THEME:「火を楽しむ」「冬植物を愛でる」「節分・立春の日に」
「今日をちょっと楽しく、イエで過ごすいつもの時間を素敵に変える小さな魔法のサプリがあったら…」と展開してきた “リブ・ラブ・サプリ”コーナーの続編のひとつSEASONバージョン。四季の暮らしや衣食住のこと、新しいシーズンライフ…。毎回のテーマに沿って、毎日を元気にする暮らしのサプリをその思いや由来とともにメッセージ下さいね。
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※質問は2月2日(月)正午で終了させて頂きます。
はあ、これは初耳でした。そういわれてみれば晦日蕎麦という言葉は聞いたことがあります。晦日ではなく、年を越すタイミングは節分なのだから、たしかに年越し蕎麦は節分に食べるのが正しいのかもしれませんね。
旧の正月を中国では水餃子で祝うそうですね。
節分には餃子を浮かべた温かい蕎麦を食べようかしら。
節分にお蕎麦は初めて聞きました。でも節分蕎麦で検索するとたくさんヒットして驚きました。恵方巻きのような積極的な商品化が少ないので知らなかっただけで、伝統は長いみたいですね。
こういう伝統はぜひわが家にも取り入れてみたいです。やっぱり寒い季節だから温かいお蕎麦がいいかなぁ。と言いますか、うちでは大晦日にはざるそばとだいたい決まっているので、それと分けたいという気持ちもあります。
恵方巻きみたいに、お蕎麦をくわえたままみんなで同じ方を向いてズズー、なんていうのも楽しいのではないでしょうか。お行儀悪いかな。あはは。
お蕎麦なら、麺さえ用意すれば、それぞれのイエらしいスタイルで、手作りで楽しみやすいですね。やはり季節の風物は、買って済ますのでは味気なさ過ぎます。買ってきた麺でも、イエで茹でるなら蕎麦湯もとれます。少しでもどこかに手作りを残しておきたいと思う心が、より季節季節の思い出を鮮明にしてくれます。そういう意味で、お店が広める商品とは別の次元で、暮らしの中から広がっていくもう一つの節分の風物として、この節分蕎麦をメジャーにしてみたいと思いました。
恵方巻きはコンビニで商品化されたことで全国に広まったんだと思いますが、だからといって完成品を買ってくるのが当たり前では、あまりに風情がなさすぎますよね。やはり家庭での手作りがあってこそのイエの風物詩だと思うのですが・・・・。
正直、太巻きは作るのが大変です。寿司飯を作って、数々の具を用意して、と、家族全員分を作るならその苦労も報われますが、一人暮らしや夫婦だけの家庭では、ちょっと荷が重い感じです。
その点、お蕎麦なら一人暮らしでも楽々ですよね。たとえ出来合いのお総菜の天ぷらを乗せたとしても、イエで麺を茹でる、自分の好みの茹で加減で茹でるといった一手間で、手作り感覚の季節行事を楽しんでいくことが可能です。これって、すごく素晴らしいことですよね。
節分蕎麦、流行らせましょう。私は、節分に食べるなら、いかにも微笑ましく福を呼びそうな「おかめそば」なんていいんじゃないかと思うんですが、どうでしょう。
「おかめそば」は幕末、江戸は下谷七軒町の蕎麦屋「太田庵」の考案によるもので、具の並べ方で「おかめの面」を模す、というお蕎麦です。熱いつゆを張った丼に蕎麦を盛り、湯葉を蝶の形にして丼の上部に。これがおかめの真ん中分けの髪の毛です。続いて三ツ葉を丼の中心に縦に置いて、これが鼻。そして「おかめそば」には必ず入るカマボコは2枚を向かい合わせに「ハ」の字に並べて、これがほっぺ。下ぶくれw。ほかにも色んな具を利用して顔を作っていいんですよ。豪華なおかめそばの鼻は松茸で出来ていたりします。こんな福笑いみたいなお蕎麦を節分に食べて福を呼ぶというのは、実に楽しいのではないでしょうか。
あ、蕎麦巻きってのもありましたね。これなら節分蕎麦と恵方巻きが両方楽しめます。作り方は以前vivisanさんが、居酒屋鎧のおもてなしメニューとしてご紹介くださっています。
http://q.hatena.ne.jp/1200891235/138146/
具なしでもなかなか美味しいですから、それなら一人暮らしのキッチンでも作りやすいですね。
とにかく買って済ませず、どこかに手作りをくわえていくシーズンイベントを楽しんでいきましょう。それが心に残る思い出作りのコツだと思います。
昔は立春を本当の年始めと考えたそうです。今は12月31日に食べる蕎麦を年越し蕎麦と呼びますが、少なくとも江戸時代までは、節分に食べる物を年越し蕎麦と呼んでいたらしいのです。言われてみると、今でも12月31日に食べるお蕎麦は「晦日蕎麦」「大晦日蕎麦」などと呼び、年越し蕎麦とは区別する人がいます。私の知る範囲では、埼玉出身のご高齢の方がそうでした。
とにかくそのようなわけで、江戸っ子の正しい節分は蕎麦です。これに限ります。
最近ちらほらと節分蕎麦という商品を見かけるようになりましたし、「節分 蕎麦」で検索すると、社団法人日本麺類業団体連合会から、はてはおそば屋さんのご主人のブログまでヒットして、蕎麦に関わる人たちがこれから節分蕎麦をメジャーにしていきたいと願っている様子がわかりますが、節分蕎麦は昨日今日登場した新顔ではなく、長い歴史を持つ立派な日本の伝統だったんです。ただそれが明治以降長く忘れられていたというだけです。バレンタインのチョコと同じ業界の策略といった見方をする人もいるかもしれませんが、それは違うと言っておきたいと思います。
さて、具体的にどういう蕎麦を食べるかですが、これは12月31日に食べる蕎麦と起源が同じですから、盛りでもザルでもかけでも何でも有りだと思います。ただし、暦の上での冬の最後の日に食べる物ですから、春を待つワクワク感が表れているようなお蕎麦がいいですね。
数年前、2月の中旬ころに行った函館で春の蕎麦祭りのような行事をやっていて、参加各店が春を感じさせる新作メニューを提供していました。私が頼んでみたのは、雪解けのようにふんわりとした食感を表したというタチの天ぷらと菜の花の天ぷらをあしらったもので、雪深い北海道で春を待ちこがれる気持ちを表した店主の自信作とのことでした。おいしかったです。私も、そこまで本格的には無理ですが、何か春を待つお蕎麦を考案して、節分には家族に振る舞ってみたいと思っています。