THEME:「雨」「帽子」「家具」+「縁起物」
「今日をちょっと楽しく、イエで過ごすいつもの時間を素敵に変える小さな魔法のサプリがあったら…」と展開してきた “リブ・ラブ・サプリ”コーナーの続編のひとつ、FORTUNEバージョン。FORTUNEとは「幸運・幸せ」。毎回のテーマに沿って、イエと暮らしに幸運を呼ぶコト、ハッピーにするコトを思いとともにメッセージ下さいね。
豊かな暮らしをつくっていく〈イエはてな〉のマインドで、みなさまのご参加をお待ちしています!
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「Welcome to イエはてな」
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※質問は4月27日(月)正午で終了させて頂きます。
帽子というと私は次元大介の帽子がすぐ思い浮かびますが、あれはサイズ58.25cm、ツバの長さ8.6cm、厚さは1.5mm、素材はオス4歳のゾウアザラシの腹の皮で有ることが必須なんですよね。次元は帽子のツバ先で照準を合わせて銃を撃ちますから、あの帽子がないと、全く射撃が出来なくなります。帽子が命に直結なんですね。マンガとして面白おかしく設定されていますが、帽子という物が男にとってどれほど大切な物かを表現する、映画ボルサリーノと同じ男の美学が根底にありますね。
映画で帽子の着こなし術を学ぼうという提案、大賛成です。私もダブルチェスターコートにソフト帽が似合うような男になりたいです。が、とりあえずはハンチングかなぁ。私がかぶると、どうも軽薄な兄ちゃんに見えて仕方がないんですよ。あれはもっとスポーティーな帽子だと思うんですが、どうかぶったらそう見えるのでしょう。まだまだセンスが足りませんね。
「ボルサリーノ」という映画があります。30年代のマルセイユを舞台に、野心とロマンに生きた二人の男を描きます。数年後には「ボルサリーノ2」も作られました。どちらも70年代前半のフランス映画を代表する作品です。
実はこのボルサリーノ(Borsalino)という言葉は、イタリア・アレッサンドリアに本社を置く帽子メーカーの名前なんです。ミラノ、トリノ、ジェノヴァを結ぶ工業の三角地帯の中心に位置するこの場所はフランスでも有名で、そこの老舗であるボルサリーノの帽子は、一種独特のダンディズムを表すアイテムとして、この映画に深い影響を与えているわけです。
同社は1857年創業。社名は創業者の名前です。ここでは今も、古参の職人さんが仕事に就く前から使われているような古い木型や機械による手工業的生産が行われていて、ソフト帽やパナマ帽、チロルハットにハンチング、ベレー帽にサファリ帽など、多様な帽子が作られています。
さて、映画「ボルサリーノ」の中で、アラン・ドロンはボルサリーノの帽子をかぶって登場します。黒のタキシードに白のスカーフ、そしてその上にダブルチェスターのコート。クラシカルなダンディズムに溢れています。
この映画ではほかにも、カジュアルな服装の中に自然に帽子が溶け込んでいる様子など、様々な帽子のシーンを見ることが出来ます。日本人、とりわけ現代の男は、制服としての帽子しか知らないのではないでしょうか。もっと自然に、服装のコーディネイトの中に、当たり前のように帽子を取り入れられるようなセンスを磨きたいですね。
そのための先生が映画です。特に洋画。様々な映画の中に、様々な帽子が登場します。しかし、アメリカ映画とフランス映画、イギリス映画にイタリア映画、それぞれにちょっとずつ、服装における帽子の位置づけが異なっているのに気付きます。着こなしの技が微妙に違うのです。さぁ、あなたはどんな帽子のお洒落が気に入るでしょうか。そんな視点で映画を見てみるのも興味深い物だと思います。