以下、質問です。
上の説明をぼんやりと読んでいて思ったのですが、我々の脳の中枢神経回路は並列処理が得意です。
もしかして、我々の脳をイメージして量子コンピュータは考えられたのでしょうか。量子コンピュータがめざしているのは、ヒトの脳の処理回路でしょうか。
我々の脳の機能は、量子コンピュータとして考えられているものと、どこが同じで、どこが違うでしょうか。
状態の重ね合わせとは、「まだ確かめられていない量子の特性は『分かっていない』のではなく『決まっていない』ものである」とする不確定性原理によっています。
シュレディンガーの猫というたとえ話を探してみるといいでしょう。
御紹介いただいたページ参考になりました。
すくなくとも定義上、量子は、デジタルである。
不連続な量であるようですね。
同時にいくつもの値を取りうるということは、どう理解すればよいのでしょうね。
量子力学の世界に入っちゃうので、私も良く分からないのですが、下記のページが参考になるかもしれません。
ご紹介ありがとうございました。
コンピュータを作り出した人が何を考えていたのかは、大変に参考になります。
直接的には、質問の答えになりませんが、人工知能の話題ですね。
Wikipediaのチューリング・テストあたりからリンクを読み進めると面白いと思いました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/チューリング・テスト
言語学者が、[i], [a], [u]の3つの母音をquantum vowel(量子母音?)と呼んでいるのを見つけたのもきっかけのひとつです。
会話の一音節がもつ情報量の大きさが、キュービット(qubit)という考えとつながらないかと思ったので、質問してみました。
ありがとうございます。
ニューラルネットという言葉を最近はあまり聞かなくなったのはやはり実現が難しいからでしょうか。
「状態の重ね合わせ」という言葉の意味が自分はちょっとわかりません。
で、いろいろと考えていて、もしかしたら、「0と1を任意に重ね合わせる」ということと、ニューラルな処理は、同じことを言っているのかなと思ったので、質問をさせていただきました。
20 年ほど前に脳の神経網も模した「ニューラルネットワーク」という物を考えて、パターン認識(OCR ソフトのような、画像から文字や図形を認識する問題)や、NP 完全に該当するような最適化問題(取りうるすべての場合を計算しないと、最適な解が見つからず、要素の数が増えると、計算数が爆発的に増加して、現実的な時間で解が見つからないような問題)に応用できないか、といった研究が盛んに行われていました。
量子コンピュータは、脳の並列性よりも、状態の重ね合わせが出来る特性から、これまで逐次的にしか処理できなかったものを一気に処理できるようになる、という、どちらかというと物性から発想したものだと思います。多分(^^;。
宇宙をプログラムする宇宙―いかにして「計算する宇宙」は複雑な世界を創ったか?
量子のように小さな世界では(光なんかがそうらしいですが)物質は同時に二カ所に存在できるそうです。この性質を利用します。答えを取り出すときも、和音から音を抜くようにして答えを抽出するそうです。セス・ロイドという人が書いている本がおすすめです。理論は難解なのですが、読み物としても面白く、かつロマンチックでもあります。
脳の仕組みとは異なっています。