今、企業が商品やサービスを売りたい時には、20年前とは違う売り方をしていると思います。
たとえば、商品サイトを作らなければいけません。品質管理に気を使いまくらないといけません。
すると、そこには20年前には掛からなかった費用が掛かるということです。ということは、企業は違う所の費用を削っているということですよね?
では、具体的に20年前より費用が減っている部分はどこなのですか?
人件費はその主たる部分とは思いますので、もし人件費と答えて頂ける場合は具体的な数字をお願いします。
対応してるのは、OA(オフィスオートメーション)などではないでしょうか?
システム開発、パソコン導入に1000万円掛かったとしても、年収500万円の事務員を雇わないようにすれば、
20年で、500万×20年=1億円の削減になります。
そういうところから、他に掛かる費用を捻出してるんじゃないでしょうか?
あとは、単純に純利益が減ってるとか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%B...
また、安くなったものもありますから(パソコンなどがその例)、あっち削ってこっち増えたという感じじゃないでしょうか?
WEBサイト作って店舗一つつぶすとかもありますし。
ちりも積もればなんちゃら・・って感じの3つですね。
>接待費
得意先へのお中元・お歳暮などの贈答品、冠婚葬祭などを出さなくなった。
そうですか。昔はそんなに送っていたのですね。。
私は24歳ですので、わかりませんでした。
回答ありがとうございます。
20年前と比べて売上が伸びていれば費用を削る必要はないのではないでしょうか。
hiroyukidesukaさんの質問の前提ですと費用の面しか見られていませんが、20年前よりもサイト費用が増え、品質管理費が増え。でも、それ以上に売上が伸びていれば費用を削る必要はないと思います。
単純に1980年よりも購買力は約4倍になっています。
http://dataranking.com/country.cgi?LG=j&CO=15
購買力平価換算 2005年 3,946.1 10億米ドル
1980年 1,058.0 10億米ドル
と言うことはかなり簡略化した結論になりますが、単純に費用が4倍かかっても売上は4倍になっているので、利益は出るという計算になります。
ほぉーー!!
たしかにその考えは抜けていました。
言われてみればそうですね。
「不況。商売が難しくなった。倒産。リストラ」などネガティブな意見に振り回され過ぎているのかもしれません。
回答ありがとうございます。
商品サイトを作ったりというのは、宣伝・広告費の中身の比重が変わっただけな気がしますが
個人的には、全体的なコストの低下や生産性向上で吸収されていると感じます。
例えば通信の分野でも、20年前であれば電話加入権などの初期費用や
電話機そのものの値段、基本料・通話料など今とは比べ物にならないくらい高コストだったはずです。
パソコンやコピー機なども、コスト・機能などは今と比較にならないでしょう。
各都道府県の営業所などに社内報を配る場合も、本社で制作・配送していた所も多かったでしょうが、
いまやグループウェアを使って、各人のパソコン上で閲覧できる時代になっています。
わざわざ紙に印刷・運送などの労力やコストが省けます。
あとは法人税なども、昔に比べてかなり低減されていると思います。
生産性については、説明を省かせて頂きますが、ポケベルがケータイやノートPCなどの
モバイル機器に置き換わっただけでも、相当な生産性向上になった気がします。
その分、働く人間への負荷が増えてきたとも考えられますので、ご質問とは関係ないのですが
少子化の原因などは、このあたりも起因しているのではないかと感じています。
ほかの方の回答にもありましたが、通信費というのは、各段に安くなったみたいですね。
社内報の説明にも納得ができました。
法人税も安くなっているのですね。
しかし、この質問から少子化問題に繋がるとは思ってもいませんでした。
もっと少子化問題に積極的な社会になればいいですね。
少子化問題を解決することが生産性を上げる一番の薬かもしれませんね。
回答ありがとうございました。
基本的には私の考えはd-moさんと似ています。
機械の導入などによる生産性の向上が機械のコスト分以上に人件費を下げているというのが一番正解に近いと思います。
具体的な例を挙げて考えてみましょう。
今、hiroyukidesukaさんは社員10名のパソコンメーカーの社長だとします。
社員には日給として1人につき1万円払っています。社員は全員同レベルの生産性の労働者だとします。
社員の仕事内容は、手作業によるパソコン部品の組み立てです。
CPU、HD、マザーボード、ディスプレイその他諸々のすべての仕入れ原価を合計すると5000円だとします。
社員は1人1日につき1台だけパソコンを組み立てることができます。
社長のhiroyukidesukaさんはそれを3万円で小売店に売りさばきに行きます。
そうすると、PCの価格の内訳は以下のようになります。(土地代、税金などは無視します)
1台3万円のPC = 仕入原価5000円 + 人件費1万円 + 利益15000円
1台売れば15000円の利益で社員が10人いるのですから、会社の1日の利益は15万円になります。
社長のhiroyukidesukaさんは毎日ホクホクです。
しかし、ここでライバル企業が現れます。同スペックのPCを2万円で小売店に売り出す企業が出てきたのです。
hiroyukidesukaさんは頭を悩まします。今まで通りの3万円では小売店はうちからは買ってくれませんし、
かと言って2万円で売り渡せば、利益は1台あたり5000円にまで下がってしまいます。これでは日々の生活が少し苦しくなりそうです。
が、社長のあなたは妙案を思い付きます。
今までひとりひとりが別々に1からPCを組み立てていたのを、
大型の機械を導入して流れ作業にしてしまえば大幅に生産性が向上できると考えたのです。
銀行から500万円の借り入れをして寿命5年(減価償却とも言います)の大型ライン生産機を購入しました。
この機械の導入により、社員は全員が流れ作業で素早くPCを組み立てられるようになり1人あたりの生産性は50倍になりました。
つまり、1日社員10人で500台のPCが生産できるようになったのです。
(細かい話をすれば、生産性の向上は機械化だけでなく分業の効用もあります)
さて、ここで具体的にコストの内訳の変化を計算してみましょう。
1年間の労働日を250日だとします。5年間で1250日あります。
社員10人で1日500台のPCが造ることができますから、5年間で生産できるPC数は
500台 × 1250日 = 62万5千台になります。
機械の導入で5年間で62万5千台も生産できるようになりました。
1台あたりの大型ライン生産機のコストは、
500万円 ÷ 62万5千台 = 8円
500万円の高額機器も生産性の大幅な向上により、1台あたりわずか8円のコスト増で済みます。
では次にPC1台あたりの人件費はどのぐらい減ったのでしょうか?
日給が1万円で1人で50台生産できるようになっているので、
日給1万円 ÷ 50台 = 200円
これまた大幅に1台あたりの人件費が下がりました。
機械導入前のPC1台あたりの総コストは、
仕入原価5000円 + 人件費1万円 = 15000円でした。
それに対して機械導入後のPC1台あたりの総コストは、
仕入原価5000円 + 人件費200円 + 大型ライン生産機8円 = 5208円になりました。
機械導入前のおよそ1/3にまでコストが下がりました。
機械を購入したことにより、確かにその分はコストが多少上がりました。
しかし、それ以上に生産性が向上したので人件費は大幅に圧縮されたのです。
他に参考になる例として、
歴史的な観点からイギリス産業革命による繊維産業の発展及びそれに伴う熟練労働者のラッダイト運動、
20世紀初頭の米国でのT型フォードのライン生産による生産性の向上と自動車の大衆化などがあります。
上記の2例は生産性、コスト、価格などの関係をより本質的に説明している現象かと思います。
これらがわかれば通信費の低下などもより明確に理解できるようになるかと思います。
ご参考までに。
この質問には関係ありませんし、hiroyukidesukaさんはすでに実行されているので、
あまり意味はないかもしれませんが、こういうのがありますのでもしよければお読みください。
上記の生産ラインの効率化はわかっていたつもりですが、頭でわかっていただけなので、ご丁寧に説明して頂きありがたいです。
確かに、この考え方を使うといろいろなところでコストカットができますね。
やはり時代によって商売はカタチを変えながら行っていくのですね。
基本というか。原点みたいなことですけど、
BLOG15さんの回答を読むまで自分の中で言語化できていなかったので助かりました。
回答ありがとうございました。
OAですか。しかし、実際にOAで経費はさがるのでしょうか?セキュリティーやサーバー、などなどであまり変わらないのでしょうか?
今、大企業では、逆に大事な資料はデータではなく紙で保存すると聞きます。
>また、安くなったものもありますから(パソコンなどがその例)、あっち削ってこっち増えたという感じじゃないでしょうか?
ここをもっと具体的にお伺いしたかったです。
回答ありがとうございました。