例えば、遅刻した時。
上司などに対して失態をただひたすら詫びた後に、
その相手から「何故、遅刻した?」などと詰問され、いやいや
「寝坊しました」「渋滞に巻き込まれました」「電車に乗り遅れました」
などと一応理由を説明すると、
相手に「そんなのは理由にならない」と言われたとします。
私には、これは大変無意味な事だと思うのですが、
この上司などのように、このような無意味な事をする人は「何故」そのような事をするのか、
また、もし意味があるのだとしたら、どのような意味があるのか、
論理的にわかるように説明していただけないでしょうか…。
そもそも「遅刻をするな」というのが大前提であり、
結局は、遅刻という行為は、滅多な理由では認められないよということでは。
「なぜ遅刻した?」と聞いて、ほとんどの理由で「それは理由にならない」との答え。
もっとも、乗り遅れでは自分の責任ですし、渋滞しても時間を計算すべきで、寝坊は論外でしょう。
電車が事故で止まっても言われるならともかく、
「寝坊しました」「渋滞に巻き込まれました」「電車に乗り遅れました」
の3つの例では、理由にならないと言われても、当然だと思いますが……
理由にならない、言い訳ができないことなんだから、最初からしないようにしろ。
つまりは、そういう意味合いで言われているのでは。
人にもよるかと思いますが、「なんで~するんだ」という言い方は、
「~するな」と言うのと同じ感覚で使われることが多いと思います。
(些細なことから、わりと本気で怒ってる場合まで幅広く…)
しかも、半ば無意識にそういう言い回しをしてしまいがちです。
「理由はどうあれ、遅刻をしたことを怒る」という場合、
やはり質問文中の言い回しになってしまいがちだと思います。
「遅いぞ」程度では軽くなってしまうし。
ある意味、語彙の問題かもしれませんね。
後付けかもしれませんが、
・遅刻をした原因を知りたい
・よほどの原因があった時のために、弁明の余地がないと困る
・本人に述べさせることで、それは許されないという意識を改めて持たせる
という意味もあると思います。
単なる婉曲表現の話なのでしょうか。
私も昔の上司が厳しい人で自分が失敗したときに理由を言ってみろと言われ、失敗した理由を言ったところ、言い訳するな、と怒られた記憶が今でも痛烈に残っております。
ただ、年月が経って思い返してみると、たぶんこの手のタイプの人は何を言っても理由にならないと言うことで跳ね返しそうな気がします。
そこで問われるのは相手から認められることではなく、自分の中で考える力なのではないだろうか、と今になって思います。
失敗をする→理由を考える→却下される
この流れにはそこまで意味があるものではなく、却下されることが繰り返されると本当にその理由が正しいのだろうか、他に理由はないのだろうかと思うようになってきます。
表面的には意味のなさそうなやり取りですが、自問自答を繰り返すきっかけは作り出されていると思います。
コーチングにおいては答えは全て自分の中にある、という考えがありますが、それを追求させているのではないでしょうか。
(以上、好意的にとらえた場合の考えですが、単に上司のストレス解消と言う意味合いもあると思われます(笑)。
自分の上司も同じことをやっても怒るときと怒らないときとその時の機嫌によって違いましたから...)
> コーチング
つまり、教育のためにやっている事だという事でしょうか。私には効果のほどははかりかねますが。
> 私も昔の上司が厳しい人で
ちなみに、私の知ってる上司の場合ですが、人には言い訳するなと言うくせに、自分の失敗の時は人に聞かれなくても言い訳する人でした。本当に厳しい人は、自分にも厳しいはずです。
上司との間に感情的な対立があったように思われますが、第三者の私から見ても、「寝坊しました」「渋滞に巻き込まれました」「電車に乗り遅れました」は、社会人としての「理由」にはなりません。
会社が求める「理由」とは、多くの場合、客観的・根源的な「原因」です。さらに、それを取り除く普遍的な対策を説明するか、それができなければ、せめてリスク評価できることが求められます。
「寝坊」「渋滞」「電車に乗り遅れた」という事象は、「遅刻」という結果に至る途中経過に過ぎません。これらの事象をそのまま敷衍すれば、遅刻することは明らかです。さらに掘り下げ「原因」となる事象をキャッチアップし、対策を理路整然と述べる必要があります。
たとえば寝坊で遅刻したのなら、寝坊の原因は何なのか――前の晩に夜更かししたのなら、その原因は何なのか。夜更かしを回避することは可能なのか。その時は、たまたま夜更かししただけであり、それによる遅刻は二度としないと言えるか(リスクが極めて低い)、等々。
こうした原因を述べることができないのであれば、ひたすら謝罪すべきです。
他の社員は時間通りに出勤しているのですから、kuro-yoさんが原因無く遅刻した問題を論理的に処理しようとするなら、就業規則違反として減俸などの厳しい処分を下すことになります。いくら何でも、そこまで厳格な処分を下す会社はないと思いますので、会社の対応も理不尽にならざるを得ないのです。
> 社会人としての「理由」にはなりません。
そうですか。
私には、「理由」と「責任」とが混同されているように思えます。「理由=責任」ではありません。
> こうした原因を述べることができないのであれば、ひたすら謝罪すべきです。
質問文にも、「失態をただひたすら詫びた」と書いてありますよね。
全ては自分の責任である事を表明しているのに、そのうえ理由を問い詰める理由が、私は知りたいのです。
無意味ではありません。
「寝坊しました」「渋滞に巻き込まれました」「電車に乗り遅れました」というのは表層的、直接的な『事実の説明』であって、理由にはなりえません。
遅刻の例であれば、
「寝坊しました」は単なる事実。→何故寝坊したのか?
昨日深夜残業したとか、遅くまで家族の看護をしたとかなら正当な理由であり上司も納得するでしょう。単に夜更かししたから、とかは遅刻して許される理由としては受け入れられません。
「渋滞に巻き込まれました」も単なる事実。→何故渋滞を避けられなかったのか?
朝のラッシュとか、いつも渋滞する道とか、特別なイベントで混雑とかならある程度事前に予想が付くので別のルートにするとか早めに出発するとか、あらかじめ対策が取れるはずです(上司は暗にそういう対策をしろ、と言っている)。何の前触れもない突発的な渋滞というのは世の中そんなにないはずです。(本当に突発的なものなら仕方がないので荘言い切るしかないですが。ただしそのリスク込みでもっと早く家を出ろと言われるかもしれません)
「電車に乗り遅れました」も単なる事実。→何故電車に乗り遅れたのか?
満員で乗れなかった、走ったが間に合わなかった⇒もっと早く家を出るべき。
お年寄りに道を聞かれて時間を食ってしまった⇒うさんくさいですが、本当のことであれば納得するでしょう。嘘はだめ。
電車やバスの運行遅れで乗り継ぎに間に合わなかった⇒本当なら遅延証明がもらえるはずですよね?
ただし、上司が本当に上のように深い考えで言っているかどうかはわかりません。単に遅刻が許せなくて怒りをぶつけたいだけなのかもしれません。その場合は無意味ですね。
その理屈を突き詰めると、最後は「私がこの世に生まれたからです」というのが、全ての究極の理由になってしまうような気がしますが…。
> 昨日深夜残業したとか、遅くまで家族の看護をしたとかなら正当な理由であり上司も納得するでしょう。
そういう場合は、あらかじめ会社に電話を一本いれるなどするのが常識であって、それをしていないという事は、やはり理由にならないと思いますが。
> 何の前触れもない突発的な渋滞
そういう場合、普通の人なら詫びるときに理由を言うと思います。
「そんなのは理由にならない」
という発言の裏には
「自分でも納得できる理由が欲しい」
という思いがあるのではないでしょうか?
言い換えれば、
「自分でも(あるいは”誰でも”)そんな状況なら遅刻するだろう」
という内容でないとダメってことです。
例えば、
「寝坊しました」
だけではダメで、
「昨日は残業で帰宅が深夜で、それから今日の会議の資料のチェックをして寝たのは3時、しかも目覚まし時計の電池が切れて鳴らなかった」
「渋滞に巻き込まれました」
だけではダメで、
「十分間に合う時間に路線バスに乗ったが、事故で渋滞。普通10分で到着するのに1時間かかった」
「電車に乗り遅れました」
だけではダメで、
「朝から腹の調子が悪く、通勤途中に駅のトイレに駆け込んだが混雑していて乗る予定の電車に乗り遅れた上に人身事故で次の電車も遅れた」
ぐらいの理由でないと理由と認められないということでしょう。
> 自分でも納得できる理由が欲しい
そうなんでしょうか。納得したい理由もしりたいところです。
後半部分は、一つ前の方と同じパターンですね。
まず、上司は【遅刻する理由は存在しない】ことを知っています。
上司は部下が【遅刻する理由は存在しない】ことを知っているかどうかはわかりません。
ここで、部下が遅刻しました。
部下が【遅刻する理由は存在する】と考えていた場合、今後【遅刻する理由は存在しない】にも関わらず遅刻を繰り返すかもしれません。
では、上司が【遅刻する理由は存在しない】ことを部下に伝える為には、どうすればよいか。
それは「何故、遅刻した?」と質問し、その回答を全て否定すればいいわけです。
かくして、自身が存在しないわかっている解答を問うという一見無意味な状況に意味が与えられると考えます。
なるほど。
1のコメントの件ですが、
その先、結局は寝坊をした自分が悪い
なぜ寝坊をしたのか。
その理由が必要なのではないでしょうか。
悪いというのは百も承知。
けれど、なぜそうなったのか、どうしてと原因を突き止める必要があります
仕事のミスでもそうです
どんどんさかのぼって原因を究明します。
そして、寝坊したのは理由にはならない
というのではなく、なぜ寝坊をしたのか。
たとえば、前の日に飲んでいたとか、夜更かしをしていたとか
そういっても同じです。
たった一言です。自分の気の緩みと、社会人としての自覚が足りなかったから。
仕事に対する責任能力のなさ、自分の気持ちが足りなかった。
そう、人格否定をするような言葉が必要なのです。
人間として自分は愚かでまだまだ半人前です。
と、そういう話をすればどの段階でも終わることが可能です。
それ以上の理由はありません。
結局はその行為をした、失敗した自分に責任がありますので、そこを相手に伝えればそれ以上何も言わない・・・というか、そうだな。自覚が足りないな、とあなた自身が否定されて話は終わります。
こういうことをいう人はとにかく上司風を吹かせたく、部下や新入社員を人間としてみていない、小間使いのようにしか見ていません。
とことん、相手と自分に差があるということをアピールし、相手がものすごくすばらしい人間だと遠まわしに伝えることが必要。
上司風を吹かせたいから、ですか。ふむ…。
ほーんとに意味が無いですねぇ。同情します。。。
でも、敢えて「何故か」を考えるなら
単に怒りたいだけちゃうん?と私は思ってしまいます。
そして相手の事を考えて怒っているんではなく
自分のストレス解消程度の意味しかないんじゃないでしょうか。
あまりその事を引きずらない方がいいですよ。
そんな人のために貴重な時間を費やすのはばかばかしいと思います。
はじめから怒るのが目的だったから、ですか。なるほど。
ただ単に上司のストレス発散だと思いますが。
遅刻という行為自体、遅刻したい人はいないし、あとは電車が遅れるぐらいしか他に理由はないです。見せしめもあるのでしょうけど。
これでストレス発散になるのかなぁ…。
見せしめ説は、結構聞きますね。
遅刻したことに対して怒り、それじゃ怒り足りないから
言い訳を言わせて「そんなの理由にならない」と難癖つけて更に
怒るのが目的だと考えられるけど、理不尽だよね。
理不尽と言えば、学生時代に何かの行事を大量にさぼってズル休みした
生徒がいたんだけどあの時、「なんでこんなにサボりが多いんだ」と
真面目に出ていた生徒が怒られたって話を聞いたけど
そんな話を思い出したよ。
もちろん、オレはさぼった方の生徒なんだけどね。
怒り足りないからですか。ふむ。
ちょっと別の観点で。
組織は規律で動いていますから、一人が遅刻したことを安易に許容すれば、「そんなもんか」と周りの人間も思い真似します。
そうなってしまうと組織の生産性や士気に影響を及ぼし、最終的には全員が被害を蒙ることになりかねません。
そうならないように「スケープゴート」的に誰かを厳しく叱ることで、周りに対しても暗に指導しているという可能性はあると思います。
#まぁ叱り方が正しいかは別の話として。
見せしめというのは、人に見てもらわないと意味がないと思うのですが。
皆さんの言っている社会人としての常識として遅刻はしてはいけないという理由や
ストレス発散ということも考えられますが、ポジティブに考えてみれば
上司は本当は理由を知りたいと考えているわけではないと思います。
理由を言えという発言をしつつこれだけ責められれば次からはしないだろう
ということを狙っているのではないですか?
本来遅刻というのは誰かが遅刻すると他の人が迷惑をする→仕事が他の人にふられるから。
定期的に遅刻をすると他の人にまた仕事が振られる→他の人がストレスがたまる
ストレスがたまると職場環境が良くなくなる→士気がなくなる
仕事が低迷・・っていう事を考えているからではないでしょうか?
上司は管理職ですよね?貴方一人が遅刻することによって他の人の
仕事環境が崩れていくのを防ぐには貴方を遅刻させないようにするか
貴方を辞めさせるしかないのですよ。
理由を聞いてくれるということはまだ貴方をその職場においてくれるということです。
理不尽な意味のない理由でも聞いてくれなくなったら貴方の職がなくなるかも知れない
ということではないでしょうか?
怒っていることは誰かへの見せしめではなく貴方に辞めてほしくないからかもしれません。
ちなみに私は遅刻はしません。寝坊したら具合が悪いので午前休暇をとりますと電話します。
遅刻はわざと遅れたということになり印象が悪いですが
休暇なら具合が悪いなら仕方ないになりまわりのあたりも悪くありません。
うーむ、そんないい話なんでしょうか。理由を聞いてくれるというよりは、詰問されているわけなんですが。
確かに、例えば遅刻の場合だと、それは充分解雇の理由になりますが、逆に詰問されることで、辞職する可能性もありますよね。
まずは、相手の話を聞く
そのあと、ではどうすればいいのか・・・と相手に聞くのも一つです。
言い方もあると思いますよ。
本当に申し訳ないとか、反省している顔色をするとか・・・。
言い方がぶっきらぼうだったり、いやいやだったら、永遠にこの話は続くと思います。
どんな態度や口調で返事をされているのかわかりませんが
相手がそろそろ許してやろうと思うくらいの態度をとってみてはいかがでしょうか。。
↑の回答ですが、私も質問を見る限り、尋問のような印象をうけました。。
また、私も同じことをすることがありますがここまでひどくないので
ちょっと想像できませんが
やはり、相手が反省した。もう二度としないというような雰囲気をだしていればそこで話は終わります。
平気な顔をしてきいていたら、聞いてないんじゃないの?という感じで何度も言い続けます。
そもそもコミュニケーションがまずいんじゃないか、という事でしょうか。
うーん、それは誰にでも当てはまる事ではないですよねぇ…。
上司の方は日々の仕事でストレスを感じています。
それを失敗した部下で発散しているとしか思えません。
面白がってるようにも見えます。
そういうものでしょうか。
その上司は「遅刻をしないための対策を示しなさい」といっているように思えるのですがいかがでしょう。
ちなみに、対策を示すことは可能でしょうか?
そうなんでしょうか。
> 対策を示すことは可能でしょうか?
さて、どうでしょう。
>「そんなのは理由にならない」と言われたとします。
実際は、遅刻、それが理由なことは相手方にも理解されているはずですね。
しかしながら、遅刻という事実は、社会的に許される事実ではないということをあなたにしっかりとしらしめたいのではないでしょうか。
遅刻は許されないということを強く感じさせるための手法。
手法ですか。うーん。
~~~
だんだん、回答が具体的になってきてますが、遅刻はあくまでも一つの例です。
こんにちは。
その上司は、意識せずとも秩序を求めてそのような発言をしているのだと私は思います。
社会学の知33 (HANDBOOK OF THOUGHTS)
この本に載っていたコトを自分なりに噛み砕いて書きますね↓
近代になって小説という文章のスタイルが生まれましたが、その中で新しいのは推理小説というスタイルです。
この小説の中では、必ず何か事件が起きます(=秩序の崩壊)。
しかし、探偵などの推理の結果、事件の真相は暴かれ、犯人がだれだか判明します(=秩序の回復)。
このとき、登場人物は必ず合理的な行動をしますし、犯人には罪を犯すだけの理由がきちんとあります(=秩序)。
推理小説は、崩壊した秩序を取り戻す、というスタイルを貫いているわけです。
さて、翻って上司ですが、上司は、推理小説でいう探偵の役になりたがっているのだと思います。
会社にとって、遅刻は秩序の崩壊ですから、それを何とか取り戻そうとするのです。
しかし、取り戻すのは困難です。
人間の行動は必ずしも合理的ではありませんし、遅刻にさしたる理由などないことも多いですからね。
上司は不安になり、理由を問いただしますが、結局 真相は闇のままです。
この不安が、上司のいらいらの根源だと私は思います。
また、このお芝居につき合わされている不快感が、遅刻した人のいらいらの根源だと思います。
上司は意識的に秩序を回復したいと考えているのではなく、
ただ何となく、そうせざるを得ないような気持ちにさせられているのだと私は思います。
その理由のひとつには、上司の立場がありそうです。
上司は遅刻した人よりも立場が上ですが、それを担保しているのは会社の秩序です。
つまり上司が上司であるのは、会社に秩序があるからです。
なので、秩序を守ることが上司の立場を守ることにつながりますね。
こうして考えると、この上司の行動の理由は「保身のため」ってことになるかなあと思います。いかがですか?
会社は近代のスタイルでできていますからこういう風になりますが、
たとえば友だちと約束していて遅刻してしまったらこんな風にはなりませんよね。
「ごめん、待った?」と相手を気遣う言葉をかけたり、
「お店の入口で力士がつかえてた」と冗談を言ったりしそうな感じ。
リースマンでいえば他人指向型になるのかな?
そういう会社があったとしたらどんなやりとりになるでしょうね。
http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~hori/yomimono/riesman.html
「リースマン 他人指向」でGoogle検索。
説得力もありますし、興味深いですね。少し考えてみます。
企業風土にもよると思いますが、遅刻の理由を聞かれて
寝坊です、と正直に白状してしまうのは社会人としてどうかと思います。
学生ならともかく社会人が「寝坊しました」などと口に出すものではありません。
その上司がそういう意図を持っているのかどうかはわかりませんが、
私の部下が寝坊してきたら「きっと寝坊なんだろうな」と思いつつも、
なにか世間体の立つ理由を聞きたいと思いますし、
実際私が新人の時に寝坊した際、先輩から注意された事でもあります。
特別な利害関係にある人が相手ならともかく、そうでないなら、社会人なら正直が一番だと私は思います。
正直に言うという事は、相手を信頼しているという事です。信頼関係が成立しえない社会など、現代の契約社会では考えられませんから、結局は社会人には原則として正直である事が求められます。
上司が質問するに至るまでのやりとりはどうなのでしょうか。
遅刻した場合、遅刻した人から報告する必要がある訳ですが
その際に「遅刻してすみません」だけで言葉を止めると、
その人が再び遅刻をしそうにないことを上司は確認できないこともあり
「何故、遅刻した?」と理由を聞かざるをえません。
遅刻者のほうから先に遅刻した事実、謝罪、理由、根本原因、防止対策などを
まとめて申し出ていれば、つまりは質問の余地の無い遅刻の報告であれば、
「次から気をつけるように」と質問されずに済んでいたのではないかと考えます。
”質問の余地の無い”というのは遅刻した理由の内容ではなく、
その人が再び遅刻をしそうにないかどうかが判断基準であるため、
論理的な説明ができそうにありません。
個々の事象ではなく、言い方や言葉使い、気持ちの込め方、
遅刻者のそれまでの言動といったようなことに影響を受けます。
一言で言えば、例えばこの上司の方から見れば、そうしたくなるような部下だった、あるいは状況だった、と。
私も経験があります。怒られた経験も、怒った経験もどちらもです。
誰でも失敗はします。その時の対応は相手にも強く依存します。kuro-yoさんとその上司の間は、あまり相性が良くないようですからお気の毒ですが、必要以上に感情的にならないように気を付けてください。
理由ですが、経験を踏まえて
1.ストレス発散の意味はあると思います。やっぱり迷惑を被った訳ですから、kuro-yoさんの謝り方が悪かったのだと思いますよ。理由を聞かれて、考えもなく即答して何故納得してくれないのかと逆に不貞腐れている訳ですから、謝る態度が悪かったのは一因だと思います。
2.二度と繰り返さないように考えさせたいから、というのもあります。きっと、「時間の見積もりが甘かったです」といった理由なら、次はちゃんと余裕を見てくれるだろう、と期待を持てますが、「寝坊」では寝坊をする理由はいくらでもあるし、次直るという期待は持てません。責任が自分にあると認識しているなら、きちんと自分を責めて考えた上で対策を打って下さい。もし、自分に責任がないなら開き直って、笑って許してもらうしかありません。
相性の問題もあるのでしょうか。確かにそれじゃ論理的には説明できません。
例えば、
「遅刻してすみません」
「なんで遅刻したんだ」
「寝坊しました」
「そんなの理由にならん」
というだけのやりとりだったら、そうでしょう。私も子供の頃からいやというほど味わっているので、別にどって事ありません。
ですが、私がこの質問で問題にしたいのは、
「遅刻してすみません」
「なんで遅刻した」
「本当にすみません、言い訳のしようもありません」
「遅刻の理由はなんだ」
「申し訳ありません」
「いいから理由を言え」
「実は寝坊しました」
「言い訳するな、そんなのは理由にならん」
「す、すみません」
「で、なんで遅刻した」
「…(返す言葉がない)」
という状態です。