CMもやってないし、ニュースではじめて
知りました。
H&Mは、製造型小売業(SPA:Speciality store retailer of Private label Apparel)と呼ばれる、自ら製品を企画し、自社製品として委託生産させ、自らのチェーン店で販売する業態の大手です。
米国GAP、ZARAを展開するスペインのインディテックスグループに次いで売上高は世界第3位であるとともに、GAPを始めとした多くのSPAが、顧客ターゲットを絞ってGAPのようにOLD NAVYやBANANA REPUBLICといった複数のブランドを展開しているのに対して、H&Mはワンブランドでの売上高を見れば世界最大です。
来年銀座にアジアの旗艦店舗(フラッグシップストア)をオープンさせるAbercrombie & Fitch(アバクロ)やユニクロ、そしてしまむらも顧客ターゲットが違うだけで業態としてはGAPが提唱し築き上げたSPAに属します。
一言で言ってしまえば、アメリカ版ユニクロがGAPで、ヨーロッパ版ユニクロがH&MやZARAということです。ただユニクロ以外は顧客ターゲットを明確に絞り込んでいる点と、日本にはまだ店舗が少なくて希少価値的な部分があってあのような大賑わいになったのでしょう。
GAPがマクドナルド並にいっぱい店舗のあるマンハッタンではGAPの服を自慢げに着ている人などいませんが、逆にマンハッタンにはSOHOに旗艦店をオープンさせたばかりのユニクロが注目されているのと同じで今は珍しいから人が集っている状態でしょう。
H&Mは全世界32カ国に1,600も店舗を展開していますから、国内でも店舗が増えればGAPがそうであったように、有り難みも薄れていくでしょう。
H&Mは海外ブランドが日本市場を攻略するセオリー通りに、まず最初に銀座に旗艦店を出店しました。そして原宿、来年の渋谷と続き、その後郊外のショッピングセンターを含めて首都圏に集中出店した後、全国展開を目指しています。最終的には日本国内に100店舗規模の出店を計画しているそうです。
特徴は旬のデザインの服を低価格で売ることで、トレンドの服を安く買えることが顧客にとって最大の魅力である一方、安そうな素材が多く、縫製も荒さが目立ち、糸のほつれなども結構あるため、品質面では国内アパレルメーカーには遠く及ばず、世界一品質にうるさい日本人に受け入れられるかどうかは未知数だと言われています。
世界仕様のまま日本に進出してきたため、たたみジワのある商品があったり、日本人の体型に合わせてパターンを引き直していないため、日本人が着て服の魅力が引き出せるかも未知数であったり、日本人好みのスタイリングの提案も見られないことから、スグに飽きられる可能性もあるでしょう。完璧な品質を全てにおいて求める日本人にH&Mの雑さが許容できるかどうかが成否の分かれ目になるのではないでしょうか。
私も新聞で見ましたが、オープン前からマスコミで取り上げられたのが大きいと思います。
しかも、オープンの様子やその後の様子もマスコミで取り上げられているので、
それがいいプロモーションになります。
また同時ににオープンせずに銀座、原宿、渋谷と少しずつずらして
オープンさせるのも作戦だと思います。
あと、何といってもユニクロなんかと比べると店舗数が圧倒的に少なすぎるので、
人気が集中するのも当然といえます。
以下レポート記事です ↓
>H&M銀座店の出店はオープン前からネット、新聞、雑誌など
マスコミで取り上げられてましたから、混雑は予想していました。
マスコミに取り上げられるには…(^^;。
結構世界的なブランドみたいですね。
カルフールがやってくる!みたいな感じで
マスコミがネタにしたのでしょうか。
海外行けばいやでも目に付くので・・・・・
http://www.hm.com/jp/__storelocatorhtml.nhtml?step=1
雑誌とかで「もうすぐ上陸」なんてやってたしね。
雑誌で事前にやってたのですね。
海外では結構メジャーな感じで。
マックの開店騒ぎみたいなもんでしょうか。
でも、何がそんなに並ばせたのか…。
実際行かれた方がおられたらお願いします。
プレスリリース(政府機関や大きな組織が重要な発表をするときは記者会見を開く。小さな案件、あるいは小さな組織の場合、ファクシミリ、電子メールなどで送付する。PR会社などの配信代行サービスを使い広報資料を送ることも可能である。マスメディアは、届いたプレスリリースを元に取材を行い、記事にする。)して、マスコミの取材が殺到して、それがニュースに。雑誌とかでもとりあげられていますし。それが良い宣伝になったんでしょう。
ちなみに海外在住の人はH&Mの事をすでに知っているので、なんであんなブランドに並ぶか意味不明と思っている人も大勢います。私もその一人です。あんなのユニクロ、しまむらと同じレベルです。悪いっていってるんじゃないです。レベルが同じなんです、海外では。
プレスリリースで、注目度アップですね。
建物の外観は記事になりやすいかと。
そういえば、リアデゾンさんも黒船襲来!
とかいわれてましたね。
ユニクロさんは、最近広告に頼ってる感が…。
商売って難しいですね。
http://www.n-monitor.co.jp/info/20080929/H&M.pdf
銀座店開店時には、5000人近い行列になったようです。
おそらく、動員に貢献したのは、朝の情報番組など、
TVで取り上げられたことが大きかったように思います。
情報誌でも取り上げられましたが、安くておしゃれな服を
テレビでみた消費者が店舗に集まったのではないでしょうか。
ドラクエ現象みたいなものでしょうか。
いろんな要素があわさってそうなってるん
でしょうが…。近年にはない爆発的な
集客で、なんとも興味深い出来事ですよね。
デザイナーに毎年必ず世界10カ国を旅させるってのは、
すごいと思いました。
日本企業にはマネできそうもないですね。
H&Mは、製造型小売業(SPA:Speciality store retailer of Private label Apparel)と呼ばれる、自ら製品を企画し、自社製品として委託生産させ、自らのチェーン店で販売する業態の大手です。
米国GAP、ZARAを展開するスペインのインディテックスグループに次いで売上高は世界第3位であるとともに、GAPを始めとした多くのSPAが、顧客ターゲットを絞ってGAPのようにOLD NAVYやBANANA REPUBLICといった複数のブランドを展開しているのに対して、H&Mはワンブランドでの売上高を見れば世界最大です。
来年銀座にアジアの旗艦店舗(フラッグシップストア)をオープンさせるAbercrombie & Fitch(アバクロ)やユニクロ、そしてしまむらも顧客ターゲットが違うだけで業態としてはGAPが提唱し築き上げたSPAに属します。
一言で言ってしまえば、アメリカ版ユニクロがGAPで、ヨーロッパ版ユニクロがH&MやZARAということです。ただユニクロ以外は顧客ターゲットを明確に絞り込んでいる点と、日本にはまだ店舗が少なくて希少価値的な部分があってあのような大賑わいになったのでしょう。
GAPがマクドナルド並にいっぱい店舗のあるマンハッタンではGAPの服を自慢げに着ている人などいませんが、逆にマンハッタンにはSOHOに旗艦店をオープンさせたばかりのユニクロが注目されているのと同じで今は珍しいから人が集っている状態でしょう。
H&Mは全世界32カ国に1,600も店舗を展開していますから、国内でも店舗が増えればGAPがそうであったように、有り難みも薄れていくでしょう。
H&Mは海外ブランドが日本市場を攻略するセオリー通りに、まず最初に銀座に旗艦店を出店しました。そして原宿、来年の渋谷と続き、その後郊外のショッピングセンターを含めて首都圏に集中出店した後、全国展開を目指しています。最終的には日本国内に100店舗規模の出店を計画しているそうです。
特徴は旬のデザインの服を低価格で売ることで、トレンドの服を安く買えることが顧客にとって最大の魅力である一方、安そうな素材が多く、縫製も荒さが目立ち、糸のほつれなども結構あるため、品質面では国内アパレルメーカーには遠く及ばず、世界一品質にうるさい日本人に受け入れられるかどうかは未知数だと言われています。
世界仕様のまま日本に進出してきたため、たたみジワのある商品があったり、日本人の体型に合わせてパターンを引き直していないため、日本人が着て服の魅力が引き出せるかも未知数であったり、日本人好みのスタイリングの提案も見られないことから、スグに飽きられる可能性もあるでしょう。完璧な品質を全てにおいて求める日本人にH&Mの雑さが許容できるかどうかが成否の分かれ目になるのではないでしょうか。
お~。とってもわかりやすいご回答ありがとうございます。
銀座でフラッグシップストアを出展して「日本初!」と話題性を誘うのは
定番なのですね!
雑さが許容できるかどうか…。ですか。
米の自由化しても、アメリカ米売れないのと
似てますね。イオンなどのテナントには持ってこい
かと。
ファッションに詳しい方であれば名の知れたブランドです。日本ではユニクロが有名ですが、海外ではH&Mが主流です。昔はアメリカ発のGAPが独走していましたが、ヨーロッパ発のブランド、ZARAやH&Mの台頭によりGAPの寡占状態は打破されつつあります。
また、大阪など関西への出店の明確なメドがたっていないことから首都圏外の人にとっては新鮮にうつります。H&Mは専門のデザイナーを擁し、頻繁にアイテムを入れ替えることから人と服が「カブル」ということがおきにくく、若者の間では手ごろに流行の服が着られるのであればそれでよいという意識が購買を促しているともいえます。
ユニクロのようにCMをするのではなく、しないことでGAP,ZARA,H&Mがその地位を維持できているといえるかもしれません。
CMをしないことで、その地位を確立する…ブランディングという手法ですか!
確かにシャネルやヴィトンがCMすると安っぽい感じもします。
おしゃれだけど入りやすい。
これがキーワードのような気がしてきました。
先週末原宿店開店の日に仕事の用事でたまたま店の近くを通りました。
客の行列が店の正面から500メートルは伸びていましたよ。
異様な光景でした。
H&Mはテレビなどでは宣伝されていなくても、
ファッション好きな人間にはその名は広く知れ渡っていましたし、
6月~10月発売の多くのファッション誌、情報誌で開店の話題が取り上げられていたので、
http://brandbanzai.seesaa.net/article/100064907.html
http://news.walkerplus.com/tokyo/machi/200809/00000671/
それが集客につながったのだと思います。
おなじみのメーカーだけど、日本には今まで無かったという渇望感が、
あの行列を生んだのではないでしょうか。
半年後にH&M原宿店を訪れたときにどのくらいお客さんが入っているのかをチェックするのが今から楽しみです。
世界では、おなじみのお店だったのですね。
半年後ですか。近くのユニクロさんが
いつのまにかなくなっていましたが…。
事前に招待状を配ってたのですね。
なるほどです。
写真の紙袋ほしいっすね(^^。
ほうほう。
雑誌ってまだまだ効果あるのですね。
そんなに大きな会社だとは知りませんでした。
H&Mは、日本進出前からファッションに敏感な女性のあいだではすでに注目されていました。
海外では安い、デザインが良いということでよく買われていますが、日本では"ヨーロッパのブランド"
がオシャレ、という感覚で持ち上げられていたように思います。
現にヨーロッパの店舗で7ユーロ程で売られている商品が、「直輸入!あのH&Mの○○(アイテム名)が7800円!」などと、ネットでうたわれ販売されているのを私は何度も見かけました。
たしかにH&Mはデザインも良く価格も良心的ですが、品質は数回洗濯しただけで着られなくなてしまったり、よくチェックせずに購入するとほつれていたり、ボタンが取れていたりということがよくあります。
そういった品質面での事実を知らず、「インポートもの=高級で品質が良くなおかつオシャレ」という日本人の思い込みをよく利用したマーケティング戦略だったと私は思います。
ちなみに、最近日本で流行っているところでイギリスのブランドCath Kidstonも実は品質が良いとは言えません。
デザインは特に日本人の若い女の子が好むものが沢山あるだけに、「あっちのものは可愛くて品質が良い」という考えの若者が多いのではないのでしょうか。
海外かぶれな日本人には食いつきやすいネタだった、ということだと思います。
舶来ものですね。
こつこつ売れるのがいいか、
一気に売れて、飽きられるリスクを
取るか…。
しまむら頑張ってますよね。海外進出したら
どうなんでしょ。
お~。とってもわかりやすいご回答ありがとうございます。
銀座でフラッグシップストアを出展して「日本初!」と話題性を誘うのは
定番なのですね!
雑さが許容できるかどうか…。ですか。
米の自由化しても、アメリカ米売れないのと
似てますね。イオンなどのテナントには持ってこい
かと。