売変が現在年間1億あり、年間5000万削減したとします。
削減した金額がそのまま経常利益になるか?また、削減した金額がそのまま粗利益になるか?
原価率70%とします。
どのように考えていけばいいでしょうか?
売変による削減であれば、削減した金額がそのまま粗利益になって、そのまま経常利益に反映するのではないでしょうか。
売変を削減するだけであれば、販売費、一般管理費、営業外収益、営業外費用に変化は無いと思うので、経常利益と粗利益と同じになると思います。
>売変が現在年間1億あり、年間5000万削減したとします。
意味がよくわかりませんが、売価変更の枠が1億ありそれを5000万削減したという意味なのでしょうか?
質問の意味を完全に理解はしてませんが、回答をしたいと思います。
予算上の数値
期首300 当期仕入1800 / 当期売上2500 期末商品売価500 =原価率70% (予定の売変は1000として)
実績
期首300 当期仕入1800 / 当期売上3000 期末商品売価500 =原価率60%
(売変を年間500削減する。→当期売上が予算より500増加し3000となる。実際の売変は500になる)
予算上 売上2500-売上原価1750=粗利益750
実績は、売上3000-売上原価1800=粗利益1200 になります。
売変200を削減することによって、450だけ粗利益と経常利益(営業利益も同じ)が増加する事になります。
結論①
まず売変の変更によって粗利益も経常利益も同額、変化します。
損益計算書の構造を理解できているなら当然の結論です。
結論②
期末商品売価が一定とした場合、売変の削減金額と
同額の粗利益や経常利益が削減されるわけではありません。
売変が削減→原価率が減少(値入率が増加)→期末商品原価の減少を通じて売上原価が増加→売上原価という費用が増加
→売上が増加 → →売上という収益が増加
上記450の利益の増加原因は2つ。
1期末商品売価×原価率の変化率(70%→60%の10%)→500×10%=費用が50増加
2売上の増加 =収益が500増加
=500-50=利益が450増加
という事ですがわかりますでしょうか。
基本的に売変を5000万削減すればその分、粗利益(経常利益も)は5000万増加しますが、
売上高の増加を通じて原価率が変化してしまうため、期末商品売価×変化した原価率の分だけ
費用が増加するので、「5000万-期末商品売価×変化した原価率」が、粗利益(経常利益)になります。
つたない説明ですがお役に立てれば幸いです。
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