「日本軍の陸上部隊は7月に入っても激しく抵抗していたが、追い詰められた7日、残存部隊による総攻撃の命令が下され「バンザイ突撃」が行われた。銃剣をふりかざして大声をあげながら突進してくる日本兵の姿は米兵には理解不能な行動であり、米人は精神的に大きなダメージを受けたといわれている。だがこれでサイパン島の日本軍はほぼ全滅した。また多くの民間人は捕虜になることを恐れ、北端のマッピ岬などから次々に身を投げた。自殺者数は約1万人に上ったと伝えられ、現在でも「バンザイクリフ」としてその名を残している。米軍は続いてグアム、テニアンなどにも上陸開始、これらの島々でも同じく激しい戦闘がくり返されたが、8月にはマリアナ諸島の島々は全て米軍の支配下となった」
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