”圧倒的な敵の力にピンチの主人公。エネルギーも尽きてもはやこれまで…のところで、力を持たない子どもや人間が主人公に力を与えて、大逆転で敵(主にボスキャラ)を倒す”
という手法がありますよね。(いわゆる「元気玉」パターン)
その手法がいちばん早く使われたマンガ・アニメ・特撮映画等の作品は何でしょうか?
元気玉(in『ドラゴンボール』)よりは桂正和の『ウイングマン』のラストバトルのほうが早かったです('85年頃)。 ちなみに、『ウルトラマンティガ』の対キリエロイド戦・カタノゾーア戦はその『ウイングマン』の手法にそっくりでした。また、『ガメラ2』は『ドラゴンボール』の後です。
『ウイングマン』よりも古い、「元気玉パターン」のマンガ・アニメ・特撮映画等の作品を探しています。
※ヒーローを最終的に救うのが、”(特殊能力を持つ)ヒーローの仲間”ではなくあくまで”一般の人々”というのがミソです。
記憶の中で最も古いのは、ウルトラセブンの第39話・40話「セブン暗殺計画」ですかね――1968年6月30日・7月7日放映。個人的には、ウルトラセブン・シリーズの中では最も怖かった回です。
ウルトラ警備隊の全メンバーの大活躍で、セブンにエネルギーを注入して助けるわけですが――ウルトラ警備隊は一般人ではないですが、特殊能力者でもないということで、何卒ご評価を(苦笑)。
帰ってきたウルトラマンの時代になると、子どもも参加して、今っぽいストーリーになるんですけどね。
「セブン暗殺計画」の脚本は、昭和の特撮・アニメにはなくてはならない藤川桂介さん。
藤川さんは、ご自身のサイトに記されていますが、日本人と神の関係について、いろいろなお考えをお持ちです。そういえば、「宇宙皇子」の原作者さんですものね。
日本の神様は、普段は、森の中や田んぼの中にいて、日がな一日のんびり暮らしています。
ところが、人間ではどうにもならないような厄災が発生し、民衆が神に祈りを捧げた途端、祟る神、怒れる神となって現れます。
これが「元気玉」のルーツなんじゃないかな、と思うのです。
その意味では、大映の大魔神三部作(1966年)が直系のルーツだとは思うんですが、ご質問の主旨とは違う性質のストーリーなので省きます。
鉄腕アトムではないでしょうか。
うろ覚えですが、プルートゥと戦って負けたときに子供が助けて、その後100万馬力に改造してもらい勝つという話があたような・・・。
回答ありがとうございます。
>プルートゥ
ってことは『史上最強のロボット』ですね。
私もよく覚えていないのですが、そのような描写がありましたっけ…?
助けたのが子ども(一人?)だと、あまりカタルシスが感じられないのでちょっと違うかな。
http://www.toei-anim.co.jp/shop/dvd_kitaro60s_70s/mbm01.html
ゲゲゲの鬼太郎
バックベアードの催眠光線で鬼太郎が操られ絶体絶命なところ、少年が灯台を光らせてベアードの目をくらませ催眠がとけてベアードを倒すという話です。
白黒アニメの初期の頃だから1968年頃ですね。
他にも鬼太郎は子供がよく登場して、最終的に妖怪を倒す手助けになるシーンが非常に多いです。
回答ありがとうございます。
>鬼太郎は子供がよく登場して、最終的に妖怪を倒す手助けになるシーンが非常に多いです
子どもはゲストキャラ的な扱いでしょうか?
役名もつかないような町/村の人々が一丸となって鬼太郎を救うようなエピソードが好みなのですが…
>セブン暗殺計画
んー、ウルトラ警備隊は特殊能力者ではないですけど、ヒーローの仲間ですので惜しい!です。
頂いたコメントで思い出したのですが、マンのエピソード『小さな英雄』でイデ隊員がスパーク8でジェロニモンを倒して
「俺がジェロニモンをやっつけたんだー!」と喜ぶシーンがありました。
ただしそれはイデがウルトラマンを助けたのではなく、自信喪失したイデ隊員のために
ウルトラマンがわざわざ見せ場を作ってあげたという皮肉なエピソードでしたが。
その後イデ隊員は独力でゼットンを無重力弾で倒すんですけどね。
日本の神様と元気玉に関する考察も興味深いです。ありがとうございます。