http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090407/trl0904071713005-n1.htm
この件について、感情的に「自己責任」という人が多くて驚いています。
自己責任ということ自体には決して反対ではないのですが、挙げている理由が「規約に書いてあるから」とか「よそ見するのが悪い」とか「全部にネットをつけなきゃいけなくなる」など、まるで子供のような理論ばかりです。
この事件の論点としては、
1.野球ほど観戦が危険なスポーツは他にない。
2.距離の近い内野席へのライナー性の当たりに限定した話。
3.ネットを中途半端に取り付けていたという事実。
4.規約を作れば法的責任を無視出来るわけではない。
ご意見お待ちしてます。
例えばエキサイトシートであれば、明らかに「熱烈なファン」を対象としており、彼らはボールに対しての危険性もよく理解して観戦していることでしょう。
しかし、内野席全体はそうではありません。
熱烈なファンどころか、「家族やデートなどでも気軽に応援しにきてほしい」というのが運営側の姿勢ですよね。
ましてや今回が初めての事故ではないわけで、何度も何度も同様の事故が起きていて予見できていたにも関わらず、「気軽に来た観戦者」の怪我を防ぐ義務を怠ったと言えると思います。
例えば、エキサイトシートの逆で「セーフティシート」など安全に観戦出来る席を導入していればまた話は違ってきたと思います。
安全と危険の区分けをしっかりして、それを観客に伝えることは必要だと思います。
「1.野球ほど観戦が危険なスポーツは他にない。」という意見には同意します。
問題点はそのことへの認識が低い観客が多すぎる点にあると思います。
私は野球観戦(外野席)の経験はありますが、幼少時代に野球経験が全くありません。
”野球観戦の危険”への認識の薄い人間ですが、皮肉にも今回の事件で「硬球観戦の危険性」を知りました。
当時の球場でのアナウンスでは”危険性”を感じることはできなかったことは確かです。
スポーツ観戦の中で野球観戦がメジャーすぎるため観戦者の危険意識が足りない人がいるのは確かです。
皮肉な結果だが、今回の事件は球団側、観戦者どちらに対しても良い”問題提起”と”啓蒙”
になったのではないでしょうか?起こってからでは遅いのですけどね。。
自己責任の怖さを観客はもっと知るべきですね。