起源については唐の朝廷がどうのこうのとかよく聞きますが、
起源以外にもいろいろと雑学的なことがあるのではないかと思います。
「2008年小学生のお年玉の使い道第1位ははゲーム購入」とか、そんな感じでも良いです。
(さすがに普通すぎますが、これくらい単純なことでも良いということです)
で、もう1点
▼海外のお年玉事情を教えて下さい。
海外のお年玉事情はどういう感じなのでしょうか。特に欧米。
お年玉に代わる何かがあるのでしょうか。変わったお年玉があれば教えて下さい!
宜しくお願い致します。
「お年玉」を、「新年」を迎えたあとに「大人(目上)が子供たち(目下)に現金を贈る習慣」であると定義すると、欧米などにはその習慣はたぶんありません(地方ごとに何かあるかもしれませんが、特に聞いたことはありません)。基本的に「新年を祝う」のは大晦日と元日だけで(クリスマスは長く休みますが、1月2日から通常通り)、「新年をおじいちゃんの家で迎える」といった習慣も特に一般的ではないと思います。また、クリスマスは、過ごし方としては日本の年末年始と同じようなものですが、贈るのは現金ではなく物ですよね。
ただし、クリスマスの翌日の26日を「ボクシング・デー」といい、この日に使用人に主人が箱(ボックス)を渡し、休暇を与える、という習慣は、英国、オーストラリア、カナダなど英国の国家元首を国家元首としていただいている国などにあります(正確には「ありました」、かも)。起源としては、職人のところに箱を置き、親方、弟、顧客などが現金を入れて、クリスマスのあとにその箱に入っていたお金を工房の従業員で分ける、という風習があったとのこと。それがどこかで「裕福な家庭で主人が使用人にお金を与える」ものになったようです。英語版ウィキペディアによると、18世紀には既に「主人が使用人に与える」という習慣になってるみたいです。また、今は見られないようですが、かつては25日に使用人が仕事を始めるときに箱を持っていき、主人がそこにコインを入れて年末の贈り物とするという習慣がイングランドにあったそうです。なお、私の知る限りでは、現在ではこの日は「スポーツを楽しむ日」という意味合いが強いです。(サッカーのboxing day matchなど。スポーツのボクシングはあんまり関係ありませんが。)
それと、今年はちょうど今週がユダヤ暦のニューイヤー(ローシュ・ハシャナー)だったのでいくつか直近のニュース記事などを見てみました――でも特に何か、というものは見つけられませんでした。「お年玉」的なものというと、At Rosh Hashanah children traditionally receive new clothes. (新年には子供たちが新しい服をもらう伝統がある) のだそうです。どういう服なのかはちょっとわからなかったのですが、宗教的な意味合いはどうやらなさそうなので、ふだんも着て歩ける服ならまさに「お年玉」的なものかもしれませんね。ほかには、「シナゴーグで角笛の音を聞く」とか、「ハチミツにひたしたリンゴを食べ、良き年を祈る」とか、「川まで行ってポケットの中を空にし、お清めをする(ポケットの中にパンをひとかけら入れておく習慣がある)」といった説明や、この時期の特別のパンがあるとかいった説明がありますが、これらはお年玉とは関係ないですね。
調べてみたらおもしろいので、アジアからもいくつか。
香港(旧暦のお正月のお祝い)※引用時に改行を変更しました:
http://ameblo.jp/ivy-garden/entry-10069624223.html
香港のお正月には日ごろお世話になった方にお年玉をあげる制度があります
……
2月7日 元旦 8日 9日 は絶対に渡さなければいけないらしいです
……
香港人に聞くと夫婦は別々に包むのが普通みたいです
……
というような内容で、大変に詳しく書かれています。マンションの管理人さんなどいろいろな人にお金を贈るというのは聞いたことがあったのですが、「夫婦でも別々に包む」というのは初めて知りました。
同じく香港:
http://woman.excite.co.jp/beauty/cosme/world/hongkong_008.html
……香港では贈り物を縁起のよい赤い包装紙に包み、食べ物やお酒などをお互いに贈りあう。子供達や未婚の男女、時には部下にあるいは老人にお年玉を渡す。……
ベトナム(テト、つまり旧暦のお正月です)※改行を変更:
http://nanetsu.blog91.fc2.com/blog-entry-21.html
ベトナムにもお年玉あげる習慣がある。
しかも関係ない大人にもあげる。例えばタクシー乗って、4万ドン位だったりすると5万ドン出して釣りはいらないヨ、リーシー(お年玉)だ、とっといて。とかやったり。……
同じくベトナム(写真多数):
http://www.tulip.sannet.ne.jp/t-takeoka/yoyuteto.html
ベッドメーキング時にお年玉が置いてありました。中身は500ドン(約3.3円)でした。ラッキーマネーとして、小額ですが広くお年玉を渡す習慣があります。私も現役の時はこの時期かなりの数を準備しました。アパートの従業員などにも配ります。
おまけで、ブラジル(新年に現金を贈り物にするわけではないのですが、すごくおもしろいので):
http://www.citydo.com/city-web/december/01.html
「お年玉はありませんが、12月24日の夜に教会のミサに行った後、家族で大食事会を開くんですが、その時、夜中にごちそうを食べながらプレゼント交換をします」とブラジル人の池田ギオマールさん。
……
「クリスマスには女性側(妻側)の家族、新年には男性側(夫側)の親戚の家に行くというのが風習になっています」。……
……
「ブラジルでは、その人の好きなものをあげないといけないので、相手が何が欲しいか、何が好きか、日頃からたくさん話をしているので、買い物に迷うことはありません。また、プレゼントをもらったらその場で開けて、もしそれが気に入らなかったら、返してもいいんです」。
……
贈った人はもう一度お店に行って、相手の気に入りそうなものと交換してまた贈り直します」……
親戚一同のなかにひとりやふたり、ひどく悩む人がいそうですよね。
あと、雑学というか余談ですが、米国にお年玉つき年賀はがきを送ることについてのおもしろい文章。本文だけでなく、コメント欄@12-27 12:23もあわせてお読みください。
http://moneyzine.jp/article/detail/27197
「お年玉」アンケート 2008年の「お年玉出費」は平均20,467円
こんなのもありました。
結構大きい出費ですよね~。ちょっとでも考察の足しになれば幸いです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1210829...
似たような質問もあるのですね^^
中国には『紅包』という物があるようです。
子供だけでなく、大人も勤務先からもらえることが多い、ご祝儀みたいなもの。
欧米はクリスマスがお年玉に該当するからないのではないでしょか?
中国はいろいろ言い方があるみたいですねー。
ありがとうございます。
ほんのちょっとしたことですが。
中国式は、赤い袋です。
<紅包>(ホング・バオ)というそうです。
ふむぅ。
ありがとうございます。
「自分の子どもに渡したお年玉、ずばりおいくら?(高校生)」の投票結果です。
コメントは新着順に掲載しています。
http://benesse.jp/vote/voteBackNumber_3293_2.html
お年玉といえば
お年玉袋には最高116万円入る。
http://trivia-zatugaku.blogspot.com/2007/02/no023116.html
中国ではすでにお正月気分。2007年は2月18日が旧暦(農歴)の元旦である。日本と同様、子供にはお年玉(中国語で「圧歳銭(ヤースイチエン)」 )を渡す。
アメリカでは日本で言うお年玉というものがないので、このクリスマスプレゼントには何万もかけるそうだ。これがアメリカの子供にとっての〈お年玉〉なのだ。
韓国
日本でも韓国でも共通して子供はお正月にお年玉をもらいますが、日本ではお年玉袋(ポチ袋)などに入れて渡すのが一般的ですよね。 韓国ではお年玉を渡す時、 ...お札を折らないで、大きい白い封筒に入れます。 新しい年を迎える時に渡すものということもあって、お札を新券又はきれいなものを準備する人も多く、年末になると銀行も大変忙しくなります。
http://www.koreanculture.jp/japanese/info_mame_view.php?year=all...
・お年玉の由来:日本での由来
http://gogen-allguide.com/o/otoshidama.html
http://www.7key.jp/data/word_custom/otoshidama.html
http://www.geocities.jp/taku1361/fuzoku-syukan.html
・お年玉を入れる袋を「ポチ袋」というそうです。その由来。
「お年玉」を、「新年」を迎えたあとに「大人(目上)が子供たち(目下)に現金を贈る習慣」であると定義すると、欧米などにはその習慣はたぶんありません(地方ごとに何かあるかもしれませんが、特に聞いたことはありません)。基本的に「新年を祝う」のは大晦日と元日だけで(クリスマスは長く休みますが、1月2日から通常通り)、「新年をおじいちゃんの家で迎える」といった習慣も特に一般的ではないと思います。また、クリスマスは、過ごし方としては日本の年末年始と同じようなものですが、贈るのは現金ではなく物ですよね。
ただし、クリスマスの翌日の26日を「ボクシング・デー」といい、この日に使用人に主人が箱(ボックス)を渡し、休暇を与える、という習慣は、英国、オーストラリア、カナダなど英国の国家元首を国家元首としていただいている国などにあります(正確には「ありました」、かも)。起源としては、職人のところに箱を置き、親方、弟、顧客などが現金を入れて、クリスマスのあとにその箱に入っていたお金を工房の従業員で分ける、という風習があったとのこと。それがどこかで「裕福な家庭で主人が使用人にお金を与える」ものになったようです。英語版ウィキペディアによると、18世紀には既に「主人が使用人に与える」という習慣になってるみたいです。また、今は見られないようですが、かつては25日に使用人が仕事を始めるときに箱を持っていき、主人がそこにコインを入れて年末の贈り物とするという習慣がイングランドにあったそうです。なお、私の知る限りでは、現在ではこの日は「スポーツを楽しむ日」という意味合いが強いです。(サッカーのboxing day matchなど。スポーツのボクシングはあんまり関係ありませんが。)
それと、今年はちょうど今週がユダヤ暦のニューイヤー(ローシュ・ハシャナー)だったのでいくつか直近のニュース記事などを見てみました――でも特に何か、というものは見つけられませんでした。「お年玉」的なものというと、At Rosh Hashanah children traditionally receive new clothes. (新年には子供たちが新しい服をもらう伝統がある) のだそうです。どういう服なのかはちょっとわからなかったのですが、宗教的な意味合いはどうやらなさそうなので、ふだんも着て歩ける服ならまさに「お年玉」的なものかもしれませんね。ほかには、「シナゴーグで角笛の音を聞く」とか、「ハチミツにひたしたリンゴを食べ、良き年を祈る」とか、「川まで行ってポケットの中を空にし、お清めをする(ポケットの中にパンをひとかけら入れておく習慣がある)」といった説明や、この時期の特別のパンがあるとかいった説明がありますが、これらはお年玉とは関係ないですね。
調べてみたらおもしろいので、アジアからもいくつか。
香港(旧暦のお正月のお祝い)※引用時に改行を変更しました:
http://ameblo.jp/ivy-garden/entry-10069624223.html
香港のお正月には日ごろお世話になった方にお年玉をあげる制度があります
……
2月7日 元旦 8日 9日 は絶対に渡さなければいけないらしいです
……
香港人に聞くと夫婦は別々に包むのが普通みたいです
……
というような内容で、大変に詳しく書かれています。マンションの管理人さんなどいろいろな人にお金を贈るというのは聞いたことがあったのですが、「夫婦でも別々に包む」というのは初めて知りました。
同じく香港:
http://woman.excite.co.jp/beauty/cosme/world/hongkong_008.html
……香港では贈り物を縁起のよい赤い包装紙に包み、食べ物やお酒などをお互いに贈りあう。子供達や未婚の男女、時には部下にあるいは老人にお年玉を渡す。……
ベトナム(テト、つまり旧暦のお正月です)※改行を変更:
http://nanetsu.blog91.fc2.com/blog-entry-21.html
ベトナムにもお年玉あげる習慣がある。
しかも関係ない大人にもあげる。例えばタクシー乗って、4万ドン位だったりすると5万ドン出して釣りはいらないヨ、リーシー(お年玉)だ、とっといて。とかやったり。……
同じくベトナム(写真多数):
http://www.tulip.sannet.ne.jp/t-takeoka/yoyuteto.html
ベッドメーキング時にお年玉が置いてありました。中身は500ドン(約3.3円)でした。ラッキーマネーとして、小額ですが広くお年玉を渡す習慣があります。私も現役の時はこの時期かなりの数を準備しました。アパートの従業員などにも配ります。
おまけで、ブラジル(新年に現金を贈り物にするわけではないのですが、すごくおもしろいので):
http://www.citydo.com/city-web/december/01.html
「お年玉はありませんが、12月24日の夜に教会のミサに行った後、家族で大食事会を開くんですが、その時、夜中にごちそうを食べながらプレゼント交換をします」とブラジル人の池田ギオマールさん。
……
「クリスマスには女性側(妻側)の家族、新年には男性側(夫側)の親戚の家に行くというのが風習になっています」。……
……
「ブラジルでは、その人の好きなものをあげないといけないので、相手が何が欲しいか、何が好きか、日頃からたくさん話をしているので、買い物に迷うことはありません。また、プレゼントをもらったらその場で開けて、もしそれが気に入らなかったら、返してもいいんです」。
……
贈った人はもう一度お店に行って、相手の気に入りそうなものと交換してまた贈り直します」……
親戚一同のなかにひとりやふたり、ひどく悩む人がいそうですよね。
あと、雑学というか余談ですが、米国にお年玉つき年賀はがきを送ることについてのおもしろい文章。本文だけでなく、コメント欄@12-27 12:23もあわせてお読みください。
たくさん役立つ情報がありました!
丁寧に教えて頂きありがとうございます!
たくさん役立つ情報がありました!
丁寧に教えて頂きありがとうございます!