THEME:「籠」「学び時間」「表札・ポスト」+「縁起物」
「今日をちょっと楽しく、イエで過ごすいつもの時間を素敵に変える小さな魔法のサプリがあったら…」と展開してきた “リブ・ラブ・サプリ”コーナーの続編のひとつ、FORTUNEバージョン。FORTUNEとは「幸運・幸せ」。毎回のテーマに沿って、イエと暮らしに幸運を呼ぶコト、ハッピーにするコトを思いとともにメッセージ下さいね。
豊かな暮らしをつくっていく〈イエはてな〉のマインドで、みなさまのご参加をお待ちしています!
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「Welcome to イエはてな」
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080731
テーマ詳細とサプリ例
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20090603
プレゼント変更ご案内
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080729
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※質問は6月8日(月)正午で終了させて頂きます。
昔から竹には霊力があると信じられており 今なお竹にまつわる日民話が日本各地に残されています。一番有名なお話はきっと竹取物語ではないでしょうか。
福岡県には、海砂を入れる小さな竹籠の”てぼ”と呼ばれているものがあり、博多祇園山笠の間に砂を身体に振りかけて身を清めているそうです。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/fukuoka/yamakasa/20060608...
日本の竹細工でよく用いられるのは孟宗竹(もうそうちく)、淡竹(はちく)、真竹(またけ)の三種類であり 竹は3~5年位のものを本体に編むのに使用し、しなやかな1年位のもので縁を作るそうです。 竹の種類 http://www.kougei.or.jp/crafts/0706/special/story2.html
竹籠の種類は大まかに青物と白物に分けられて 青物といわれるものは竹を切り出してまだ青い状態で編んだものを指し、これに対して白物は何年も日光に晒して白い状態(※ここから更に苛性ソーダで油抜きという作業をすることも)にしてから編んだもの指します。
裏表もちゃんとあって、節のある方が表になります。表を表面に出るようにして編んでいくそうです。
海の中に沈めて魚を生かしておく竹籠ひとつにしても、作り手によって鮮度が変わることに驚きました。ただ編んで作ればいいという問題ではなく、カゴの網目によって出来た対流が鮮度を左右するそうです。
生活道具の一つとして塩を入れる(塩てぼ)という籠が使われていたのですが 見た目は味噌漉しのザル部分を逆三角形にしたような、そんな形をしています。
精製の技術が進んでいなかった頃。塩はもっと水分を含んだ状態で手に入るものであり そのまま放っておくと塩が固まってしまうため 各家庭台所にぶら下げて塩の固形化を防ぐため用いられていたようです。
下に水分が溜まって落ちてくるのを集めたものが”にがり”であり これを使って自家製のお豆腐を作っていたのだとか。無駄がないことに感心しました。
竹籠の作り手も高齢化の波が来ていて全国的に見て減ってきているそうです。大変素晴らしいと思うのでこの技術をぜひ後世に残していきたいと思っています。
竹を職人が見事に編み上げてつくられる竹籠。
普通に使うようなカバンタイプのものから、ザルのようなものまで、その形もさまざまです。
川の綺麗な田舎などでは、収穫した野菜を竹籠に入れて、川の水で冷やしたりもしますね。
竹という素材からか、落ち着いた雰囲気とどこか上品さがあり、カバンタイプのものなどは、和服によく似合います。
季節的には、夏に軽装で持たれているような方もみかけますね。