日本語のひらがなとカタカナは、それぞれ1音節が1文字に対応している、音節ベースのアルファベットであるといえるでしょうか。


日本語以外に、音節ベースのアルファベットを保有している言語はありますか。

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  • 登録:2009/04/20 00:20:06
  • 終了:2009/04/27 00:25:02

回答(3件)

id:dusk95 No.1

黄昏九十五回答回数195ベストアンサー獲得回数432009/04/20 00:30:39

ポイント27pt

アルファベット - Wikipedia

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A...

文字体系の類型としては、アルファベットはアブギダやアブジャドとともに音素文字に属する[1]。

日本語のひらがなとカタカナは、それぞれ1音節が1文字に対応している、音節ベースのアルファベットであるとはいえないと思います。

音節ベースのアルファベットを保有している言語ではありませんが、音節文字には以下のものがあるようです。

音節文字 - Wikipedia

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%B3%E7%AF%80%E6%96%87%E5%AD%9...

* ヴァイ文字。リベリアのヴァイ語の表記に用いられる。

* 女書。湖南省で用いられる。

* チェロキー文字。チェロキー語の表記に用いられる。

* ハングル。15世紀に李氏朝鮮の世宗が作らせたとされる文字体系。フィーチュラルスクリプトである。

* マヤ文字の一部

これで、回答になっていますでしょうか。

id:ShinRai

一読して、なかなか複雑であるということはわかります。

でも、基本的にアルファベットは音素文字で、音節文字とは別だということですね。

ハングルとひらがな・カタカナは同じ部類に属するのでしょうか。

ひらがな・カタカナだと一文字なのに、ハングルは合成されているから違うのではないかと思っていました。

2009/04/20 09:33:51
id:Mathusala No.2

サディア・ラボン回答回数259ベストアンサー獲得回数42009/04/20 13:22:33

ポイント27pt

エチオピアで話されている、アムハラ語の文字は、日本語と同じで、音節文字です。

子音を表わす、文字本体に、母音を表わす飾りがついたような形です。



http://www.geocities.jp/ethiopiabet/amharic/index.html

http://www.geocities.jp/p451640/moji/skm/10/skm_10.html

http://www3.ocn.ne.jp/~chiyo/song3.html

id:ShinRai

ありがとうございます。

けっこう古い時代に作られたのでしょうか。

それともやはり19世紀なのでしょうか。

2009/04/20 14:53:43
id:rryu No.3

りゅう回答回数30ベストアンサー獲得回数22009/04/25 03:22:04

ポイント26pt

「文字符号の歴史 アジア編(三上 喜貴)」の中で、著者は「The World's Writing Systems(ダニエルズ)」での5つの分類を元に以下のように分類しています(矢印の右側はThe World's Writing Systemsでの分類)。


  • 単音文字
    • アルファベット(ラテン文字・キリル文字) ← アルファベット(alphabet)
    • 単子音文字(アラビア文字) ← アブジャット(abjad)
  • 音節文字
    • a母音随伴型結合音節文字(インド系文字) ← アブギダ(abugida)
    • 完全音節文字(かな文字・彝文字) ← 音節文字(syllabary)
    • CVC型音節文字(ハングル)
  • 標語文字
    • 表語音節文字(漢字) ← 表語音節文字(logosyllabary)

これ以上は分割できない個々の音のことを音素と言い、母音のように安定した音を中心とした音素の集まりを音節と言います。

たとえば「あ」「か」「さ」「た」は1音節ですが、「りゅう」「せっき」なども1音節になります。

かな文字は拗音促音を伴う音節を1文字で表せませんが、おおむね音節文字といって良いと思います。


ハングルは初声・中声・終声を表す字母を組み合わせて1つの文字とするため、できあがった文字は音節単位になります。

ハングルは人工的に論理的に作られた文字なので、自然発生的に生まれた文字の分類には当てはめづらいものがありますが、この特徴から「文字符号の歴史 アジア編」では音節文字として分類しています。


a母音随伴型結合音節文字という分類は、インド系の言語の特徴によるものです。インド系の言語は母音の数が少なく、かつほとんど1種類しか使いません。そのためある母音(大抵はa母音)の音節に対する文字だけがあります。かな文字で言えばア段の文字しかないようなものです。他の母音の音節の場合は文字に特定の修飾を付けることで表します。


というように、音節文字といっても色々な種類があります。


参考:

文字と文書

The World's Writing Systems

文字符号の歴史 アジア編

id:ShinRai

すっごい!! ありがとうございます。

非常にわかりやすくまとめていただき感謝申し上げます。

母音は安定しているのですね。

フィリップ・リーバーマンも、言語というのは、音節単位で考えるのがよいといったことをどこかに書いていました。


母音なしで言語が成立するか、つまり、人類が母音を発音できるように、喉頭が下降し、声道SVT-Supralaryngeal Vocal Tractの二連共鳴管が完成する前に、子音だけでエンコーディング・デコーディングをしていたかということに、興味をもっています。

というのは、人類の最古の言語であるとされる南アフリカのコイサン語にある141の音素は、おそらくほとんどが子音だから、母音が生まれる前は子音だけで、エンコーディング・デコーディングをしていた可能性があると考えているからです。

言語にとって母音がどこまで重要かということと、音節文字をもっているかということが、結びつくような気がしてきました。

2009/04/25 09:05:18
  • id:chinjuh
    おもしろいです。
    考えてみたら子音と母音を分けずに書き表す表音文字を見たことないですね。
  • id:chinjuh
    dusk95 さんがウィキペディアからひろってきた例だと、
    ヴァイ文字とチェロキー文字は子音と母音にわかれてなさそうですよね。
    http://www.mojix.net/mojio/vai/aiueo.html
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AD%E3%82%AD%E3%83%BC%E6%96%87%E5%AD%97

    女書は実態がいまいちよくわかんないけど、
    日本の万葉仮名的に漢字を使っている例なんでしょうか。


    ハングルは、一文字にまとめて書いてあるだけとも言えるので個人的には違うよなーって思うし。


    うわ、なんか、興味津々。
  • id:ShinRai
    chinjuhさん、のっかりありがとうございます。

    ヴァイ文字もチェロキー文字も、19世紀に人工的に作られたのですね。

    日本語の濁点や半濁点は、いつごろから使われているのか知りませんが、これはこれで便利ですよね。

    有声音と無声音が、辞書で同じ頁、同じ項目として処理できるというのもメリットかと思います。



  • id:ShinRai
    南アフリカの黒人言語もそうでしたが、基本的に母音が「あ・い・う・え・お」の5つ、子音も、「か、さ、た、な、は、ま、や、ら、わ」であるというところは、チェロキー語もヴァイ語も同じなのですね。

    日本語って、世界標準に位置している、いやもしかしたら、世界の最先端に位置している言語かもしれない。
  • id:ShinRai
    あと気になるのは、ヴァイ文字とチェロキー文字は、今も日常的に実用されているのでしょうか。その文字を使った新聞や雑誌、書籍の出版は行なわれているのでしょうか。

  • id:dusk95
    Category:音節文字 - Wikipedia
    http://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E9%9F%B3%E7%AF%80%E6%96%87%E5%AD%97

    Syllabary - Wikipedia, the free encyclopedia
    http://en.wikipedia.org/wiki/Syllabary

    Category:Syllabary writing systems - Wikipedia, the free encyclopedia
    http://en.wikipedia.org/wiki/Category:Syllabary_writing_systems

    List of writing systems - Wikipedia, the free encyclopedia
    http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_writing_systems#Syllabaries

    Syllabaries
    http://www.omniglot.com/writing/syllabaries.htm

    以上、参考になりますかね。
    わたしは、とてもためになりました。
    指文字と万葉仮名を忘れていました。
  • id:ShinRai
    dusk95さん、

    大変参考になりました。ありがとうございました。

    現在でも日常利用されているのは、ひらがな・カタカナ以外に
    何があるのでしょうね。

    音節文字を使う民族のほうが、識字率が高いといった研究は
    とくに行なわれていないでしょうか。
  • id:chinjuh
    世の中的には母音記号を添えるものも音節文字なのかもしれないですが、
    それは音節が子音と母音に分かれるというものの見方が存在しちゃってますよね。
    そういうのだったらけっこうあると思うんですよ。
    のっかりコメントにも書かせていただきましたが、
    真言を書くのに使われる梵字は子音に母音をあらわす記号を書いて一文字にしますし。


    でも、日本語の仮名文字には、子音と母音という発想すらないですよね。
    そこがとても珍しいと思うんです。
  • id:amai_melon
    こちらに失礼します。

    日本語については、「音節」というよりは、「拍(はく)」ベースの言語です。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%A9
    拍は亀井孝(1956)の定義による用語で、「日本語においてアクセントによる相関を形作りうる最小
    の単位」、モーラは「音の長さについての音韻論上の単位」という定義です。


    英語については「音節」ベースの言語といえます。



  • id:fut573
    速記の分野では音節単位で一文字にするケースが結構ありますよね。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%9F%E8%A8%98

    ところで、シルボのような口笛語を楽譜に落とした場合、その譜面は音節文字であると言えるんでしょうか?
    その辺が気になります。
  • id:ShinRai
    amai melonさん

    そうそう、モーラってありましたね。

    他の言語ではモーラってことは言わないのですか。
    モーラって日本語だけの特徴ですか。

    たとえば欧米の言語学者にモーラっていってわかってもらえるのでしょうか。


    モーラというリズム(長さ)での統一を取ることによって
    日本語の音節(モーラ?)はデジタル符号としての便利性を高めたといえないでしょうか。
  • id:ShinRai
    それにしても、ひらがなもカタカナも美しい。
    漢字をベースにして崩しているから、人工的な感じがしない。
    人工的に作ったと思われる他の音節文字と見比べると、ひらがな・カタカナの美しさにうっとりする。
    こうもナチュラルでいて、しかもそれぞれが個性的な別々の形をしているなんて、すごいと思う。

  • id:YAMADAMAY
    やまだまや(真優) 2009/04/22 21:28:47
    言語学はよく知りませんが、「アルファベット」がギリシャ文字の「アルファ」と「ベーター」を言語用字の代表として合成した言葉だと感じます。という事は、その言語を書き表す基本文字の種類を表しているのではないかとおもいます。そういう面から見て日本語の「カタカナ・ひらかな」は同じ役目をしていると思います。
    よく、「(○○の)ABC」とか「xxのいろは」という言葉が用いられますが、この場合は基本とか、使い方という意味合いが強いように思います。
    音素文字、音節文字、表音文字、表意文字などいろいろな文字の区分けがありますが、日本語の中で、表意文字である漢字を簡略化して表音文字(意味を捨てて、共通の音に使えるようにした)は立派に「アルファベット」だと思います。
    また、発音記号や、部首など漢字の部品のみでは「アルファベット」とはいえないと思います。
    回答、コメントで高度な議論が伯仲している中、レベルの低い感覚で意見を述べてすみません。
  • id:ShinRai
    YAMADAMAYさん、ありがとうございます。

    ひらがな・カタカナも言語の基本単位であれば「アルファベット」と呼んでかまわないというご意見ですね。
    これも質問の前半部分ですので、重要なご意見ありがとうございました。

  • id:ShinRai
    ところで、しりとり遊びってありますが、これは音節文字だと簡単ですが、英語のような表記と発音が対応していない言語の場合には、難しいのでしょうか。そもそもあるのでしょうか。

    逆さ読みとかも、英語やフランス語は難しそうですよね。
  • id:nasi-goreng
    趣旨からは離れますが、
    「それぞれ1音節が1文字に対応している」
    とのことですが、
    「ず」と「づ」、「ぢ」と「じ」
    は1音節が2つの文字に対応していると思うのですが、これはどう考えればいいのでしょう?
  • id:ShinRai
    nasi-gorengさん、こんにちは

    「ず」と「づ」、「ぢ」と「じ」
    は、別々の音だった時期もあるのではないでしょうか。
    あるいは、元々の由来が違うから、異なる表記のままにしているのかな。

    今では、「ずっと待っててね」の「ず」と、「いきづまり」の「づ」は同じ音として発音していますが、昔は違っていた時代もあったかも。

    同様に「今何時ですか」の「じ」と、「痔の調子が悪い」の「ぢ」を違った音として発音していた時代もあったかも。

    同じ音で表記が違うというなら、「は」と「わ」、「お」と「を」、「え」と「へ」(「東京へ行った」の「へ」)も同じケースですかね。
  • id:ShinRai
    nasi-gorengさん、

    「す」に濁点と、「つ」に濁点の場合、
    もともとの清音の子音が違うから、有声音に
    なったときも、違った音が想定されていると
    考えてみてはいかがでしょうか。


    それにしても、濁点・半濁点は誰が考えたのだろう。

    シンプルなのだけど、実に便利で、本質が表現できている。
  • id:miharaseihyou
    日本語の母音と子音は、かつては現在より多かった事が知られています。
    わ行やや行の旧字体が違っているのはその名残です。
    東北弁や沖縄弁などは標準語よりも母音が多く使われていて、音節の種類が多いので聞き取りにくい。
    万葉集などの中でも同じ音だと思っていては理解できない歌が多い。
    現在の標準語は明治政府が強制的に広めたもので、国内の統一を目的に単純化したものです。
    当時は類似した言葉がたくさん、方言の分だけあるような状態で、意思の疎通が困難だった。
    文化の多様性よりも国家の統一を優先したのです。
  • id:chinjuh
    え・ゑ
    い・ゐ

    こういうのも昔は発音が違っていたと聞きました。
  • id:Mathusala
    サディア・ラボン 2009/04/24 06:27:45
    昔の日本語では、
    「え」はe、「ゑ」はwe
    「い」はi、「ゐ」はwi
    だったと思います。
    「ち」と「つ」は最初tiとtu、
    「ぢ」と「づ」はdiとduだったんですが、
    長年の間にeとwe、iとwiの区別が無くなり、
    tiとtu、diとduは
    chiとtsu、djiとdsuに訛り、
    更にdjiとji、dsuとzuの区別が無くなったんだと思います。
    eとyeの区別は、かなり速い時代に無くなったんでしょう。字を見た事がありません。
  • id:Mathusala
    サディア・ラボン 2009/04/24 06:43:01
    エチオピアの文字は昔からありました。
    エチオピア教会の聖書はゲエズ語で書かれていて、
    現在話されているアムハラ語も基本的に同じ文字です。
    アムハラ語の発音を表わすために、幾つかの新しい文字を作ってます。
    ゲエズ語とアムハラ語は、ラテン語とイタリア語くらいの違いしかありません。
  • id:ShinRai
    ゲエズ文字を見てみたいです。

    どれくらい広く使われたのでしょう。
    庶民も使用したでしょうか。
    出版物はありますか。
  • id:Mathusala
    サディア・ラボン 2009/04/25 11:00:22
    このページに、ゲエズ語の聖書の画像があります。
    13世紀頃から話されていて、
    19世紀までは書き言葉として使われてました。
    http://wpedia.goo.ne.jp/wiki/%E3%82%A2%E3%83%96%E3%82%AE%E3%83%80
  • id:ShinRai
    Mathusalaさん
    ありがとうございました。
    かわいい文字ですね。

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