受験の時、私は今の実家のある県内の大学をメインに希望していました。
丁度、ダイオキシン問題や食糧自給率の話題がニュースになっていた時代で、
私としては環境や食糧問題をテーマにしている学校を選んでいました。
両親はそういうことにはこだわらず、とにかく『地元』進学を切望していました。
しかしながら結果は、県内の大学は惨敗・全滅。
まぁ浪人して次に備えよう・・・なんてアッサリ考えていました。
ただ、親に詳しい説明をせず、試験練習という理由で、他県の大学も受験していました。
しかも実家や親戚のいる太平洋側でなく、日本海側の○○県。
受験シーズンの冬には雪害報道も頻繁にある、雪国の大学でした。
親にとっては親戚も知り合いもいない、未開の土地で全く想定外の受験校。
私にとっては試験練習のつもりで、おまけ程度に期間ギリギリで受けた大学。
ですので、県内の希望校が全滅した時点で、
その結果を待たずに塾への入学手続きまで進めていました。
少々タイムスケールを巻き戻し、受験シーズン中の、我が家の夕食時の光景を紹介します。
母:「明日の天気はどうかしら?」とTVのチャンネルを天気予報に回します。
TV:『明日の県内は晴れ・・・○○県は大雪注意報が出ています・・・』
父:「お前が受験した県、明日も雪だなぁ。なんであんな寒い所受けたんだ?」
私:「だ~か~ら~、試験慣れ。受験対策だって~・・・」
こんなブーイングが毎晩、ブラックユーモラスな父母によって行われていました。
(父は持病の事もあり、冬とか雪が苦手です。ちなみに私は暑さより寒さに強いです)
さて、忘れた頃に雪国の大学から、通知が来ました。
ま~ぁた、不合格だっしょ・・・。
そんな思いで通知を見て、目を疑いました。
受験届を再確認した所、どうやら自分は合格したらしい。
半信半疑ながら、夕飯時に、両親にそのことを伝えました。
きっとブーイングされるんだろうなぁ・・・
また大雪注意報が~、とか言われるんだろうな・・・
その前にもう浪人確定で塾にも入学届け出したもんね・・・
あははは~・・・
マイナス思考中の私に対し、両親の答えはあまりに素早いものでした。
母:「あら、良かったじゃない受かって」
父:「受かったんなら、行ってくればいいよ」
TV:『○○県は明日も雪・・・路面凍結にご注意・・・』
私:「・・・・・・・・( ゚Д゚)はぁ~~~~~?」
ちょっと待て。父、母よ。
昨日までブラックユーモアで、反対色まる出しでしたよね???
見事なまでの『手のひら返し』は何処で身につけたテクニックですか???
それともこれは夢ですか???
親の豹変ぶりに、夢か現か幻か、頭の中は大混乱。
あわあわしながら、両親に確認しました。
私:「昨日まで、やれ大雪だ、わざわざ遠い所を受験なんて~とか、
まるで進学は反対だってこと言ってたよね???」
父:「ん? よく言うじゃないか、『捨てる神ありゃ、拾う神あり』って。
折角拾ってもらったんだから、その大学に進学すればいいじゃないか。」
気まぐれユーモラスな両親のおかげで、私はその雪国の大学に進学。
研究テーマ自体は興味のある世界だったので、大学生活を満喫させて頂きました。
その後も、女の身一つで日本各地(程でもないですが)を渡り歩きました。
各地の文化や行事、名物・名産などにも触れることができ、
日本は狭いようで広いもんだと見聞を広めることができました。
この父の迷言、もとい名言により、私には前向きに考える精神が宿りました。
なので、適齢期超えてお嫁に行けなくても、拾う神ありと、開き直る今日この頃です(笑)
受験の時、私は今の実家のある県内の大学をメインに希望していました。
丁度、ダイオキシン問題や食糧自給率の話題がニュースになっていた時代で、
私としては環境や食糧問題をテーマにしている学校を選んでいました。
両親はそういうことにはこだわらず、とにかく『地元』進学を切望していました。
しかしながら結果は、県内の大学は惨敗・全滅。
まぁ浪人して次に備えよう・・・なんてアッサリ考えていました。
ただ、親に詳しい説明をせず、試験練習という理由で、他県の大学も受験していました。
しかも実家や親戚のいる太平洋側でなく、日本海側の○○県。
受験シーズンの冬には雪害報道も頻繁にある、雪国の大学でした。
親にとっては親戚も知り合いもいない、未開の土地で全く想定外の受験校。
私にとっては試験練習のつもりで、おまけ程度に期間ギリギリで受けた大学。
ですので、県内の希望校が全滅した時点で、
その結果を待たずに塾への入学手続きまで進めていました。
少々タイムスケールを巻き戻し、受験シーズン中の、我が家の夕食時の光景を紹介します。
母:「明日の天気はどうかしら?」とTVのチャンネルを天気予報に回します。
TV:『明日の県内は晴れ・・・○○県は大雪注意報が出ています・・・』
父:「お前が受験した県、明日も雪だなぁ。なんであんな寒い所受けたんだ?」
私:「だ~か~ら~、試験慣れ。受験対策だって~・・・」
こんなブーイングが毎晩、ブラックユーモラスな父母によって行われていました。
(父は持病の事もあり、冬とか雪が苦手です。ちなみに私は暑さより寒さに強いです)
さて、忘れた頃に雪国の大学から、通知が来ました。
ま~ぁた、不合格だっしょ・・・。
そんな思いで通知を見て、目を疑いました。
受験届を再確認した所、どうやら自分は合格したらしい。
半信半疑ながら、夕飯時に、両親にそのことを伝えました。
きっとブーイングされるんだろうなぁ・・・
また大雪注意報が~、とか言われるんだろうな・・・
その前にもう浪人確定で塾にも入学届け出したもんね・・・
あははは~・・・
マイナス思考中の私に対し、両親の答えはあまりに素早いものでした。
母:「あら、良かったじゃない受かって」
父:「受かったんなら、行ってくればいいよ」
TV:『○○県は明日も雪・・・路面凍結にご注意・・・』
私:「・・・・・・・・( ゚Д゚)はぁ~~~~~?」
ちょっと待て。父、母よ。
昨日までブラックユーモアで、反対色まる出しでしたよね???
見事なまでの『手のひら返し』は何処で身につけたテクニックですか???
それともこれは夢ですか???
親の豹変ぶりに、夢か現か幻か、頭の中は大混乱。
あわあわしながら、両親に確認しました。
私:「昨日まで、やれ大雪だ、わざわざ遠い所を受験なんて~とか、
まるで進学は反対だってこと言ってたよね???」
父:「ん? よく言うじゃないか、『捨てる神ありゃ、拾う神あり』って。
折角拾ってもらったんだから、その大学に進学すればいいじゃないか。」
気まぐれユーモラスな両親のおかげで、私はその雪国の大学に進学。
研究テーマ自体は興味のある世界だったので、大学生活を満喫させて頂きました。
その後も、女の身一つで日本各地(程でもないですが)を渡り歩きました。
各地の文化や行事、名物・名産などにも触れることができ、
日本は狭いようで広いもんだと見聞を広めることができました。
この父の迷言、もとい名言により、私には前向きに考える精神が宿りました。
なので、適齢期超えてお嫁に行けなくても、拾う神ありと、開き直る今日この頃です(笑)