白いTシャツに透明な漂白剤をかけて20秒ぐらいすると、漂白剤が白濁します。
「おお、汚れがとれている」と思って安心して洗濯機で回すのですが、洗いあがってみると、とりたかったシミはほとんどとれずに変わらず残っていたりします。
では、あの白濁はなんなのでしょうか。
Tシャツを白く染めている成分が落ちているのでしょうか?
ご参考までに詳細を書くと、綿100%のTシャツに、ワイドハイターという漂白剤を使っており、ワイドハイターの成分は、「過酸化水素(酸素系)、界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)」となっています。
おわかりになる方がいらっしゃいましたら、教えてください。
過酸化水素はつまりオキシドールで、その漂白作用は還元作用によるものです。
http://sentaku-shiminuki.com/senzai/kiso-hyouhaku-5.html
過酸化水素は水の分子に酸素原子が一個くっついたもので非常に不安定でして、これは容易に酸素を吐き出します。
で、泡の正体ですが、ズバリ酸素です。
白濁の正体は、酸素の泡だということですね。ありがとうございます。