とのこと
うーん、同じ情報ですね。
これ正しいのでしょうか・・・。
そこが問題です。
ありがとうございます。
これ、2006年にネット上で話題沸騰になったみたいですね。今はもう忘れ去られているようですが。
結論としては、fakeなのかrealなのかというとrealで、でも種はわからない、ということになっているようです。
まず、YouTubeの投稿のinfoのところの英文の内容:
This is a caterpillar that Andrew found on the patio. When you touch it, it rolls up into a ball. He says it is a "Puss" caterpillar. God is astounding in the variety he put into creation.
これは、アンドリューがパティオで見つけた毛虫です。触れると体を丸めます。アンドリューは、これは「ネコ」毛虫だと言います。神の創造物の多様さには驚かされます。
Puss caterpillar(ネコ毛虫←直訳)は実在してます。
Megalopyge opercularisという蛾の幼虫が俗にこう呼ばれている。
http://en.wikipedia.org/wiki/Megalopyge_opercularis
↑ここに成虫と幼虫の写真がありますが、幼虫の形状が全然違いますね。
幼虫は毒を持ってて、人の皮膚に触れるとけっこう大変みたいです。
(場合によっては呼吸困難になるとか……「虫が身体を丸める」どころの話ではないですよね。)
Wikipediaには、「この蛾の俗名として、Bolivia bugがある」というような記述があるのですが、
アステリスクがついていて、謎です。
The moth Megalopyge opercularis has numerous common names, including southern flannel moth, pussy moth, puss caterpillar, Bolivia bug*, and, in Texas, asp.
ウィキペディアの記事末尾には「この虫のビデオ」として例のYouTubeビデオへのリンクがあるのですが、
履歴で確認すると、"これはBolivia bugとも呼ばれます" とのメモつきで、
19:38, 4 August 2006にこのビデオへのリンクが追記されている。
その時点では、この蛾がBolivia bugと呼ばれるという記述は、ウィキペディア本文にないんです。
じゃあそのBolivia Bugって何よと検索すると、出てくるのはこのYouTube映像についてのものばかり。
ただ、ボリビアが英語圏ではないという大きな壁があるし、現地ではもっと別の名があるかもしれないし、
ネットで検索するにも限界が……。
http://www.cryptozoology.com/forum/topic_view_thread.php?tid=8&p...
Megalopyge opercularisの幼虫です。
ここにある写真は、YouTubeの映像のにかなりよく似ていますが、足のつき方が全然違いますよね。
ボリビアと同じくスペイン語圏であるメキシコでは、el perrito(子犬)と呼ばれているそうです。
http://xenogere.com/2008/08/14/stay-away-from-the-photinias/
http://www.bugsinthenews.com/puss_caterpillar_092602.htm
ここにも「ネコ毛虫」の写真がありますが、北米の種。やはり形(特に足のつき方)が違います。
文章は、これにうっかり手を触れると大変、というような方向のことです。
http://www.museumofhoaxes.com/hoax/weblog/comments/4291/
Museum of Hoaxes(世界のウソ情報のデータベースのようなサイト)では2006年に話題になって、
結論的には"Status: Real (but species unknown)" つまり「本物(しかし種は不明)」ですね。
というわけで微妙だなあ……。ただし、
http://photo.goliathus.com/bolivia/bolivia.php#bolivia-bug
では、「この虫はMegalopygidae(という蛾)の一種である」(←「属」とか「目」とか省略して日本語にしてあります)と断言されていますが。
The real identification of this caterpillar is family Megalopygidae, genus Megalopyge, species (maybe) Megalopyge opercularis
可能性としては、「ネッシー」や先日の「ビッグフット」みたいなことかも、とすら思います。
ところでYouTubeの投稿者はボリビアの人のようです。
この方がinfoのところに入れているURL(meant4moreというところ)は、
ウェブサイトを見たところ、高校や大学などで活動して「創造論」の普及を推進している団体です。
このビデオを投稿なさった方のほかのビデオに宗教色の濃いものがいろいろあるので、
infoのところにmeant4moreを入れたのは、揶揄する気持ちがあってとかそういうことじゃなさそうです。
infoのところに「神の被造物の多様性が」云々とあるのは、冗談めかしたことではなさそうですね。
しかし、英語圏ではこれが「ネコ」と形容されるということには、ちょっとびっくりしました。
もうなんだか、この事件のまとめページが出来上がっちゃいましたね^^;
すごいです。
ある種類の毛虫の奇形・突然変異みたいなものがボリビアで発見された、ってことなんですかね。
なんにせよ、あまり触れたりほじくりかえしたりしないほうが良いみたいですね。。。
(毒的な意味+投稿者の情報的な意味で・・)
本当にありがとうございます!!
ふーむ、とてもよく似ていますね。
この幼虫はボリビアにいるから違うかもしれないって言ってますけど、
ボリビアってのは動画のタイトルになっているだけですよね。
でもやっぱりなんとなく違うのかなー。
捏造にしては最後のほうの頭の動きがナチュラル過ぎると思うけども。。。
ありがとうございます!