【謎の洋館VODA◇IT】

 あるところで横浜開港の錦絵を見ました。そこに洋館(レンガ3階建て)が描いて
あって、看板に[VODA◇IT]と書いてありました。なお◇のところは、Sの裏文字と
いうか、Zに丸みを持たせたような字(あるいは、ふくらんだ2の字)のようです。

さて、なんと書いてあって、どんな意味でしょうか。

絵にはフランス国旗を掲げた家も見えます。ですから、この語は西洋の言葉にしても、何語かはわかりません。
なお、漢字の銘があるので、「裏焼きの写真」ではありません。

回答の条件
  • 1人5回まで
  • 登録:2009/08/18 20:22:49
  • 終了:2009/08/23 23:12:56

回答(1件)

id:meefla No.1

meefla回答回数976ベストアンサー獲得回数4552009/08/22 21:33:31

ポイント100pt

コメントにも書きましたように、VODA◇ITの謎はまだ解けていませんが、問題の洋館は「横浜ユナイテッド・クラブ」だと考えます。


明治元年の横浜居留地覚書第9条に基づき、英国籍以外の軍人や居留民にも門戸を開き、新たに海岸通5番に設立されたのが、横浜ユナイテッド・クラブである。宿泊施設を備えていたのでホテルの機能も持っていた。

spiceroad.ホテルとクラブ



以下、検証過程。

この洋館の特徴は、問題文にもある「レンガ3階建て」です。

アルフレッド・ジェラールが日本初の レンガ工場 を建てていたとは言え、当時のレンガは輸入品ないし高価な品だったと推測されます。

加えて、錦絵にある他の建物が平屋や二階建てなのに、三階まで必要という事はそれなりにキャパシティが必要な建物、つまりホテルの類と考えられます。

chinjuhさんの 拡大写真 (深謝!)で、二階の真ん中の窓にかかっているカーテンは、真っ赤で質感あるように書かれています。

http://www.sotetsu-group.co.jp/kawaraban/116/hotel.htm

の画像のような感じです。


しかし、一番有名な「グランド・ホテル」は角地の居留地20番であり、どう考えてもこの絵の範囲を外れます。

番地から言えば「横浜ユナイテッド・クラブ」も5番で、横浜海岸通リ之真景 のキャプションにある「左に8番辺りまでの洋館を描いている」とは一致しませんが、私はこのキャプションが誤りであると思います。

確かに、一軒と一番がイコールとすれば問題の洋館は8番あたりになりますが、この前提には疑問があります。

The American merchant experience in nineteenth-century Japan - Google Books の地図によれば、一番に複数の建物が存在していたようです。

一部かすれて判読しにくい部分もありますが、


1番: Jardine,Matheson & Co.; indo-china S. N. Co. - 2軒

2番: Hongkong & Shanghai; Comptior N d'Escompte; Pila & Co. - 3軒

3番: Robison & Co. - 1軒

4番: Occidental & Oriental; Pacific Mail S.S. Co. - 2軒

5番: Yokohama United Club; Club Hotel(明治17年開業?)


ですので、海側と山側に二つ建物があるという可能性を考慮しても、問題の洋館が横浜ユナイテッド・クラブである可能性は決して低くないと思います。

横浜ユナイテッド・クラブを画像検索でググると最初に出てくるのが 横浜市 中区役所 横濱もののはじめ探訪-17 で、ここにある写真は絵の洋館と違っていますが、これは正面像である事に注意してください。

国立科学博物館-産業技術の歴史 の 「横浜ユナイテッドクラブ(図面6枚)」によれば、「煉瓦造3階建の大規模な建物で、側面を海に向けていたのが特徴とされていた」とあります。

つまり、横浜海岸通リ之真景に描かれているのは、横浜ユナイテッド・クラブの側面なのです。

この図面だと側面にあるのは 3室から4室で窓の数が合いませんが、1897年(明治30年)の図面ですから、リニューアルして一部屋を広くした、と考えれば矛盾しません。


これを踏まえて、本題の[VODA◇IT]ですが、2つの可能性があると思います。

1. 横浜ユナイテッド・クラブのモットー、おそらくはラテン語の頭文字をつなげたもの

INRI みたいなイメージです。

2. 三代広重が適当に描いたもの

コメントに書いた天主堂の銘は、かなり適当に描いたように思えます。

Uのセリフが片方なかったり、Iなんだかコの裏返しなんだかわからなかったり。


以上、ご参考になれば幸いです。

id:sibazyun

詳細な調査ありがとうございます。

こうやってみると、「2. 三代広重が適当に描いたもの」で、例えば

UNITED の部分を、アルファベットを知らないものだから、なんとなく

スケッチして、清書するときにはアルファベットの一覧表を脇において

それらしく仕上げたのではないか、という気がします。

(それでなければ、◇以外、きちんとアルファベットに

なっているのが解せない)。

========

【後世のために】

けっきょく該当の建物はユナイテッドクラブではないらしい、

該当の文字はでたらめらしい、という結論にいきついたようです。

2009/08/23 23:12:20
  • id:sibazyun
    補足:錦絵そのものの構図ですが、
     ・前面は海で、大きな船やボートがいる。
     ・護岸があって、道路で、人力車が走っている。
     ・その後ろに家が立ち並ぶ。レンガの家、木造の家、など。
     ・そのような家の一軒です。
  • id:MEI-ZA-YU
    とりあえず、画がなければ解り難いでしょうから探してみました
    これですね ↓
    http://ch.kanagawa-museum.jp/dm/ukiyoe/yokohama/matinami/d_matinami17_zoom.html
  • id:sibazyun
    MEI-ZA-YUさん、ありがとうございます。これです!この左端の洋館です。
  • id:sibazyun
    この絵の解説(http://ch.kanagawa-museum.jp/dm/ukiyoe/yokohama/matinami/d_matinami17.html)には、ジャーデイン・マセソン商会、ウオルシュ・アンド・ホール商会というのが出てきますが、看板にはあてはまりませんね。

    で、看板の文字がでたらめかというと、そうも思えません。それは、VやIの字についている「セリフ」をきっちりと描いていることからの思いです。
  • id:MEI-ZA-YU
    私も最初にその解説見ました
    スイスの国旗は隣の建物ですかね
    この建物は居留地の8番みたいですから、当時の地図があれば何屋か判るかもしれません
    http://ch.kanagawa-museum.jp/dm/ukiyoe/yokohama/matinami/d_matinami17.html
    >右手に港の波止場と荷揚場、運上所があることから
    居留地1番のジャーデイン・マセソン商会、2番のウオルシュ・アンド・ホール商会から左に
    8番辺りまでの洋館を描いている。


    http://cgi.www5f.biglobe.ne.jp/~kazuya22ai/ai/joyful.cgi?page=180

    http://www5f.biglobe.ne.jp/~kazuya22ai/ai/img/629.jpg
    >アメ一はウォルシュ・ホール商会亜米利加一番館の略称です、居留地2番地です。
    亜米利加へのお茶の輸出の最大手でした。

    http://www5f.biglobe.ne.jp/~kazuya22ai/ai/img/623.jpg
    >グラバーはジャーディン・マセソン商会のほかにこの銀行の代理人をも勤めています。
  • id:MEI-ZA-YU
    こういうので8番地まで書いてあるのがあればいいんですがね↓
    http://www16.ocn.ne.jp/~settleme/pageq.htm

    http://blog.goo.ne.jp/shunsuke-ayukawa/e/7c38784256d0a16194df18f452c65d3c


    これもどうでしょうね・・・
    http://hamakazuchan.web.infoseek.co.jp/birthplace/canalisation.html
    >横浜市中区関内の吉田橋近くに鉄の橋の記念碑と共にブラントンを顕彰する碑があります。
    碑には、ブラントンの肖像と彼の実測による1870年当時の横浜居留地地図が描かれています。


    例えばホテルの名称だとか・・・
    http://www.7andy.jp/books/detail/-/isbn/978-4-561-56048-7

    この中のどれか? ↓
    http://www.kabuki-za.com/syoku/2/no173.html
    >元治元年(1864)の横浜の外国人居留地には、4軒のホテル、2軒のイン(小型旅館)のほか
    飲食店もあり、レストラン、コーヒーハウス、パン屋なども開業しており・・・
  • id:meefla
    ロシア語で VODA = 水(water)ですが、その後に続くものを考えた所で詰まってます。
    ◇ = И (裏返しのN)かとも思いましたが、これだけロシア文字というのも変ですし。

    同じ三代広重が明治3年(1870)に描いた「横浜商館天主堂ノ図」
    http://www.klnet.pref.kanagawa.jp/archive/yokohama_gazo_page/gazo_mati168.htm
    天主堂に銘が刻まれていますけど
    HVISUCCUXVI
    でいいんでしょうかね?
    これまた意味不明...
  • id:chinjuh
    あれ、すごいな。もうみつかっちゃっている。
    わたしもまずは絵を探すところからだと思って、
    錦絵の本をあたって掲載されているのをたった今みつけたところです。
    ざっと読んでみましたが、解説にも何も書かれていないみたい。
  • id:chinjuh
    図書館で借りてきた本に掲載されている写真は絵が潰れていないのでよくわかるんですが、
    ◇の部分があきらかにZを膨らませた感じで、キリル文字のИではなさそうですよ。
    ただ、なんとなく、Sと書こうとして失敗してるような予感もします。
    8に近い感じで、Zのように切れてるんです。
  • id:sibazyun
    chinjuhさん、わざわざ図書館まで出向いていただいて
    ありがとうございます。

    単にVodasit か vodazit という人名(か、それをもとに
    した会社名)かもしれないと思ってはいるのですが。
  • id:sibazyun
    meeflaさん、検討ありがとうございます。
    実は◇の文字は少しかすれているので、キリル文字(ロシア語)で
    「Э」ということも考えたのですが、そうすると「D]ではなく「Д」
    ですね。

    で、vodaというのはロシア語とすれば、そのラテン文字表記
    ですが、ラテン文字表記のスラブ系の言語(例えばチェコ語)
    なら、「voda」と書いて「水」。そうすると、また◇が不明、
    というぐあいです。

  • id:matsunaga
    まず、アルファベットを正確に模写できていない可能性を考えますと、謎の文字は「R」の可能性もあると思います。左の縦棒が欠けるとちょうど丸みを帯びたZになりますよね。

    VODARITだとほとんど意味のある検索結果が出ません。その一つ、Google Booksのページで見てみると、それはvocaritの誤認識でした。

    ラテン語でvocaritはvocaveritの短縮形で、vocoの三人称単数、すなわち「彼は呼ぶ」という動詞になります(英語のvocalの語源)。しかし、これでは意味がよくわかりませんので、回答ではなくコメントとしました。

    文字からの追跡にあたっては、とりあえずローマ字の大文字であることを前提に、原型を探る必要があるようです。

    meeflaさんの「天主堂」の図ではフランス語ではないかと見当をつけてみたのですが、うまくいきませんでした。他の言語もほとんど当てはまらないのですが、唯一、オランダ語で「huis なんとか」(オランダ語でhuis=ハウス=家)の可能性があるかもしれません。「神の家」みたいな感じで。ちなみに大文字の場合、VとU、IとJはごっちゃになる可能性があります。オランダ語もフランス語もわからないのでちょっとお手上げです。
  • id:meefla
    chinjuh さん、もしよろしければ、潰れていない画像をどこかにアップしていただけませんか?
    一つ思いついたのですが、文字の実物を見ないと何とも。

    # この件が気になって夜も眠れません(^^;
  • id:chinjuh
    文字自体がデタラメである可能性は否定できないと思うんですが、
    Rには見えないですよ。ほんとにSを裏にしたような感じです。
    文字のところだけマクロで撮影すればいいと思うんですが
    蛍光灯の下でやるとうまくいかないので、夜が明けてから写してみますね。
    天主堂のもあるのでそっちも写しときます。
  • id:MEI-ZA-YU
    文字はあてになるんでしょうかね
    天主堂の文字もデタラメ? ↓(空が赤いのが本物?)
    http://www5f.biglobe.ne.jp/~kazuya22ai/School/687.jpg
    http://ch.kanagawa-museum.jp/dm/ukiyoe/yokohama/matinami/d_matinami14.html
  • id:chinjuh
    錦絵って木版でしょう?
    最初の数枚と何百枚も刷ったあとでは版がすり切れてたり絵の具ののりが違っていたりしても不思議はないような気がしますが。


    http://d.hatena.ne.jp/chinjuh/20090822
    文字のところだけ本からデジカメでとって貼っておきました。
  • id:sibazyun
    chinjuhさん、ありがとうございます。これです。
    この質問、今「注目の質問」で全体3位になっていますね:-)
  • id:MEI-ZA-YU
    3位といえば、全く関係ないことで恐縮ですが、「珍獣」(Google)で検索すると
    約535,000件中なんとトップがchinjuhさんのサイトですね
  • id:chinjuh
    うん、そうなの。トップページだけね。
    たぶんYahooに登録されてるのが効いてるんだと思うけど、
    正直トップページがひっかかってもしょーがないんです。
    だってトップだけジオシティーズの無料サーバに置いてあるから広告も貼れないし。
    でも、二番目は自鯖がヒットしてるんですね。
    ならいいか(笑)
  • id:meefla
    建物はほぼ特定できました。
    でも窓の数が合わないし、VODA◇ITの謎も解けてないorz

    長文になるので回答に書いていいですか?>sibazyunさん
  • id:sibazyun
    meefla さん、どうぞ、お願いします。
  • id:meefla
    回答に書き忘れていたので、こちらに追記。
    ワイルドカードを使って串刺し検索できる OneLook Dictionary Search
    http://onelook.com/
    で、VODA?IT や VODA??? を検索しても何もヒットしませんでした。
    意味のある単語ではないと考えた方がよいかもです。
  • id:chinjuh
    vodasit を vodasir とか vodasin のように、なんとなくそれっぽい変化をさせて検索すると、
    以下のようなページが存在してた形跡があるんですけど。これは何語でしょうね。

    vodasit
    http://74.125.153.132/search?q=cache:QZJVQ7KVxfIJ:mv.lycaeum.org/anagrams/PARALINGUA.cgi%3Farticle%3DAneevose+vodasit&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp

    vodasir
    http://74.125.153.132/search?q=cache:yAoxQtyRkqgJ:mv.lycaeum.org/anagrams/PARALINGUA.cgi%3Farticle%3DDathewhiko+vodasir&cd=1&hl=ja&ct=clnk&gl=jp&lr=lang_ja

    vodasin
    http://74.125.153.132/search?q=cache:ixprpjFx5PgJ:mv.lycaeum.org/anagrams/PARALINGUA.cgi%3Farticle%3DHalobloososi+vodasin&cd=2&hl=ja&ct=clnk&gl=jp&lr=lang_ja


    全部同じサイトで、挿絵からして内容はオカルトっぽいんですがさっぱり意味がわからない。
  • id:kuro-yo
    8番目の建物だというなら、
    単に「8番館」と書かれているだけ、
    という事はありませんか(あてずっぽう)
  • id:sibazyun
    * chinjuhさん、この3つのページ、ヨーロッパ系の単語ならある程度は分かるかとおもったのですが、まったくダメですね。それにしても、URLに anagrams (アナグラム)と入っているのが気になる。

    * kuro-yoさん、◇は「8」かもしれないとは思うのですが。。。
  • id:MEI-ZA-YU
    横浜ユナイテッド・クラブに確定ですか?

    それでは横浜ユナイテッド・クラブの実物(写真)を見てみましょう
    http://oldphoto.lb.nagasaki-u.ac.jp/jp/target.php?id=2775
    >撮影時期は明治18年(1885)の植樹間もない頃か

    解りにくい?

    それでは ↓
    http://ameblo.jp/aqgel/image-10034004917-10021859090.html
    (http://ameblo.jp/aqgel/archive1-200705.htmlより)
    レンガの3階建てではないようですが・・・
  • id:mododemonandato
    適当メモ
    最初のVは意匠化されたY
    YOKOHAMA
    DEDRY(?)
    ASSOCIATION
    Institute
  • id:meefla
    > MEI-ZA-YUさん
    私も写真からすると、絵の真ん中にある青屋根の建物が横浜ユナイテッド・クラブかも、と思います。
    ちょうど5番目の建物ですし、二階のバルコニーも一致します。
    ただ、屋根の形が一致しないように思うのですが?
    屋根だけ 90度回転した?
  • id:kuro-yo
    id:meeflaさんの回答1の中にある地図("The American merchant experience in nineteenth-century Japan")の中には、
    8番がないんですよね…
    7番までと9番はあるのに。
  • id:sibazyun
    錦絵と写真との対応でいうと、直接問題の建物というのではないのですが、
    meeflaさんの見つけられた 「spiceroad.ホテルとクラブ」の
    トップページ Spice Co., Ltd.の http://www.spiceroad.ne.jp/
    にある「フランス波止場から見た居留地」が雰囲気を伝えていますね。

    その写真を見て思ったのは、錦絵の方がデフォルメで、1棟あたりの
    窓や柱の数が少なく描いているのではないか、ということです。

    そして、mododemonandato さんの頭文字対応とあわせて考えると、
    実物の看板はもっと字数があったのではないか、たとえば
    YOKOHAMA UNITED CLUB とあったのを、1/3くらいに
    したのではないか、という妄想もわいてきます。


     
  • id:meefla
    > kuro-yoさん
    そうなんです。この地図見つけたときには真っ先に8番を探しましたw
    http://www5f.biglobe.ne.jp/~kazuya22ai/gensou/Name.html には、
    「蘭八 ヘフト・リリエンタル商会(Hecht Lilienthal & Co) 8番」とあって、オランダの商社なのかもですが、そもそも小説の登場人物一覧のようなので、どこまで信じてよいものやら。
    日本在留外国商社商人一覧1870
    http://www.h-web.org/mrugai/private/rep1994b-ref-1.html
    にもリストアップはされていますが、Google.com しても情報がない...
  • id:MEI-ZA-YU
    新鐫横浜全図 明治3年 1870年 に載っている
    『在港外国人名抄録』より 8番 判りました

    「白」の「ヘクトリレンタール社中」と記されています ↓
    (ベルギー 変換 ⇒ 白耳義 ⇒ 白)
    http://www.water.sannet.ne.jp/kazuya-ai/13/yokohama.html
    http://www.water.sannet.ne.jp/kazuya-ai/14/yokohama1-5.html
  • id:MEI-ZA-YU
    >横浜海岸通リ之真景 のキャプションにある「左に8番辺りまでの洋館を描いている」とは一致しませんが、私はこのキャプションが誤りであると思います。

    上記の地図と人名抄録によると誤りでもないようですね
    右から左へ1番2番・・・と1番に1軒ずつありますね
  • id:sibazyun
    meefla さんのいう「蘭八 ヘフト・リリエンタル商会(Hecht Lilienthal) 8番」と、MEI-ZA-YUさんのいう「ベルギーののヘクトリレンタール社中」は、国に違いはあるものの、実質一致ですね。

    ところで、問題の洋館の右上の国旗はデンマークで、それから右に美国(すなわち米国)、法国(すなわち仏国)の国旗が見えます。しかし、MEI-ZA-YUさんの見つけてきた表には、デンマークがない。うーん、そうなると。。。

    あ、おやすみなさい。
  • id:kuro-yo
    ベルギーの国語はフランス語で、Hecht Lilienthalはエクト・リリアンタールと読み、同名の会社がフランスにあったようです。
  • id:sibazyun
    たどりついた、私なりの結論は:
    ●文字は「実物の模写(+誤りの混入)」ではなくて「フィクション」。

    ●根拠は、次に示すような、「錦絵の性質」です。

    ・もともと手前の海に浮かぶ船にしても、ああいう船はいたでしょうが、
    写真に写るように同時にいたわけではなく、再構成したものですね。

    ・建物も「左に8番辺りまでの洋館を描いている」のでしょうが、
    8つ(あるいはそれより多い)実際の洋館を全部描いてはいない。

    ・建物の窓の数もおそらく実物よりは少ない。

    ・国旗も、実際の資料にある洋館の持ち主から推測されるものと違う。

    ●ただし、文字や国旗は、錦絵を実際に作るときには見本帳を見て
    描いた。そのため、実物の配置とは違うが、個々に見れば◇を
    のぞいて、実際あるものにあっている。

     で、今晩遅くにも本質問を閉めようかとおもっています。





  • id:meefla
    MEI-ZA-YUさんの明治3年の地図からすると、5番と6番の間に道がある筈なんですが、錦絵では描かれていないように見えます。
    もし描かれていないのであれば、デフォルメの根拠になるかと。
    いずれにせよ、回答に書いた「横浜ユナイテッド・クラブ」説はトンデモのようですね。ごめんなさい。

    ・9番
    MEI-ZA-YUさんの地図に「九番 ローゾー 病院」とあるので、一つ飛ばしてこれかも、と思いましたが、
    ハマ発ブログ : フランス海軍病院
    http://hamablo.exblog.jp/10187460/
    全然違います。

    # 病院の入口に鳥居たてないで欲しいw

    ・Hecht Lilienthal
    1番の Jardine Matheson と何かトラブルがあったようで、
    Janus: Jardine Matheson Archive (ケンブリッジ大学の資料)
    http://janus.lib.cam.ac.uk/db/node.xsp?id=EAD%2FGBR%2F0012%2FMS%20JM%2FMS.JM%2FF24%2F12
    では、"Hecht, Lilienthal & Co., Lyons," とあります。
    リヨンだからフランスの筈ですけど、なぜベルギーとかオランダになってるのか、謎の多国籍商社。

    ・余談
    MEI-ZA-YUさんの人名抄録に「百二十九 ミス・カモ女 女郎」とあって笑いました。
    さすが人類最古の職業。
  • id:MEI-ZA-YU
    天主堂の文字も実際はなかった可能性もありますね ↓
    http://www5f.biglobe.ne.jp/~kazuya22ai/School/Church.html
    http://yosb.blog.so-net.ne.jp/2006-04-02-2
  • id:meefla
    > MEI-ZA-YUさん
    横文字の方はなかった可能性があると思います。
    ただ、漢字縦書きの「天主堂」は、少なくとも創建当時には実在していたようです。
    ハマ発Newsletter第3号~横浜都市発展記念館
    http://www.tohatsu.city.yokohama.jp/hamaN3.html
    『瓦葺き屋根の上に十字架を載せたその建物の正面には、大きく「天主堂」の文字が掲げられていた。』
    なので、全くのでっちあげとも断言できず...

    # ローマ風神殿のファサード、って張りぼてじゃん、と思ったのは内緒だ(^^;
  • id:MEI-ZA-YU
    ちなみに横浜ユナイテッド・クラブの位置はここですね
    http://www.city.yokohama.jp/me/kankyou/gesui/kotohajime/kyoryuchi-map.html

    ケリー&ウォルシュ商会(元・横浜煙草商会)が60番で 、向かいの80番がファルサーリ商会
    http://showcase.meijitaisho.net/entry/concession_01.php
  • id:chinjuh
    sibazyunさん、ありがとうございます。
    >URLに anagrams (アナグラム)と入っているのが気になる。
    これで状況がわかりました。
    オカルトの秘技を伝える文書みたいにするために、
    アナグラムだかカルダングリルだかの暗号で書いてある(もしくはそれっぽく装ってある)んですね。
    じゃあ、何語でもないのかー。


    あんまり参考にはならないでしょうが、
    絵がデフォルメされ事実を反映していない部分がある証拠として、
    借りてきた本には、碇泊している船についてこう書いてありました。
    >>
    右側は、沖に碇泊する三本増すとの黒い帆船。乗組員と船客の身なりから商船であろう。港で日常的に見られた貿易船である。しかし船体の砲門を開け大砲をのぞかせている。この時期の商船は武装していないので、これは誤りである。また、ヤードはマストの前、船首方向に付いていなければならないが、船尾の方向についている。これでは風を受けても船は前に進まない。船首布巾の屋根からフォアマストが突き出ている。帆船ではふつうデッキ上に居住用ハウスはつくらない。人も貨物も上甲板の下のスペースに入る。
    <<
    だそうで、かなりデタラメらしいです。

     ヤード(帆を張るための横棒?)や帆がが船尾方向についちゃってるとかは些細な書き間違いかもしれないけれど、大砲をつけてる点などは、書き間違いというよりペリーが乗ってきたみたいな軍船の資料を見て書いたんでしょうね。
  • id:sibazyun
    ・MEI-ZA-YU さん、天主堂の方ですが、お示しのページの一つに、
    正式名称を「EGLISE DU SACRE COEUR」(聖心聖堂)という、
    とありますので、そう描かれていた可能性はありますね。

    ・chinjuh さん、なんとなく錦絵師の手の内がみえてきましたね。
    そういえば、東海道五十三次の広重の浮世絵で、西の方は実際に
    広重は旅していないという疑惑があるそうですね。

     さて、そろそろおしまいとしよう。
  • id:sibazyun
    おわって、謎解きに貢献されたMEI-ZA-YUさん、
    絵を提供していただいたchinjuh さんにもポイントをお送りしました。

    知的興奮を共有できた数日間でした。
  • id:MEI-ZA-YU
    sibazyunさん
    わざわざポイントありがとうございました
    コメント欄も賑わい、こちらとしても楽しませてもらいました
    良ければまたこんな質問お願いします
  • id:meefla
    トンデモな回答にポイントいただき恐縮です。
    コメント欄も含めたご評価と受けとめておきます。
    私もいろいろ楽しませていただきました。
    良質問ありがとうございます。
  • id:chinjuh
    ポイントありがとうございます。
    こういう質問大好きです。
    ほんとに楽しませていただきました!
  • id:sibazyun
    【はてな事務局のおせっかい】
    meeflaさんの回答、あえて「いるか」にはしなかったのですが、
    今日、はてなからメールが来て、

    >「いるか賞 (ベストアンサー)」を選出いただいておりません。
    >よろしければ本質問に関して、いるか賞の選出をお願いします。

    だって。。。
  • id:meefla
    こんな迷回答で「いるか」をいただいても嬉しくありませんし、
    MEI-ZA-YUさんや他の回答者の皆様に顔向けできません(^^;
    はてなからのメールはスルーして下さいませ。

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