適正な給与額って、どのように決めていますか?
感覚的には、「その人が生み出す利益」よりも「その人の給与」が大きくなってしまっては赤字なので、
それ以下だということは分かりますが、「利益の@分の1が平均」というようなことが知りたいです。
参考となるような書籍、サイトなどを含め、給与を決めている現場の話をお聞かせください。(ボーナスなどの決め方も含め)
会社の規模や効率によって異なりますが、営業の方はよく、給料の5倍の利益を持って来い!なんていわれますよね。
以下は、あくまで1つの考え方を示すものであり、かならずしも最適解ではありません。
まず、御社の属する業界・企業規模における給与相場を調べます。厚労省の「賃金構造基本統計調査」が参考になるでしょう。
これをベースに、従業員給与の中央値を定めます。
次に、中央値の前後(階級)にどの程度に幅を持たせるか、月給と賞与の比率をどうするかを決めます。これは、その企業の判断によります。
より大きな幅を持たせる(階級上位者の年収は業界標準よりかなり大きい)ようにすれば、雇用可能な従業員の総数は減りますが、給与インセンティブによって能力の高い従業員が集まる可能性が高まります。
また、月給と賞与の比率に応じて標準報酬月額が変わってくるため、会社が負担する社会保険の支払額に影響します。これも会社にとっては重要なポイントです。
従業員数、年齢構成、階級、昇級、月給・賞与比などをパラメータとし、2~3年先を睨んだシミュレーションを行っておくことをお勧めします。
実在の企業の給与体系というのは、その企業の秘中の秘ですから、なかなか知ることはできません。
人事評価・処遇シミュレーションを行ってくれたり、システムを販売してくれる経営コンサルタントもありますが、それなりの費用をとられます。説明会に参加すると、営業から頻繁に電話がかかってくることも多く、ちょっと閉口します(苦笑)。
あとは、下記書籍に付いている Excelシートが参考になるかもしれません。
パソコンがコンサルティング 給与体系策定・採用編 (新電卓シリーズ)
ありがとうございます。参考になります。
>月給と賞与の比率
のケーススタディをガンガンしていきたいので、
それに関わる参考書籍、サイト、エピソード、もっともっと下さい!
私の住んでいる愛知県では、県が調査して公表している
職種別、年齢別の「平均賃金」があります。
おっしゃる様な、本人が稼いだ金額の何分の一、とか
会社の利益を山分けする、というような例は少ないと思います。
賞与ですが、年間5か月分、というような決め方が多いのじゃ
ないでしょうか。
うーん。。
「平均から決める」っていうのは、あまりピンと来ません。。。
ほほう。
単純に利益(売上げ)の@%が、というシミュレーションは無いものでしょうか?
賃金を上げ過ぎたから倒産した、とか。
逆に低すぎたから、倒産した、とか。
実地のケースが知りたいのです。
人件費は、その業界における平均賃金に関係すると思います。
なぜかというと、低すぎると他の会社に移ってしまったり、そもそも優秀な人材が入社してこなくなり、業績があがらない、利益率が下がり、ということになるからです。
結果、売り上げや利益率が下がり、さらに人件費にお金をかけられなくなり、人材が流出するということに。
それは分かるのですが、、、
「業界における平均賃金」というのは、あくまでも「業界における平均の利益」があって初めて出てくるものですよね?
その利益⇒賃金までの道のりを知りたい、ということです。
人件費は、その業界における平均賃金に関係すると思います。
なぜかというと、低すぎると他の会社に移ってしまったり、そもそも優秀な人材が入社してこなくなり、業績があがらない、利益率が下がり、ということになるからです。
結果、売り上げや利益率が下がり、さらに人件費にお金をかけられなくなり、人材が流出するということに。
ありがとうございます。5倍ですか。。。
先は長いぞいう感じです^^;