頭部CT検査と頭部MRI検査には得られる情報にどういう違いがあるのでしょうか。医療関係者の方の回答を宜しくお願い致します。

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  • 登録:2008/11/10 23:35:37
  • 終了:2008/11/12 06:26:54

回答(2件)

id:T-pon No.1

T-pon回答回数424ベストアンサー獲得回数42008/11/11 01:01:14

ポイント10pt

脳外科のかけだしの修練医です。

CTは出血をみるのに有用。あと骨の形が詳細にわかります。

MRIはそれ以外の幅広い疾患の鑑別に有用です。ちなみに、骨自体はMRIには描出されません(骨髄の脂肪は描出されます)。

MRIでは出血性変化はそのほかの疾患との区別が一見つきにくいです(画像上は腫瘍とみまちがえられたりします。通常は、時間経過や病歴から区別は容易です)。

参考になる本です

http://www.amazon.co.jp/%E6%96%B0%E7%89%88-%E3%82%88%E3%81%8F%E3...

id:totsuan No.2

totsuan回答回数331ベストアンサー獲得回数582008/11/11 01:19:11

ポイント60pt

ども。

>頭部CT検査と頭部MRI検査には得られる情報にどういう違いがあるのでしょうか。

http://oshiete1.goo.ne.jp/qa1020676.html

誤解を覚悟の上で端的に言うと、CTでは比較的硬い(あるいは細胞密度が高い)もの、MRIではより細かい変化の確認を求めるときに使い分けます。

例えば脳梗塞の場合、発症1-2時間後の超急性期においては、現在血栓溶解療法による脳血流の改善治療に注目が集まっています。この段階においては脳血管が閉塞した先の脳組織は循環不良によって少しずつ細胞浮腫が起こりますが、まだ完全に死んでいる訳ではありません。MRIにおいては拡散強調画像(DWI)という特殊な撮影方法を用いることで、組織中の水分子の動き(※正確にはプロトン分子)を確認することができます。また、MRAngioによって血管内血流を中心とした画像の再構築を行うことで、造影剤を用いることなく描出されない血管(=閉塞部位)を特定することも可能です。これにより、局所選択的な治療方針を立てることもできます。しかし残念ながらCTではこれらの微細な変化を捉えることは難しく、浮腫がいよいよ強くなって組織全体が腫脹してくると脳溝の変化などのマクロな変化として捉えることはできますが、ここまで至ると脳梗塞の原因である血栓が完全に固まってしまっているので治療の適応外となってしまいます。また、変性疾患による微小な組織の細胞変化を見極めたり、fMRIなど特定の状況下における脳機能の研究などにも応用されており、これからの脳研究における先端を担う機器といえます。

http://www.neurol.med.yamaguchi-u.ac.jp/fMRI.htm

CTのメリットは装置の起動から撮影、画像完成までの時間がMRIよりも速い点と、X線を用いるために頭蓋骨直下の構造も比較的はっきり確認することができるという点です。血腫や骨折などの確認においては特にその威力を発揮します。造影剤を用いれば血流に関連した評価を行うこともできるので、頭頚部腫瘍の検索などにも用いられます。

むしろ疑う疾患の種類によって、どちらの検査を先に行うべきかという判断が難しいところです。最近は何でもMRIという流れになりつつあるのかもしれませんが、それぞれに得意・不得意や使用条件があり、状況に応じた使い分けが必要です。

お粗末さまでした。

id:photos

いつもどうも有難うございます。

2008/11/11 06:37:23

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