小学生に説明するということで、化学として正確な表現ではないところもあると思いますが、わかりやすさ優先で寓話的に説明を考えてみました。
ナトリウムさんという一家は子沢山です。お隣には塩素さんという一家が住んでいます。あるときナトリウムさんの住んでいる家が洪水に襲われました。普段は家族の結束の固いナトリウムさん一家ですが、末っ子の電子君はそのときお隣の塩素さんの家に遊びに行っていたので逃げるときに電子君がお隣の塩素さんの家族と一緒についていってしまいました。洪水の混乱の中、いなくなった電子君を探すナトリウム一家、そして塩素さん一家も電子君を帰してあげようとしていました。
物を小さく分割していくと原子という物質になります。周りの物は全て原子からできています。原子はいろいろな種類があって、先の例ではナトリウムさん一家や塩素さん一家が原子にあたります。原子の中には電子というものがあり、洪水で電子君が塩素一家についていってしまったように、水に溶かすと電子が他の原子についていってしまうことがあります。電子君がいなくなったナトリウムさん一家や電子君が多くなった塩素さん一家のように、電子を受け渡したり電子を受け取ったりした原子をイオンと言います。
そして、ナトリウムさんと塩素さんが住んでいた食塩町では洪水で子供がばらばらとなってしまいましたが、水に溶けることで電子を受け渡してイオンとなる物質を電解質と言います。
小学生に説明するということで、化学として正確な表現ではないところもあると思いますが、わかりやすさ優先で寓話的に説明を考えてみました。
ナトリウムさんという一家は子沢山です。お隣には塩素さんという一家が住んでいます。あるときナトリウムさんの住んでいる家が洪水に襲われました。普段は家族の結束の固いナトリウムさん一家ですが、末っ子の電子君はそのときお隣の塩素さんの家に遊びに行っていたので逃げるときに電子君がお隣の塩素さんの家族と一緒についていってしまいました。洪水の混乱の中、いなくなった電子君を探すナトリウム一家、そして塩素さん一家も電子君を帰してあげようとしていました。
物を小さく分割していくと原子という物質になります。周りの物は全て原子からできています。原子はいろいろな種類があって、先の例ではナトリウムさん一家や塩素さん一家が原子にあたります。原子の中には電子というものがあり、洪水で電子君が塩素一家についていってしまったように、水に溶かすと電子が他の原子についていってしまうことがあります。電子君がいなくなったナトリウムさん一家や電子君が多くなった塩素さん一家のように、電子を受け渡したり電子を受け取ったりした原子をイオンと言います。
そして、ナトリウムさんと塩素さんが住んでいた食塩町では洪水で子供がばらばらとなってしまいましたが、水に溶けることで電子を受け渡してイオンとなる物質を電解質と言います。
電解質
水溶液に電流が流れる物質(水にとけるとイオンになる物質)
イオンはおもに水溶液の中で存在しています。単体では不安定で存在できないような原子(Na、Clなど)もイオンの形で安定を保っています。
細かいところは端折って説明してみます。
カッコの中は必要に応じての付け足しです。
【イオン】
この世のあらゆるものは、「原子」でできています。
「原子」は、プラスの粒子とマイナスの粒子が
同じ数ずつ集まってできたかたまりです。
(種類の違う「原子」が集まったものを「分子」と呼びます。)
(プラス粒子は「陽子」、マイナス粒子は「電子」と呼ばれます。)
原子は、マイナス粒子を他の原子にあげたり、
マイナス粒子を他の原子からもらったりすることがあります。
(その方が、お互いに安定することがあるからです。)
(あげる方ももらう方も、満足して落ち着きます。)
マイナス粒子が原子から別の原子に移動して、
プラスとマイナスの数が合わなくなってしまったのが「イオン」です。
(マイナス粒子をもらって、マイナスの力が大きくなったのが「陰イオン」。)
(マイナス粒子が減って、プラスの力の方が大きくなったのが「陽イオン」。)
(「分子」も同じようにしてイオンになります。)
【電解質】
水に溶かした時に「陽イオン」と「陰イオン」に分かれる物質を、「電解質」といいます。
(イオンになった「電解質」が溶けていると、水は電気を通します。)
(普通の水は電気を通します。これは「イオン」が溶けているからです。)
(実は、何も混ざっていない純粋な水は、電気を通しません。)
* * *
実際に説明する時には、プラス:●、マイナス:○などとして
図で説明できればもっと分かりやすいかもしれません。
■「イオン」
イギリスの科学者ファラデーは、ギリシャ語の「行く(ion)」という語にちなんで、電気を帯びて動く粒子をイオンと名付けました。
イオンとは、原子や分子のような粒子が、電子をやりとりすることによって電気を帯びたものをいいます。
http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/kagaku/archive/chapter006.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%B3
■「電解質」
電解質とは水などに溶けたときに、プラスの電気を帯びた粒(イオン)と、マイナスの電気を帯びた粒に分かれる物質のことです。
たとえば、固体の食塩は電気を通しませんが、水に溶かして食塩水にすると電気を通します。食塩つまり塩化ナトリウムは、プラスの電気を帯びた粒と、マイナスの電気を帯びた粒が交互に並んでできています。固体の状態では、粒が動かないので電気を通しません。
しかし、水溶液にすると、プラスとマイナスの電気を帯びた粒(イオン)に分かれます。すると、マイナスの電気を帯びたイオンはプラス極に、プラスの電気を帯びたイオンはマイナス極へ動き電気を通すようになります。食塩のように水に溶けて電気を通すようになる物質を電解質と言います。
http://www.nhk.or.jp/kokokoza/tv/kagaku/archive/resume006.html 「高校講座 化学」●イオン結合の項目参照
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E8%A7%A3%E8%B3%AA
コメント(1件)
いずれもすばらしいご説明でしたが、
自分が小学生になた気分でみると、、、
で、SALINGERさんとさせていただきました。
あらためて、みなさんにお礼申し上げます。