兄弟間の確執などはあるのですが、英語はもっとこなれた普通の言葉のような気がします。
http://en.wikipedia.org/wiki/Sibling_rivalry
ぴったりした言葉がない場合には、sibling rivalry が日本ではそれほど重要視されない理由を文化人類学もしくは社会学的に考察した論文などをご紹介です。
回答はすみませんが、自分の意見だけからじゃないですか というのは避けてください。
「兄弟間の競争意識」はどうでしょうか。使用例が見つかりました。
●AFN FAN No.0135: James Dobson Family Minute 11/26/2004
>Sibling rivalry is common in families.
兄弟間の競争意識は家庭では普通のことです。
http://www.afnfan.net/archives/2004/12/afn_fan_no0135.html
●英会話スクールDCEC英会話成功法メルマガ"本当にゴールドのように ...
>●Vocabulary:
★sibling rivalry
兄弟間の競争意識
http://www.delacruz-jp.com/mm/mm_20070528.html
※参考URL
●SPACEALC 英辞朗 on the WEB
『兄弟喧嘩』
http://homepage3.nifty.com/motoshiba/
http://homepage3.nifty.com/motoshiba/starthp/EITAN02.htm
下の409(中段以降)
409 sibling rivalry 兄弟喧嘩
http://workingmother.tea-nifty.com/wm/2007/11/post_2721.html
きょうだい喧嘩
>Comments
アメリカでも " Sibling Rivalry " は、PTAの日常的な話題のようですから、
この問題に対する一般解はないのでしょうね。
他は『ライバル心』(兄弟)とか
http://noelblog.at.webry.info/200506/article_5.html
>巷では、若貴兄弟の不仲が取り沙汰されている。この騒動を見て思い出した言葉、
「sibling rivalry」。きょうだい間のライバル心という意味だ。
ありがとうございます。だとすると、なぜ日本では兄弟間のライバル意識が問題にならないかですね。
日本でも、問題になった時は、「兄弟喧嘩」、「同族争い」、「血族争い」、「近親憎悪」という言葉はありますよね。
Siblingは兄弟以外にも、同じsib(氏)を持つ近親や親族、血族のニュアンスも含めた言葉ですので、そう考えると日本でも兄弟喧嘩以外のライバル心の例えはよくあると思います。
# ちなみに、同名のバンドのアルバムSibling Rivalryの日本語名は、「競い合う兄弟」でした。:
ええ、言葉として普段の会話で使うという感じではないですね。また、喧嘩ではないのです。
というかライバルという言葉自体が日本ではないのではないでしょうか? 競争相手 など普段はあまり使いません。
rivalが「ライバル」というカタカナ語になっているのは、ぴったりした日本語がなく、またぴったりした日本語が考案されなかったためかもしれないですね。
ウィキペディア記事の末尾にあるReal life siblings in the mediaを見ると、成長した兄弟の間のsibling rivalryは、紋切り型の日本語にするなら「兄弟互いに切磋琢磨して」という感じの例が多いように思われます。Oasisのギャラガー兄弟、テニスのウィリアムズ姉妹など。(この「切磋琢磨」も場合によっては婉曲話法ですが。)一方で、オリヴィア・デ・ハヴィランドとジョーン・フォンテーンなどは、「姉妹のいがみ合い」とか「仲の悪い姉妹」といった事例に思われます。
個人的に、ですが、英語圏でのsibling rivalryは、一般的に何かこれという実態のあるものをそう呼んでいるというより、俗な使われ方で一般的になっているのではないかと感じられます。俗な言い方での「アレルギー」(「わたし、数学アレルギーなんです」みたいな言い方)と同様、実はsibling rivalryではないかもしれないのに、そう言って「そうよねー」と納得する、というか。
実態としては、sibling rivalryは、弟や妹ができて親(特に母親)の関心が自分に向けられなくなったと感じた子供が、親の気をひくために子供っぽくふるまってみたりすることや、少し成長してからは弟・妹につらく当たること、およびそれによるきょうだい間の関係の軋み、それを後々まで引きずってしまうことを言うようですが(ウィキペディアによると)、日本語では、「親の気をひくために子供っぽくふるまう」は、日常的な日本語では「弟・妹にやきもちを焼く」だし、「弟・妹につらく当たる」から後は、多くの場合は「きょうだいげんか」や「きょうだいの仲が悪い」かなあと思います。
こちらのQ&Aがご参考になるかもしれません。あるお母さんが自分の息子の仲の悪さを相談する内容です。
http://education.mag2.com/otaku/bn155.html
Q: 中学1年生・小学5年生の息子の母親です。最近、息子同士が仲が悪くて困っています。ゲームの取り合いやお風呂の順番など些細なことで、すぐにケンカ。互いにまったく譲ろうとしません。……
この問いに対するほかのお母さん方の回答は複数ありますが、sibling rivalryという概念を少しでも含んだものは、「(男の子同士で)ライバル視してる部分があるのかなと思います」というものだけです。まあ、コンテクストがコンテクストなのですが、お母さん方がsibling rivalryという概念を必要とせず「そういうもの」として受け止めておられることには、感じ入るものがあります。
あと、日本でマスコミに取り上げられた「兄弟仲の悪い」兄弟についてのもの:
http://questionbox.jp.msn.com/qa1424305.html
これのご回答の3番に次のような一節があります。これがsibling rivalryに近いかもしれません。
次男坊って、やっぱり長男にはすごい反発心があると思う。結局、新しい事は全部長男がした後に産まれるわけだから、どんなに親が平等にかわいがってるつもりでも、存在感薄いんですよね。
……これを見ると、sibling rivalryは「兄(弟)に対する反発心」という日本語で表せる場合もありそうですね。「反発心」ではなく「競争心」でもいいかもしれません。
あと、こちらも子育て相談から:
http://oshiete.gogaku-ryugaku.net/qa4008796.html
上の子を褒めて育てるときょうだい仲が上手くいくと聞きましたが悪さばかりする長女をなかなか褒めることが出来ません。……
たぶんこういう場合の「きょうだい仲がうまくいく」の反対がsibling rivalryなので、「きょうだい仲が悪い/うまくいかない(こと)」を対訳として使うのもよいかもしれません。
面白い展開ですね。言葉をどう使うかなんですが、ライバル意識 あたりが日本語として使って機能するのかな。
英語では一般的に使っている言葉のようなんです。日本語でも同じくらいよく使う言葉があるかどうかを知りたいのです。兄弟間の競争意識 は普段使うよく使ういいまわしではないです。その差がしりたいところなんです。