日本には、世界に誇る「地上の星」があります。函館・五稜郭です。
五稜郭は江戸時代末期、日米和親条約締結による箱館開港に伴い、防衛力の強化と国家の威信を示すことの両面を兼ね備えた城郭として建造されました。設計には当時の洋式軍学の権威、武田斐三郎があたり、大砲による戦闘を考慮したヨーロッパ的稜堡式築城様式を採用、堡を星型に配置したことであの形が出来上がりました。
このほか日本には長野県旧臼田町(合併により現在は佐久市の一部)にも龍岡城五稜郭と呼ばれる星形城郭があり、同町では一般利用もできる天体観測施設「うすだスタードーム」や東洋一の大パラボラアンテナを誇る宇宙空間観測所を有する「星のまち」として発展してきました。
このほか、カナダのハリファックス市、フランスのカレー市、ドイツのミュンスター市、オランダのヘレヴーツリュイス市、イタリアのパルマノヴァ市、フィンランドのハミナ市、キプロスのニコシア市、ロシアのサンクト・ペテルブルグ市、ベトナムのフエ市など(順不同)世界各地に星形の城郭が存在します。
話は1995年に遡ります。この年の6月、カナダのハリファックス市において世界先進国首脳会議が開催されました。ハリファックス・サミットです。この関連行事に、日本の函館市長がハリファックス市長から招待されたのです。両市は姉妹都市となっていたからです。その時、函館市長からハリファックス市長に対して、世界の星形城郭を有する都市が集まるサミットをやろうではないかと提案されました。ハリファックス市側も大賛成で、翌々年の97年に両市が共催して、第一回目のサミットが日本の函館で開催されたのでした。
その後も3年に一度ずつ、星形城郭を通じてそれぞれの歴史と文化を尊びあいながら友好親善の輪を拡げ、その力で恒久の世界平和を実現しようとの目的を掲げて、2000年にイタリア・パルマノヴァ市、2003年にロシア・サンクト・ペテルブルグ市、2006年にはオランダ・ヘレヴーツリュイス市で、開催し続けられています。今年はちょうど第五回目の開催年にあたり、ベトナム・フエ市での開催が予定されているのだそうです。
これを機会に私たちも世界の星形城郭の歴史などを調べてみませんか。なぜ星形なのかということも突き詰めていくと、当時の戦争の様子もわかってきます。星形城郭を調べることは、戦争の歴史を調べることにつながります。
そして、考えようではありませんか。今や人類は、この戦争のための城郭を平和友好のための遺産として役立てていく知恵を得たのだということを。この考えをちょっと推し進めれば、世界の軍事基地を平和のための遺産に変えてしまうことなど、きっと簡単ですね。星に平和を祈りましょう。
日本には、世界に誇る「地上の星」があります。函館・五稜郭です。
五稜郭は江戸時代末期、日米和親条約締結による箱館開港に伴い、防衛力の強化と国家の威信を示すことの両面を兼ね備えた城郭として建造されました。設計には当時の洋式軍学の権威、武田斐三郎があたり、大砲による戦闘を考慮したヨーロッパ的稜堡式築城様式を採用、堡を星型に配置したことであの形が出来上がりました。
このほか日本には長野県旧臼田町(合併により現在は佐久市の一部)にも龍岡城五稜郭と呼ばれる星形城郭があり、同町では一般利用もできる天体観測施設「うすだスタードーム」や東洋一の大パラボラアンテナを誇る宇宙空間観測所を有する「星のまち」として発展してきました。
このほか、カナダのハリファックス市、フランスのカレー市、ドイツのミュンスター市、オランダのヘレヴーツリュイス市、イタリアのパルマノヴァ市、フィンランドのハミナ市、キプロスのニコシア市、ロシアのサンクト・ペテルブルグ市、ベトナムのフエ市など(順不同)世界各地に星形の城郭が存在します。
話は1995年に遡ります。この年の6月、カナダのハリファックス市において世界先進国首脳会議が開催されました。ハリファックス・サミットです。この関連行事に、日本の函館市長がハリファックス市長から招待されたのです。両市は姉妹都市となっていたからです。その時、函館市長からハリファックス市長に対して、世界の星形城郭を有する都市が集まるサミットをやろうではないかと提案されました。ハリファックス市側も大賛成で、翌々年の97年に両市が共催して、第一回目のサミットが日本の函館で開催されたのでした。
その後も3年に一度ずつ、星形城郭を通じてそれぞれの歴史と文化を尊びあいながら友好親善の輪を拡げ、その力で恒久の世界平和を実現しようとの目的を掲げて、2000年にイタリア・パルマノヴァ市、2003年にロシア・サンクト・ペテルブルグ市、2006年にはオランダ・ヘレヴーツリュイス市で、開催し続けられています。今年はちょうど第五回目の開催年にあたり、ベトナム・フエ市での開催が予定されているのだそうです。
これを機会に私たちも世界の星形城郭の歴史などを調べてみませんか。なぜ星形なのかということも突き詰めていくと、当時の戦争の様子もわかってきます。星形城郭を調べることは、戦争の歴史を調べることにつながります。
そして、考えようではありませんか。今や人類は、この戦争のための城郭を平和友好のための遺産として役立てていく知恵を得たのだということを。この考えをちょっと推し進めれば、世界の軍事基地を平和のための遺産に変えてしまうことなど、きっと簡単ですね。星に平和を祈りましょう。