左右(というか表裏)の”両面”から、空気を出すイメージで、正攻法のようです。
しかし、中心付近の空気は左右(表裏)をいったりきたりして、いつまでも
外に抜けていかないような気がします。
肉肉□肉□肉肉 空気が入った状態で、「□」は空気
肉□肉□肉肉肉 左に投げた直後・・①
肉肉肉□肉□肉 右に投げた直後・・②
(①と②の繰り返しで、いつまでも空気が抜け切れない)
イメージ的には、
左手はグローブをもち、右手でボールをつかんで、投げる方向は常にグローブに向かう一方通行(右から左)に
しないと全ての空気は最後まで抜けていかないのではないでしょうか。
(ただし、ボールと違ってハンバーグには表裏があります。いつのまにか回転してしまっては、
私の疑問である表裏の方向性がなくなってしまうので、当然表裏の向きは固定にするように
投げる動作が条件ですが)
焼き上がりが失敗したくないとかではなく、
どのレシピでも手引きされている左右対称のキャッチボールが本当に正しいのか、です。
「空気の塊が移動する」という発想が間違っているのではないでしょうか。そもそも肉の中は完全に密閉された空間でなく「隙間だらけ」だから「空気を抜く」作業が必要になるわけで、力を加えれば空気は四方八方から抜けていくわけです。つまり
肉肉□肉□肉肉
に対して(矢印は力の方向)
→肉肉肉□肉□肉 …×
→肉肉Σ|肉Σ|肉肉 …○
という感じに、「(上)空気の塊が移動する」でなく「(下)中の空間がひしゃげて潰れる」イメージで考えるべきだと思います。従って、次に右から加えられる打撃は
肉肉ж肉ж肉肉←
という効果をもたらすことが期待され、これを激しく素早く、そして手の熱が伝わらないように(肉が変質するので)冷やしつつ一気にやることで、中の「空間が潰される」というのが正解だと思います。
わかりやすい図だったので、すぐに私の考えが間違っていることに気がつきました。
確かに、一方向に力を加えたからといって、その方向に逃げていくのは単純すぎますね。
目からウロコが落ちました。
今晩から、ハンバーグを作るときは、すばやくパタパタしたいと思います。
ありがとうございました。