1.よしもとばななの仲間数人は、居酒屋にワインを持ちこんだ。
2.彼らはワイングラスを店員から借りて飲んだ。
3.居酒屋の店員は、店長に、大声で叱られた。
4.居酒屋の店長が、よしもとばななに「やめてほしい」と注意した。
5.よしもとばななは、著書で「みながそれぞれ仕事のうえでかなりの
人脈を持っている、店長がすげかえられるか、別の居酒屋になるだろう」
と、居酒屋の判断を厳しく批判した。
http://www.enpitu.ne.jp/usr6/bin/day?id=60769&pg=20090808
── よしもとばなな《人生の旅をゆく 20090410 幻冬舎文庫》
http://blogpark.jp/review/asin/4344412990/
6.ガジェット通信は、よその店主に意見を求めた。
http://getnews.jp/about
7.日本一まずいラーメン屋『彦龍』店主は、こう答えた。
「店長は黙って金もらってフトコロいれときゃよかった」
http://getnews.jp/archives/25802
8.よしもとばなな 作家 19640724 東京 /旧筆名:吉本 ばなな/籍=吉本 真秀子(まほこ)
http://www.yoshimotobanana.com/
9.あなたは誰の味方?
質問文の「みながそれぞれ仕事のうえでかなりの人脈を持っている、店長がすげかえられるか、別の居酒屋になるだろう」という表現を見て、
「自分は人脈があるからその店に報復をする程度の力はあるよ」
という意味にとってしまい。
なんて傲慢なやつなんだという気はしたんですが、
ちゃんと、文章を読んでみると(リンク先の省略までは見てません)、
店長自身を批判はしていますが、その店長を特定するような情報がなければ、まぁ理解はできるという気がします。
「気転のきく人になりなさい。」
という読者に対するコメントと、
「店長という、雇われであったとしても一国一城の主に、気転のきく人を用意できない、現在のチェーン店方式への批判」
なのでしょう。
そのこと自体、そして、そのことを文章にするのも別にいいんじゃないかなぁとは思います。
ただ、よしもとばなな的には、
「客に聞こえるように怒るのは問題外だが、店長が止めに入るのはわかる。でも、ほかに客もいないし、事情が事情だから融通利かせてくれてもいいよね?どうせなら、そんな記念の会でしたら、お店からも一本お出ししますよ。くらいなことを言ってくれればいいのに。」
ってことだろう。そのくらい気転をきかせてくれれば、
「あのとき世話になったから、今度の打ち上げここでやるか。」
くらい考えてやるのに。ってことなんだろう。
これは文章の意図として理解できるが、傲慢し、共感はできない。
チェーン店と分かっていて、チェーン店の価格を支払っていてそれを期待するのはどうかと思う。
作家として、チェーン店批判をすることは勝手にやってくれればいいが、
チェーン店の価格だから気楽に飲める人がいるということ
チェーン店の価格を維持するための企業努力がある(かも)ということ
の視点が全くない気がする。
ないものねだりのおこちゃまエッセイという感じでしょうか。