医療関係で質問です。注射薬のケイツーNは今までに患者がショックを起こしたことが多いのですか?それにしては皮内テスト用の専用のものはないように思うのですが・・・・このあたりの背景をご存じの方教えて下さい。

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  • 1人2回まで
  • 登録:2009/07/07 10:33:44
  • 終了:2009/07/07 21:33:22

ベストアンサー

id:doji No.3

doji回答回数201ベストアンサー獲得回数302009/07/07 20:27:29

ポイント60pt

phytonadione(フィトナジオン)はビタミンK1です。ケイツーNはメナテトレノン、いわゆるビタミンK2と呼ばれるもので、同じビタミンKではあるものの医薬品としては別物です。(参考データにはなると思いますが)

http://www.asahi-net.or.jp/~yq6k-srtn/bitamink.htm


http://square.umin.ac.jp/yby/DInews/No12.pdf

QビタミンK2注は、プリックテストは必要か。

A;現在のケイツーN注(エーザイ)は必要なし。以前のメナテトレノン製剤は、添加剤にポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60が含まれており、ショック等を引き起こすことがあり、プリックテストが必要とされていた。しかし、ケイツーN注の添加剤は、精製ダイズレシチンでショック等を起こす可能性が少ないため、テストは必要なし。メーカーにより、添加剤が違うので、確認が必要。【参考文献】添付文書、メーカー資料(エーザイ)

http://www.sam.hi-ho.ne.jp/tootake/s62615.htm

プリックテスト

アレルギー検査法のうちの皮内反応法の1つ。

皮内反応法に火は、被検液を皮内注射する方法(皮内法)、皮表に滴下し皮膚を傷つける方法(スクラッチテスト)、単刺する方法(プリックテスト)があります。

一般的なプリックテスト

 通常、前腕屈側の皮膚をアルコール綿で清拭し、乾燥後被検液1滴を滴下し、その液を通して注射針でわずかに血のにじむ程度に刺します。1~2分後あるいは反応が出現したら、脱脂綿を軽くあて、液滴を吸い取ります。15分内外で反応の強さ、発赤膨疹の長短径を測定して判定します。


結構昔のですが薬剤部の文章なので、その時点での信頼性は有ります。

「添加剤」を変更する以前はケイツーNでも、ショックを起こす事は十分にあったようです。

しかし思うんですが、そもそもケイツーN=メナテトレノン=ビタミンK2なので納豆を代表とする多くの食品に含まれてます。ビタミンと付くだけあってそこそこ必須な栄養素なんで、これが原因のアナフィラキシーショックっていうのは流石に考えにくいです。あったら相当の大病のはずです。

臨床では、基本皮下テスト専用の薬剤はないと思います。(特例的なので1つくらいあった気はするんですが)


メナテトレノン注射液で、ヒマシ油(例のアレルギーを起こしやすい添加剤)入りのものがあったので添付文書どうぞ。

http://www.kobayashikako.co.jp/admin/common/down.html?kind=atch&...

流石に、皮下テストの方法もちゃんと載っています。

id:sikaosuga

doji様、考えてみれば脂溶性ビタミンですから可溶化が必要で、そのための添加剤にショックを起こしやすい物質があったのですね。で、ケイツーNは添加剤を変更して、ほとんどショックの可能性がなくなったので、添付文書にはプリックテストのことまでは書いてないのですね。それでいまはテストは必要なし。よーくわかりました。そしてケーフイ注のように違う添加剤のときは気を付けてプリックテストをちゃんとするようにしたいと思います。私が知りたかったのはそういうことなんです。とても参考になりました。ありがとうございました。

2009/07/07 21:20:43

その他の回答(2件)

id:pahoo No.1

pahoo回答回数5960ベストアンサー獲得回数6332009/07/07 10:47:16

ポイント10pt

ケイツーN静注用10mgの添付文書には、副作用情報として以下のように記されています。

従来のメナテトレノン注射剤でショックを起こしたとの報告があるので、投与に際しては観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。 

また、適用上の注意として以下のように記されています。

1. 投与速度
急速に投与するとショック症状があらわれることがあるので、点滴静注が望ましいが、静注する場合は、緩徐に注射すること。 
id:sikaosuga

そうですよね。添付文書的にはあまり重大な取り扱いには見えませんよねー。ご意見ありがとうございました。

2009/07/07 18:27:07
id:nobnob3 No.2

考え中回答回数324ベストアンサー獲得回数292009/07/07 14:57:33

ポイント10pt

Pubmedで調べてみました。

一つの文献からは何も言えないかもしれませんが、この文献では、

The incidence of anaphylaxis after i.v. phytonadione is overall comparable or slightly less than other drugs known to cause anaphylaxis. We do not recommend routine pretreatment with antihistamines or corticosteroids before administration of phytonadione.

他のアナフィラキシーを起こす薬剤と比べて似ているかやや少ない発生率で、前処置(皮内テストという訳ではありません)は推奨しないと書いています。


1: Ann Allergy Asthma Immunol. 2002 Oct;89(4):400-6.Links

The incidence of anaphylaxis following intravenous phytonadione (vitamin K1): a 5-year retrospective review.

Riegert-Johnson DL, Volcheck GW.

Department of Medicine, Mayo Clinic, Rochester, Minnesota 55905, USA. Riegert.douglas@mayo.edu

BACKGROUND: Phytonadione (vitamin K1) administered intravenously (i.v.) has been associated with anaphylaxis, although the incidence is not known. The anaphylaxis is thought to be attributable to the solubilizing vehicle, polyethoxylated castor oil (Cremophor EL, BASF AG, Ludwingshafen, Germany). OBJECTIVE: To estimate the incidence of anaphylaxis after i.v. administration of phytonadione. METHODS: A retrospective review of anaphylaxis after i.v. phytonadione over a 58-month period at a large academic center was performed. During the period of the study a protocol for the administration of i.v. phytonadione was in place. A review of computerized records and survey of staff identified cases of anaphylaxis meeting predefined inclusion criteria. In addition, a literature review was performed for articles concerning anaphylaxis after i.v. phytonadione. RESULTS: Over the 58 months of the study, a total of 6,572 doses of i.v. phytonadione were administered. Two cases of anaphylaxis after i.v. phytonadione were identified. The incidence of anaphylaxis was 3 per 10,000 doses with 95% confidence intervals of 0.04 to 11 per 10,000 doses. The literature review identified 14 cases meeting inclusion criteria with no reviews of the literature or estimates of incidence. CONCLUSIONS: The incidence of anaphylaxis after i.v. phytonadione is overall comparable or slightly less than other drugs known to cause anaphylaxis. We do not recommend routine pretreatment with antihistamines or corticosteroids before administration of phytonadione.

id:sikaosuga

他のアナフィラキシーを起こす薬剤と比べて似ているかやや少ない発生率ということですか。納得しました。文献ありがとうございました。

2009/07/07 18:38:19
id:doji No.3

doji回答回数201ベストアンサー獲得回数302009/07/07 20:27:29ここでベストアンサー

ポイント60pt

phytonadione(フィトナジオン)はビタミンK1です。ケイツーNはメナテトレノン、いわゆるビタミンK2と呼ばれるもので、同じビタミンKではあるものの医薬品としては別物です。(参考データにはなると思いますが)

http://www.asahi-net.or.jp/~yq6k-srtn/bitamink.htm


http://square.umin.ac.jp/yby/DInews/No12.pdf

QビタミンK2注は、プリックテストは必要か。

A;現在のケイツーN注(エーザイ)は必要なし。以前のメナテトレノン製剤は、添加剤にポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60が含まれており、ショック等を引き起こすことがあり、プリックテストが必要とされていた。しかし、ケイツーN注の添加剤は、精製ダイズレシチンでショック等を起こす可能性が少ないため、テストは必要なし。メーカーにより、添加剤が違うので、確認が必要。【参考文献】添付文書、メーカー資料(エーザイ)

http://www.sam.hi-ho.ne.jp/tootake/s62615.htm

プリックテスト

アレルギー検査法のうちの皮内反応法の1つ。

皮内反応法に火は、被検液を皮内注射する方法(皮内法)、皮表に滴下し皮膚を傷つける方法(スクラッチテスト)、単刺する方法(プリックテスト)があります。

一般的なプリックテスト

 通常、前腕屈側の皮膚をアルコール綿で清拭し、乾燥後被検液1滴を滴下し、その液を通して注射針でわずかに血のにじむ程度に刺します。1~2分後あるいは反応が出現したら、脱脂綿を軽くあて、液滴を吸い取ります。15分内外で反応の強さ、発赤膨疹の長短径を測定して判定します。


結構昔のですが薬剤部の文章なので、その時点での信頼性は有ります。

「添加剤」を変更する以前はケイツーNでも、ショックを起こす事は十分にあったようです。

しかし思うんですが、そもそもケイツーN=メナテトレノン=ビタミンK2なので納豆を代表とする多くの食品に含まれてます。ビタミンと付くだけあってそこそこ必須な栄養素なんで、これが原因のアナフィラキシーショックっていうのは流石に考えにくいです。あったら相当の大病のはずです。

臨床では、基本皮下テスト専用の薬剤はないと思います。(特例的なので1つくらいあった気はするんですが)


メナテトレノン注射液で、ヒマシ油(例のアレルギーを起こしやすい添加剤)入りのものがあったので添付文書どうぞ。

http://www.kobayashikako.co.jp/admin/common/down.html?kind=atch&...

流石に、皮下テストの方法もちゃんと載っています。

id:sikaosuga

doji様、考えてみれば脂溶性ビタミンですから可溶化が必要で、そのための添加剤にショックを起こしやすい物質があったのですね。で、ケイツーNは添加剤を変更して、ほとんどショックの可能性がなくなったので、添付文書にはプリックテストのことまでは書いてないのですね。それでいまはテストは必要なし。よーくわかりました。そしてケーフイ注のように違う添加剤のときは気を付けてプリックテストをちゃんとするようにしたいと思います。私が知りたかったのはそういうことなんです。とても参考になりました。ありがとうございました。

2009/07/07 21:20:43

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