友人の姉(長女)が遺産を独占し、勝手に実父の財産を生前から使いこんでいたようなんですが、銀行に行っても
姉妹全員の同意書が無いと入出金の履歴は見せれない、生前に入院していた病院側も同じ対応です。
長女は、話し合いに応じる姿勢は全くなく、実父が実際にどれだけの財産が残っているのか、また、どれだけ姉が使い込んでいたかわからない状況です。専門家にも相談しましたが、長女が応じなければ成す術がないとサジを投げられました。。。
どうすればよいでしょうか?
弁護士に相談してはいかがでしょうか。遺産をめぐるもめ事などは、当事者同士では感情も入り解決しにくいので、友人と、友人の姉の弁護士(もし先方も弁護士を立ててきた場合)とで話し合いを進めていくことをおすすめします。
遺産分割協議の審判または調停を家庭裁判所に申し立てて、分割してもらうこと。
相続人本人が申請でき、担当員が親切に教えてくれます。
裁判所の権限で、各種書類を収集出来ます。
その際、実父の除籍謄本・相続人の戸籍謄本、住民票、身分証明書を持参してください。
ご質問の様子ですと、相続に関する遺書や、遺産総額も分からないということでしょうか。
さらに、相手方の協力が得られないということでしたら、家庭裁判所へ「遺産分割調停」の申し立てを行ってください。印紙税1200円でできます。
場合によっては裁判所が調査官を派遣し、遺産総額の特定を行ったうえで調停に入ります。
また、遺産総額が数千万円規模で、そのうちの1割以上が使い込まれている可能性があるようでしたら、弁護士に相談した方がよいでしょう。過去に遡って調査する必要が出てくるので、弁護士経由で調査会社を動かす必要があるかもしれません。
当然、それなりの費用がかかりますので、まずは弁護士事務所に見積依頼してください。
最初にアドバイスをしておきますが、ご友人のお姉さまが使い込んだと質問文に書かれておられますが、使い込んだという内容が病院の費用とお姉さまが仕事を休まれた休業補償あるいは仕事を辞めて看病していたなどといった事情があればむしろ経費と認められかねません。その辺を注意した方がいいですよ。看病をお姉さま一人に押し付けた上に遺産相続を巡って争ったなんて噂になったらご友人の対外的信用が損なわれますので。
さて、法的には家裁に調停を申し立て、そこでもまとまらないときに審判手続きに移行するというのが回答となります。
ここで、気になるのは質問文中にある専門家の存在で、遺産分割調停はよく行われる手続きであり専門家なら手がないと普通言い切ることは少ないはずなのです。そこで冒頭のアドバイスを記入したのですが、その辺を詳細に書いていただければ他の答えが見つかると思われます。
本文に制限があるため割愛しましたが、友人の姉の対応が明らかにおかしく、「通帳は全部燃やした」「実印は無くした」と言い、
病院側が履歴を断ったのも、長女が先回りして「他の姉妹が支払履歴を見せてくれと言っても絶対応じないように!」と厳しい口調で
言われていたようです。また、看病どころか、3か月に1回顔をだすかどうかというレベルです。
専門家(行政書士)は、「例え、使い込みが発覚しても、生前に祖父の許可を得て買ったものだから」と一言言われればそれまでという
回答でした。※補足:5年前に確認した時点の預貯金が4000万近くあったそうです。