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ある小学校の1年生の社会科の授業で、先生から「乗り物」というお題が出ました。
「世の中にはどんな乗り物がありますか?」
みんな一斉に手をあげて、ひとりひとつずつ答えてゆきます。
ほぼ出尽くした頃、A君が手を挙げ、先生にあてられて答えました。
そうすると、他の生徒から「それ、さっき言ったよー」と声があがりました。
A君がちょっと考え込んだ時、先生が、
「みんなが言ってた事を、聞いてなかったな?」
と、A君に言いました。
すると、A君は少し考えてから、
「聞かなくたっていいもん!」
と先生に言い返しました。
先生は怒りました。
A君は先生にたたかれ、A君は泣きながら廊下に立たされ、給食が始まる前に教室の生徒全員の前で謝らされました。
先生は、A君が他の生徒に対して失礼な事をした、と考えたのです。
〜〜〜
A君はなぜ先生にあのような事を言ったのか、A君の考え方や理屈を読み解いてください。
A君はとても真面目で、他の子と同じ様に、今まで誰も言ってない乗り物を言ったつもりだったのだ。
それなのに、迂闊にも誰かと同じ答えを言ってしまった。
ちゃんと他の子の答えも聞いていたハズなのに!
自分では聞いていたつもりだったのに失敗してしまった...
だから、それは聞いてないのと同じだ...
もう失敗しちゃったんだから、聞いても聞かなくても同じだった...
で、「聞かなくたっていいもん!」
けなげにも悲しいねぇ..
他の生徒からの「それ、さっき言ったよー」との声は、手を挙げて先生に指名されてからの発言ではなく不規則発言であった為、聞く必要がないものと判断した。
「聞かなくたって」の対象は残念ながら「さっき言った」の部分ではありませんが…、うむむ、そういう解釈も可能ですね。
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うっかり回等オープンしてしまい、すみませんでした。ポイント配分の際には、回等ポイント10ポイントを加算させていただきます。
「謎解き」と銘打つからには謎があるんでしょうか。
それとも「理屈っぽい話」というのだから理屈っぽく回答すればいい?
先生は単に「世の中にはどんな乗り物がありますか?」といっただけで、他の生徒の答えと重複してはいけないという条件を出していませんから、A君が既出の乗り物を答えたところで非難されるいわれはないのだと思います。
先生「世の中にはどんな乗り物がありますか?」
生徒1「自動車」・・・先生「うんうん。」
生徒2「自動車」・・・先生「・・・まあ、確かに」
・
・
・
a君「自動車」・・・先生「・・・確かに」
これは予想外(つまり、出題ミス(泣))に「重複してはいけないとは言ってなかったから」説は結構多かったですね。
うーん、全員が同じ乗り物を答えるんですか…目に浮かぶようですが、昭和50年頃の子供はさすがにもっと真面目?でした(笑)
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ごめんなさい。謎はありません:一応、「謎解き」と書いてあれば、このキーワードをウォッチしてる方々の目に触れると思いまして(笑)
勝手な想像です。
・恥ずかしくなって咄嗟に出た言葉だった
Aくんは、他の子の意見をだいたいは聞いていたが、考えてる途中などに、たまたま聞きそびれたものがあり、同じ意見を言ってしまった。
指摘されて、恥ずかしくなったり、困ったりして、ふてくされて?本心とは違うことを言ってしまったのではないでしょうか。
・「同じ意見を言っちゃダメなの?」
Aくんは、「違う意見を言う必要はない(同じでも良い)」と思っていたのかもしれません。(特に注意して他の子の意見を聞いていなかったのかも。)
”自分は乗り物と言えばコレ!と思った。だから、それを発表した。「他の子が言ったのと同じだ」と言われても・・・”
・「考えてる途中などに、たまたま聞きそびれたものがあり、同じ意見を言ってしまった。」は、かなり近いですね。ですが生憎「本心と違う事を言った」というのは若干違いました。
教師からは他人と同じことを言ってはいけない、とは言われていないですし、ほぼ出尽くした頃に当てられてもそれは厳しいと思ったからではないでしょうか。ひねりも何もない答えですが。
(コメント欄を見てこの考えは却下したのですが、お題が乗り物ので、他人の答えに乗っかったのだな、と思ったのは秘密です)
一応、挙手して当てられたので、残念ですが違います。
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乗り物の件は、ごめんなさい(笑)
A君は「興味の無い他人の話しを聞かない自由と権利」「周りの空気を読まない自由と権利」を行使して、自分自身の心と知性に忠実に従っただけです。
そして、先生も「重複した回答をしてはいけない。」という前提条件を提示してはいません。
よって、そこで叱られるのは不当なのかもしれませんね。
見方によっては、KYとは欠点では無くて特技です。
A君は将来いつも他人の顔色ばかり伺うようなセコい大人になる必要はないと思いますよ。
自分自身の心に正直にのびのびと育って下さい。
さすがにそこまで考えるほどインテリではなかったですよ。
「重複」という回答は多かったですが、残念ながら違います。
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URLが途中で切れてます~(泣)
Aクンは、2回以上の回答で、自分で言った答えを忘れて2回同じことを言ってしまった。
自分で言ったことなので、みんなの回答を聞いている必要はなく、自分で自分の言ったことをきちんと覚えていればよかっただけなので、自分に腹を立てたついでに、あんなことを言ってしまった。
一人一つずつ答えてますので、2回目という事ではありません。
ですが、記憶力について言及してくれたのがうれしいです。
先生が言ったのは、「世の中にはどんな乗り物がありますか?」ということで、
それまでの生徒が答えた内容と別の回答をしなくてはいけないといった制限もないし、
誰かが車、と答えた後で自分が車と答えても、先生の質問からすればきちんと回答になっている。
先生は他の人が答えたもの以外を答えなさい、とは一言も言っていないので、
他の人の回答を気にする必要はないので聞かなくても問題ない。
残念ながら、違います。
あらかじめ「重複」について言及しなかった出題ミスでした。
「重複なく」とは言われていないので、
他人がどう答えたかは関係なく「どんな乗り物があるか」をひとつ挙げればそれでいいはず、と。
ごめんなさい、違います。出題ミスでした。
「重複」は、確かに禁止していませんが、その状況で同じ回答をするのは意味がない事は理解してました。
テストだったら人の答えを見たらカンニングだから、口頭で質問されたときも人の答えを聞いちゃいけないと思ったから。
説得力ありますね。
もし頭の回転がうんと速かったら、そう答えていたかもしれません。
先生は「世の中にある乗り物」を挙げろといっただけで、
他の人の挙げた物と異なる乗り物を挙げよとは言っていない。
だから、「世の中にある乗り物」であれば、他の人とかぶってもいいし、他の人の回答を聞く必要もない。
「重複」について断らなかったのは出題者のミスでした。ごめんなさい。
「世の中にある○○」の種類は色々あるが、それぞれに無数個世の中に存在する。例えば乗り物であれば「自転車」というものは世の中に何万台もある。
なので、たとえそれが重複した答えだったとしても、実際に複数存在するわけだから、それも答えである。
答えの重複を心配をする必要がないわけだから、他の人の答えをチェックする必要もない。
・・・・というリクツ。
おお、これはこれで!
先生の質問に答えただけと思ったのかな。
重複は避けるとの規定がなければ、
重複の指摘は見当違いと判断したのでしょうか。
確かに「重複」は禁止されていませんでしたが、違いました。出題者のミスです。ごめんなさい。
そのまんまですが、先生は「同じ答えを言ってはいけませんよ」とは言ってないので、
乗り物の名前さえ答えれば、他の人が何と答えようが、その答えがかぶってようが
そんなことは関係ないとA君は考えたからじゃないですか?
出題者のミスです。ごめんなさい。
うーん、謎解きとしてしまったのがまずかったのか、理屈パズルのようにしてしまったのがまずかったかも。
A君は、既出の回答であったことは理解していたが、
それをあえて言ってみたらどうなるか、ということに興味があった。
しかし先生の対応が思ったよりも厳しかったため、
「みんなが言ってた事を、聞いてなかったな?」
という発言に対して、逆ギレのような反応をしてしまった。
A君自身は、自分の「聞かなくたっていいもん!」の発言には、
筋が通ってないことは理解してるが、頭に血がのぼってしまって、つい発言してしまった。
といったところでしょうか。
小学一年生の頃のわたしだったらと想像してみました。
「あえて言った」というのは違いますが、逆切れというのは、ある意味正しいかもしれません。確かにそういう面がありました。
A君は聴覚は正常であるが、音声情報を上手く処理できなかったのでごちゃごちゃとした雑音に聞こえていた。
その為、他人の話を聞かなかったのではなく上手く聞くことが出来なかった。その為重複が起きてしまった。
その後、教師やクラスメイトから指摘されたものの、開き直ってしまったのではないでしょうか。
残念ながら、そのような理由ではありませんが、本人自身は「重複しても構わない」とは少しも思ってなかった(だから、ちゃんと他の人の言う事も注意して聞いていた)というのは合ってます。
「どんな乗り物があるか」という問いに対して「自分が何を思いついたか」を答えることを要求されているだけであって他の人の答えと自分の答えが被っていてもいなくてもどちらでもいいし、他の人の答えを聞かずに自分だけで一生懸命考えることが大切だから別に他の人の答えは聞かなくてもいいとA君は思ったから。
「重複しても良いと思った」というのは違いますが、この点については出題者のミスでした。
しかし、「他の人の答えを聞かずに自分だけで一生懸命考えることが大切」というところは、一部合ってます。
A君は、素直に先生の質問「世の中にはどんな乗り物がありますか?」に答えただけだと思います。
他の生徒から「それ、さっき言ったよー」と言われたことで、頭の中で、
「あれ?先生は『他の人が答えた乗り物とは違う乗り物を答えてください』なんて確か言わなかったぞ??」
と、ちょっと考え込んだ。
すると先生からも「みんなが言ってた事を、聞いてなかったな?」と言われ、また頭の中で、
「他の人が答えた乗り物と同じ乗り物を答えても、先生の質問にきちんと答えたことになるはずだ。
だから、そもそも他の人の答えを聞く必要性は別に無いだろう。」
と考えて、「聞かなくたっていいもん!」と言い返したのだと思います。
順を追っての説明ありがとうございます。
残念ながら、本人は「重複しても良い」とは少しも思っていませんでしたが、理由は違いますが「他の人の答えを聞く必要性」について考えたので、あのような事を言ったのでした。
ほぼ出尽くした頃、A君が手を挙げ、先生にあてられて答えました。
>>A君はトイレに行きたかっただけ。
そうすると、他の生徒から「それ、さっき言った(行った)よー」と声があがりました。
>>1時間目の国語の時間にも、2時間目の算数の時間にも、彼はトイレに授業中行っていたのです。
A君がちょっと考え込んだ時、先生が、
「みんなが言ってた事を、聞いてなかったな?」
>>みんなが言っていたこととは「授業前にトイレにいけ!」
授業をどうでもいいことで邪魔したから、先生はみんなに失礼であると判断した。
実際にそうだったとしたら…立たされてるあいだ、トイレを我慢していた事に(笑)
うーむ…。
A君は、みんなが言ってたことは、普通の意味で聞いていました。
先生が「みんなが言ってた事を、聞いてなかったな?」
と言われたとき、先生が自分を責めるということは、自分が、期待されているすべきことをしていなかった違いない、と考えました。
そして、とっさに、先生の言う「聞く」という行為を、能動的行為、つまり「訊く」「訊ねる」の方として解釈しました。
そして、確かに自分自身が、みんなが言ってたことに対して訊ねるという行為をしていなかったことを認めましたが、気まずい気持ちになりました。つまり、このことを素直に認めたくなかったのです。
しかし同時に、幼いA君は、「聞く」という受動的行為と「訊く」という能動的行為の本質的違いに引っかかりを感じます。
そして、「聞く」ためには必ずしも「訊く」つまり訊ねなくて良いという事実を発見します。
それに、自分を含め、他の誰も「訊ねる」という行為をしていません。
そうです「聞かなくたっていい」のです。
ということはこの事実はまぎれもない真実であって、このことをみんなに知らせることで、
同様の気まずさから皆んなを開放してあげられると思いました。
そして思いきって先生の前で言いました…
なんか妙に説得力があります…。
が、ここまで考えていたら、泣く必要はなかったような気がします:それをそのまま言えば良かったので。
「同じものを言ってはいけない」という前提をA君は先生や生徒みんなと共有していなかったから、「聞かなくたっていいもん!」と答えたのだと考えました。
いえ、それほど身勝手ではありませんでした。
仮にA君がみんなの話を聞いていたとすれば、「聞かなくたっていいもん!」は、
「みんなが言ってたことなんか聞かなくてもいい」ではなく、「みんなが言ってたことを聞いていたかどうかなんてわざわざ僕に聞かなくてもいい」という意味ではないでしょうか。
記憶ミスで重複した答えを出してしまったことに対する先生の「みんなが言ってた事を、聞いてなかったな?」という言葉が皮肉に聞こえて、反射的に出てしまった言葉だと思います。
先生の言葉の意味は理解してますので、そうではありません。
一応、ちょっと考えてから応えてますので、反射的という事もありません。
記憶ミスというのは合ってますね。
「後出しジャンケン」のようで気が引けますが(私も最初は「重複」
の線で考えてました)。
まず、
◆他の生徒がそれまで挙げた乗り物の中にA君が知らなかった
もの、A君にとって新奇なものは1つもなかった。
しかし、
◆うっかりミスで、先に誰かが答えた乗り物を挙げてしまった。
重複を指摘された際、A君は自分の知っている乗り物を頭の中で
列挙し、他の生徒が既に挙げていたかの探索を始めた。
そこに先生から「みんなが言ってた事を、聞いてなかったな?」と
たたみかけられ、A君は10.yamaoritaniori様の解答のように
◆まず自分で考えて、自分の記憶から答えをもってくるのが本当。
他の人の発言に頼るのは「ずる」(または自分のリソースが
尽きたときの非常手段)。
という考えをもっており、さらにこの場合は他の生徒の答えた
乗り物も全部自分の記憶の中にあるわけだから
◆(正々堂々と)自分の記憶から探します、他の人の答えには
頼りません。
という意と、16.key_potpot様へのコメントにある「逆切れ」
があいまって「聞かなくたっていいもん!」という発言をするに至った…
「フェアプレー精神」が裏目に出てしまったわけですね。
いかがでしょうか?
かなり正解に近いです。「A君が知らなかったもの、A君にとって新奇なものは1つもなかった」「うっかりミスで、先に誰かが答えた乗り物を挙げてしまった」というところは、ほぼ正解です。
A君:他の生徒の意見のうち、最も良かった回答をわざと言う。
↓
先生:「みんなが言ってた事を、聞いてなかったな?」
↓
A君:「聞かなくたっていいもん!」と答えることで、
みんなの意見を聞いていなかったのにその回答を答えた=自分もその最も良かった回答を知っていた
ということをアピール
さすがにそこまでずる賢くありませんでした(笑)
「聞かなくていい」のは、この子(というかあなた?)がちょっと考え込んでいる間に他のクラスメートが言っていたことなんじゃないですかね。やさしいクラスメートならヒントとか答えとかくれたかもしれないし。先生が「ヒントくれてたよ」「教えてくれてるよ」的な意味で言ったとしたら、プライドもあるし、「聞かなくていいもん!」と答えるんじゃないかなぁ。
と、ボクが先生なら反省します。
A君の場合は違いましたが、そういう事もあっても不思議ではないですね。
「みんなが言ってた事を、聞いてなかったな?」という問いに
「聞いていた」と答えると
重複した回答に対してしまっているので、みんなから嘘つき呼ばわりされてしまう。
「聞いていなかった」と答えると
先生から怒られてしまう。
必死に考えた結果
中間(?)の「聞いてなくてもよかった」という発言をした。
ジレンマという奴ですね。にっちもさっちも行かない、あちら立てればこちらが立たず、犬が西向きゃ尾は東。難しいですよね。
私も最初みたときは「重複してはいけない、という制限がないから」だと思っていました。
ヒントをもとに考えると、先生が普段から、
他の人が言っているから「正しい」なんてことはない。
「みんな」が何を言っていても、聞かなくていいんだ。
物事は自分の頭で考えることが大切だ。
と言うようなことを言っていたからではないでしょうか。
A君は確かに他の生徒の答えを聞き漏らしていたのかもしれませんが、
自分で考えた乗り物を答えたのです。
だから「もうそれは言った」と言われたときに、
→ でも、自分で考えたんだからいいんだよな? と考え込み、
先生から「みんなが言ってた事を、聞いてなかったな?」と聞かれて、
→ いつも先生から教えられていたとおりに「聞かなくたっていいもん!」と答えたのです。
ようするに、先生は自分がいつも、どういう事を言っていたのか、
すっかり忘れていたわけです。
うむむ。先生がそんな事を言っていたかどうかはちょっと分からないですねぇ…。でも本当にそういう事を言っていたとしたら、こうなる事もあり得ますね。
実はA君はとても気配りのできる子だった。
クラスに1人、とても恥ずかしがり屋で、今まで一度も授業で手を挙げたことがない子がいた。(B君とする)
B君は乗り物が大好きだったので、先生の質問に、勇気を出して生まれて初めて手を挙げた。
しかしB君が先生に指名されないうちに、B君が用意していた回答は全て言われてしまった。
B君は意気消沈し、途中から手を降ろしてしまったのだ。
A君はそのことに気がついていて、なんとかB君に答えさせてあげたくて、
B君にあからさまに手をさしのべるわけでなく、プライドを傷つけない形でB君に再び手を挙げてもらう方法を考え、
「重複していても良い」という前例を作ろうとして、あえて前の子と同じ答えを言ったのだった。
そういう子はいませんでしたが、仮に居たとしても、そこまで気配りできる子では無かったと思います。
みんな一斉に手をあげて、ひとりひとつずつ答えてゆきます。
きっと、このときA君も手を挙げていたのでしょう。
しかし、先生が任意に選んだ生徒にひとりずつ回答させていたのだと思います。
すると、A君は少し考えてから、
「聞かなくたっていいもん!」
と先生に言い返しました。
A君にとっては、「世の中にはどんな乗り物がありますか?」という質問に対し、
すぐに自分の答えを言おうと手を挙げているにもかかわらず、
先生が自分になかなか当ててくれなかった。
だから、悪いのは同じ答えを行ってしまった自分ではなく、
自分に答えさせてくれなかった先生のせいだ!
先生の最初の質問に対してはちゃんと答えているのに!
ということで反論したのではないでしょうか。
手を挙げてるのになかなか当ててくれないと、結構フラストレーションが溜まりますよね。
宿題をやって来ても、一度も当ててくれなかったら、宿題をする気がなくなるのと同じですね。
「さっき言った」のもA君だったから。
別の生徒は、「A君はさっきと同じ答えを言っている」という意味で言ったのに、先生は「他の生徒と同じ答えを言っている」と勘違いした。
問題なのは自分で言ったことを覚えていなかったという点なので、他の生徒の発言を聞いてなかったこととは関係ない。
いえ、A君はその時初めて発言したのでした。
先の回答にある重複云々とにているのですが、
「他の生徒」は(挙手→指名→回答)という正当な手続きを踏んでいなかったため、
Aくんは正当な回答と見なしていなかったのではないでしょうか。
すなわち、「(正しい答え方をしなかった回答なんて)聞かなくたっていいもん!」となったのです。
当時の子は、この点については結構真面目で、そのような事はありませんでした。
A君のクラスは40人のクラスでした。
仮にA君以外の人が答えていたとすると、ほとんど全員が言い終わった段階では、39人答えており、この時点で重複がないとすると39種類の答が出ていたはずです。
でも、39個も覚えてられないので、A君は重複した答を言ってしまったのです。
先生に、「みんなが言ってた事を、聞いてなかったな?」と言われたときの心境はきっとこうだったでしょう。
がんばってみんなの答を聞いてたけど、39個も覚えてられないよ。
がんばっても出来ないようなことを要求されるくらいなら、最初からやらないよ~だ。
それで、A君は「聞かなくたっていいもん!」と言ってしまったのです。
どうでしょう?
筋は通ったかなと思ったのですが。
筋は通ってますが、さすがにクラスの全員が答えたわけではないです。でも、記憶しきれない、というところはかなり近いです。
ちなみに、昭和50年代は1クラス45人でした。
クラス全員の発言を完全に覚えているのは困難ですよね。
A君も答えを考えるのに夢中で、他人の回答を聞き落としていたことはあったでしょう。
でも、友達や先生に指摘されたとき、A君は思いついたのです。
各個人が全員の発言をチェックするよりも、発言した本人が自分の発言と重複する発言が出ないかチェックする方が楽だということを。
これは、A君が楽になるだけでなくクラス全員が楽になる方法なのです。
そうでなければ単なる記憶力大会になってしまいますから。
それは良いアイディアです。そのままゲームとして使えますし、人の言う事を聞く訓練にもなります。単に単語をチェックするのではなく,意味も考える、という応用もできますし。
先生がテスト等の時に「答えを誰かに聞いたりしてはいけません。」と言っていた。、
そのため、A君はみんなが答えを言っている時も「人の答えは聞いてはならない」と思いこんでしまった。
つまり、みんなの答えを聞かないようにしてた。
そこで出たA君の発言が、「聞かなくたっていいもん!」ではないかと。
生憎、これは違います。さすがにそこまで突っ込んで物事を考える子ではありませんでした。
小学校1年生ということなので、少し笑い話的に、
乗り物なんだから、「乗る」ことはあっても、「聞く」ことはないじゃん
と考えて、「聞かなくたっていいもん!」と言ってしまった。
という回答でどうでしょう?
妙な説得力があります。
A君はとても真面目で、他の子と同じ様に、今まで誰も言ってない乗り物を言ったつもりだったのだ。
それなのに、迂闊にも誰かと同じ答えを言ってしまった。
ちゃんと他の子の答えも聞いていたハズなのに!
自分では聞いていたつもりだったのに失敗してしまった...
だから、それは聞いてないのと同じだ...
もう失敗しちゃったんだから、聞いても聞かなくても同じだった...
で、「聞かなくたっていいもん!」
けなげにも悲しいねぇ..
ほぼ正解です!。
「もう失敗しちゃったんだから」というのは違いますが、他は合ってます。
たぶん、生徒のあげていった乗り物を、先生が黒板などに書いていったんじゃないですか?
「みんなが言ってた事を、聞いてなかったな?」という質問に対する「聞かなくたっていいもん!」の真意というのは、「聞かなくったって、黒板に書いてあるものを読めばいいじゃん。というか、そもそも聞いたものだけで全部覚えるなんて、ムリだろ」というものではないでしょうか。
A君は先生の「聞いてなかったな?」という言葉を、聴覚的に「聞く」ことに限定して考えてしまったからなのでしょう。
黒板に書くという事はしてませんでした。むしろ、黒板に書いてあったなら、あのような事にはならなかったと思うんです。
ほぼ正解です!。
「もう失敗しちゃったんだから」というのは違いますが、他は合ってます。