今あなたがいる会社では評価が高くても、他の会社でも評価が高いとは限らないのです。
社歴が長ければ長くなるほど、他部署との知り合いが増え、横とのつながりで仕事がスムーズに運ぶということが起きえます。
転職をすると、社内での知り合いがゼロからスタートしなければならず、今まで築いてきた歳月と同じわけにはいきません。
未発表でも転職後の会社がそのシステムに興味を持っているなら有利な評価をされるだろうし、論文発表していても関係ない会社だったら論文が書けるというくらいにしか評価されないのではないでしょうか。
悪い業績でも関係なければ評価されないかもしれないし、関係あったら採用もされないかもしれません。
その会社だけの業績は転職後は評価されないですよね?
当然、そうなります。
転職する場合、頼りになるのは自身のキャリアです。前職の業績は何の役にも立ちません。
キャリアは、知識やスキルといったレベルのものではなく、その業界やその事業に共通するノウハウを身につけている状態です。
管理者のキャリア、経営者のキャリアといったものも存在します。ただ、技術者としてのキャリアの方が、分野を絞りやすい分、身につけることは難しいことではありません。(時間はかかりますが)
転職後に前の会社での業績を頼りにするようでは転職する意味はないと思います。
何らかの不満があって転職をするのでしょうから転職した後は転職後の会社での成果によって評価されるべきです。
前の会社ではすごい結果を残してきたんだ、と言ったところで周りの人はじゃあ何で転職したの、と言う話になるだけだと思いますが。
転職すると、転職前の会社の業績が評価されなくなる分不利ではないですか?
人を評価するにあたって「能力」と「業績」は別物です。
「能力」は仕事を続けている間常に評価されますが、「業績」は基本的には1回限りしか評価されません。
考え方として分かりやすく言うと、会社は「能力」に対してはベース昇給という形で、「業績」はボーナスという形で評価します。
転職した場合は転職先では「能力」を吟味し前職での「業績」は「能力の表れ」という形で転職時点の給与を決めます。それ以降は新たな業績についてのみ評価されますし、そうなるべきです。
http://www.nri.co.jp/opinion/region/2001/pdf/ck20011203.pdf
http://www.jeed.or.jp/data/elderly/research/download/service_07....
そのために、履歴書というものがあるのです。
職務のみを書いた履歴書を別途添付します。
そこに自分のやった功績などを記載しアピールします。
職務経歴書というものです。
サンプルなども載っていますし、参考になるかと。
人の流れの多い業界におりましたので、人を新しく雇う際の決定プロセスを間近で幾度となく目にしてまいりました。
前の会社の業績というデータよりも、その方の仕事ぶりに対する業界内の口コミや技術系なら経歴(なにをしてたか)面接の際のアピール具合で決めていました。
新しい会社からすれば前の会社から直接業績をきくわけにもいかないので、そのようなことになるのかと思われます。頑張ってください。
当然不利ですが、その覚悟もなく転職するのは危険ですよ。
今の会社は、いままでの論文などが評価に大きくかかわるんですか?
いまの業績が一番の評価ポイントなのでは?
「不利」というのが、どのタイミングのどんな場面についてなのか定義されてないので、想像で2パターン書きますが・・・
1)転職時の面接や、給与等の交渉時
この場合、「これこれのプロジェクトにおいて、こんな役割を果たし、それによってこれだけの業績をあげました」という説明は、当然、評価の対象になると思います。
2)転職後において、前職でかかわったプロジェクトが、あとから(転職してしまってから)すごく利益を上げる案件に成長した
この場合は、あまり、ご自身の評価になりにくいですよね。
でも、もしも、大きな業績をあげられるプロジェクトで、重要な役割を果たせる人であれば、転職先で、同様の成果をあげられ、それによって、評価されればよいのではないでしょうか?
といいつつも、iモードの立役者といわれる松永真理さんは、ドコモをやめてだいぶたっても「iモードの」実績で、評価されている気がしますので、よっぽど大きく貢献すれば、前職の業績も自分についてくるのかもしれません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E6%B0%B8%E7%9C%9F%E7%90%8...
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