【歴史の流れを決めるテーマ史】


普通学校で学ぶ歴史は通史が主であって、個々のテーマ史を詳しく学ぶことはないと思います。
しかし、当たり前ながらテーマ史は有機的に通史の流れと密接につながっているはずです。

では、いま仮に通史に大きな影響を与えていると思われるテーマ史を3つ選ぶとしたら、
あなたはどんなテーマ史を選びますか? またなぜそれらが大きな影響を与えていると考えますか?

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  • 1人1回まで
  • 登録:2008/09/01 23:01:18
  • 終了:2008/09/06 10:41:43

ベストアンサー

id:jo_30 No.1

jo_30回答回数655ベストアンサー獲得回数532008/09/01 23:46:29

ポイント50pt

歴史を語るためには、『なぜ、何のために語るのか』という観点と、『何について語るべきなのか』という観点の二つが必要になると思います。前者については、集団が自らを振り返りアイデンティティの形成に資すること、そして過去の智恵を未来に伝達することが目的となるでしょうが、これについては「通史」の方が担当してくれることでしょう。『何について』は当然、人間というユニークな生物の特性に触れる部分がポイントとなると思うのですが、そこでテーマ史の方ではこの「人間を人間たらしめている何か」について語るべきではないかと思います。以上のような観点から以下の三つを提唱します。


1動力装置の歴史

人類がその生活様式を大きく変えることになったキッカケは「道具の使用」にあると言われますが、道具は人間の作業を効率化はしても力を拡大してくれたわけではありません。人間が現代のような人間の存在様式を確立するために必須だったのは、自然界から「人間を越える力」を引き出す工夫によってでした。移動機関や耕作補助動力としての牛馬の使用、車輪と歯車を組み合わせて水車、風車を生み出しました。櫂とだけでなく船に帆を付けることを学んで海へと乗り出した人類は、やがて内燃機関の発明という段階に至り……



2娯楽の歴史

かつてモヘンジョダロの遺跡から、今日と同じようなサイコロが発掘されたことがあります。過剰に発達した脳神経系を持つ人類は、自然界から動力を汲み出して生活に余裕ができるとともに、余った神経系を活性化させ続けるための様々な工夫……つまり『遊戯』を発明するに至ったようです。サイコロ賭博からパズル、スポーツ、コンピューターゲームに至るまで、人類の歴史を遊戯という観点から振り返り、その『遊戯性』がたとえば最先端の科学や宇宙開発といった場面でも逆に多大な貢献を為しているという現実を学びます。


3コミュニケーションの歴史

2で述べたように、人類という種は発達した脳神経系を持つのが大きな特徴ですが、現象的にそれが現れた顕著な部分としてあげられるのは、その余りにも高度で複雑で多彩に作り上げられたコミュニケーションの諸相です。「ことば」というと話が広がり過ぎて収拾がつきませんので、あえて「コミュニケーションの態様」に絞って、のろし(距離の克服)、文字(時間の克服)、対話(一つの脳の限界の克服)……などからスタートして、逆に音楽・宗教・ボディランゲージ(「ことば」の克服)などに至る様々なコミュニケーションの諸相を学びます。



この質問を見て、この本を思い出しました。

銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

  • 作者: ジャレド ダイアモンド
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • メディア: 単行本

…軽い気持ちで手にとっていきなり挫折しましたが(笑)銃・病原菌・鉄、という三つのキーワードがなかなか面白いなと思った記憶があります。

id:BLOG15

回答ありがとうございます。


「娯楽の歴史」「コミュニケーションの歴史」全くの予想外でした。おもしろいです。

リンクを貼っていただいた本は中古しかないようですが、私も買って読んでみたいと思います。

私も挫折する可能性が高そうですが。

2008/09/06 10:34:14

その他の回答(4件)

id:jo_30 No.1

jo_30回答回数655ベストアンサー獲得回数532008/09/01 23:46:29ここでベストアンサー

ポイント50pt

歴史を語るためには、『なぜ、何のために語るのか』という観点と、『何について語るべきなのか』という観点の二つが必要になると思います。前者については、集団が自らを振り返りアイデンティティの形成に資すること、そして過去の智恵を未来に伝達することが目的となるでしょうが、これについては「通史」の方が担当してくれることでしょう。『何について』は当然、人間というユニークな生物の特性に触れる部分がポイントとなると思うのですが、そこでテーマ史の方ではこの「人間を人間たらしめている何か」について語るべきではないかと思います。以上のような観点から以下の三つを提唱します。


1動力装置の歴史

人類がその生活様式を大きく変えることになったキッカケは「道具の使用」にあると言われますが、道具は人間の作業を効率化はしても力を拡大してくれたわけではありません。人間が現代のような人間の存在様式を確立するために必須だったのは、自然界から「人間を越える力」を引き出す工夫によってでした。移動機関や耕作補助動力としての牛馬の使用、車輪と歯車を組み合わせて水車、風車を生み出しました。櫂とだけでなく船に帆を付けることを学んで海へと乗り出した人類は、やがて内燃機関の発明という段階に至り……



2娯楽の歴史

かつてモヘンジョダロの遺跡から、今日と同じようなサイコロが発掘されたことがあります。過剰に発達した脳神経系を持つ人類は、自然界から動力を汲み出して生活に余裕ができるとともに、余った神経系を活性化させ続けるための様々な工夫……つまり『遊戯』を発明するに至ったようです。サイコロ賭博からパズル、スポーツ、コンピューターゲームに至るまで、人類の歴史を遊戯という観点から振り返り、その『遊戯性』がたとえば最先端の科学や宇宙開発といった場面でも逆に多大な貢献を為しているという現実を学びます。


3コミュニケーションの歴史

2で述べたように、人類という種は発達した脳神経系を持つのが大きな特徴ですが、現象的にそれが現れた顕著な部分としてあげられるのは、その余りにも高度で複雑で多彩に作り上げられたコミュニケーションの諸相です。「ことば」というと話が広がり過ぎて収拾がつきませんので、あえて「コミュニケーションの態様」に絞って、のろし(距離の克服)、文字(時間の克服)、対話(一つの脳の限界の克服)……などからスタートして、逆に音楽・宗教・ボディランゲージ(「ことば」の克服)などに至る様々なコミュニケーションの諸相を学びます。



この質問を見て、この本を思い出しました。

銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎

  • 作者: ジャレド ダイアモンド
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • メディア: 単行本

…軽い気持ちで手にとっていきなり挫折しましたが(笑)銃・病原菌・鉄、という三つのキーワードがなかなか面白いなと思った記憶があります。

id:BLOG15

回答ありがとうございます。


「娯楽の歴史」「コミュニケーションの歴史」全くの予想外でした。おもしろいです。

リンクを貼っていただいた本は中古しかないようですが、私も買って読んでみたいと思います。

私も挫折する可能性が高そうですが。

2008/09/06 10:34:14
id:miharaseihyou No.2

miharaseihyou回答回数4499ベストアンサー獲得回数5572008/09/02 01:40:22

ポイント10pt

宗教、食料、技術、の三つかな。

さまざまな社会を動かす原動力になった根源の要素として。

法律や思想、文化、芸術などは後から社会の都合に合わせて付け加えたように感じる。

id:BLOG15

回答ありがとうございます。

もう少し熱く語っていただきたかったです。

2008/09/06 10:38:47
id:marukomekid No.3

にこたま/マルコメ回答回数37ベストアンサー獲得回数22008/09/02 11:09:00

ポイント10pt

宗教  ←世界三代宗教の与える影響は発生以来政治と生活に関わる

技術  ←車輪などのレベルから産業革命を経て蒸気機関、さらなる進化が続く

外交  ←世界は他との関わりなくして存在することは難しい

id:BLOG15

回答ありがとうございます。

もう少し熱く語っていただきたかったです。

2008/09/06 10:38:59
id:rsc96074 No.4

rsc回答回数4394ベストアンサー獲得回数4022008/09/02 12:11:20

ポイント15pt

 世界史なのか日本史なのかわかりませんが、世界史のつもりで書きます。

 歴史を動かしているのは人です。その人たちがどんな考え方で動いているかを知ることが重要だと思います。

・キリスト教史

 我々が現在享受している人権に深く関係しています。アメリカの独立宣言などかなり影響を受けています。また、西洋の思想家の多くが、人間は平等であるという前提を崩せませんでした。

・ギリシア・ローマ史

 パックス・ロマーナという言葉がありますが、現代は、パックス・アメリカーナと言われています。アメリカはローマにすごく似ています。また、多くの思想家や歴史家が、ローマ史についての論考を書いています。思想的にかなり影響を受けていると思います。

・古代中国史(古代~漢)

 司馬遷の「史記」を読めば、中国人の考え方が分かります。

id:BLOG15

回答ありがとうございます。

「ギリシア・ローマ史」「古代中国史(古代~漢)」の2つは私も個人的に興味があります。

2008/09/06 10:37:24
id:U-tan No.5

U-tan回答回数64ベストアンサー獲得回数102008/09/05 22:02:31

ポイント20pt

1現在数学,物理学,化学に分類される思想・技術・科学の歴史

2言語の歴史

3人口と農業の歴史

1は人間の行動を規定します.

2は人間の思想を規定します.

3は人間の数です.


数学は一般の思考形態です.物理学は自然現象を数学を使い記述し,自然に合致する体系が模索されます.化学は物質の変化を探ります.近代以降の戦争は化学の発展とその後に付随する,武器製造の効率化が多大な貢献をしています.またコーヒーと生産者,多国籍企業,関税,の取り分をみると生産者がほんのわずかであったりするけれど,これは近代化の早い遅いの差で植民地化と同じことが起こっているためです.近代化のもっとも重要な要素は数学・物理学・化学だと僕は考えます.

言語はまああの.

今新宿に田畑なぞほとんどありませんし日本の農業従事者は数パーセントです.鎌倉時代ではもっと農業従事者の割合が日本の国土で多かったでしょう.経済と農業,それに人口は歴史を見るうえでかかせないものです.一人あたりの農業生産高が高いほど,より少ない農家とより多い非農家が発生し得ます.体系的な科学は主に18世紀19世紀の欧州で発展しました.大学や研究所を支えるだけの主に農業生産があったのではないでしょうか.

id:BLOG15

回答ありがとうございます。

やはり科学の歴史ですね。私も一つにはそれを入れていました。

「人口と農業の歴史」というのは以外でした。

ちなみに私が選ぶとしたら、「科学史」「経済史」「宗教史」の3つでしょうか。

2008/09/06 10:41:16
  • id:jo_30
    『いるか』ありがとうございました。また、面白い質問をしていただいて有り難うございました。
    歴史は複雑な織物のようなものですから、縦糸としての「通史」と横糸としての「テーマ史」が絡み合ったとき模様のように浮かび上がる模様に面白さが立ち上がってくるものだと思います。もちろん横糸が一本変わる事にまた模様は複雑に変化するわけで、そういう「面白い横糸」を尋ねるご質問と思って見ていました。
    あるいは横糸同士を重ねてみても面白いかもしれませんよね。「娯楽の科学史」とか「動力装置と経済の西洋史」とか…。

    ちなみに、U-tanさん推奨の「歴史人口学」も面白いジャンルですね。
    「人口から読む日本の歴史」(鬼頭宏著、講談社学術文庫)
    など、私も以前立ち読みで楽しく読みました。お奨めです。

    いっそ「人口学から見るコミュニケーションの歴史」なんて本が出ないかなあ……出たら是非買ってみたいです(笑)。

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