THEME:「夏の本」「太陽の下で」「ラーメン記念日に」
「今日をちょっと楽しく、イエで過ごすいつもの時間を素敵に変える小さな魔法のサプリがあったら…」と展開してきた “リブ・ラブ・サプリ”コーナーの続編のひとつSEASONバージョン。四季の暮らしや衣食住のこと、新しいシーズンライフ…。毎回のテーマに沿って、毎日を元気にする暮らしのサプリをその思いや由来とともにメッセージ下さいね。
豊かな暮らしをつくっていく〈イエはてな〉のマインドで、みなさまのご参加をお待ちしています!
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※〈イエはてな〉では、はてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。ご回答頂く時にもご参考下さい。また投稿期間中はできるだけはてなスターのご利用を控えて頂けますようお願いいたします。
※質問は8月24日(月)正午で終了させて頂きます。
お祭りで汗を流す。この夏らしさがたまりませんね!! 文章にも臨場感が溢れていて、いまだ興奮冷めやらぬ様子が伝わってきます。
私もこの夏、とある村に、草刈り奉仕に行ってきました。前にも書きましたが、今は農村がどこも高齢化していて草刈りがままならず、除草剤の消費量が急増しているんです。でも、私が草を刈りに行けば、たとえ道一本でも、除草剤の消費が確実に減らせます。ほんと、今の農村は手が足りないですから、一人の力が大きいんです。
そんな村ですから、お祭りにも働き手を求めてくれます。私も参加しました。ここは小さな村ですから、山車じゃなく大八車です。大八車の上に手作りの御神輿みたいのを載せて、太鼓をくくりつけて、村を練り歩くんです。とっても小規模です。でも楽しかったですよ。私もいい汗をかかせてもらいました。そして、貴重な地方の文化にも触れさせてもらいました。いい経験をさせてもらいました。
次は、CandyPotさんは「さいのかみ」ですか。小正月行事・・・・かな。楽しみですね。ふるさとがあるって、本当に素敵なことですね。
私は子供のころ一度引っ越しを経験しています。その懐かしい町に住む友だちから、お祭りおいでよと誘われました。小さな神社のお祭りですが、懐かしい思い出がいっぱいのお祭りです。早いうちから予定を立てて、心待ちにして出かけました。
現地に着いたのはお祭りの前日です。もう町はすっかりお祭りじたく。家々に御祭礼の提灯がさがり、町のあちこちにお祭りの灯籠も立てられています。もう神社には演芸の舞台ができていて、スピーカーからはお囃子が流れていました。
夜は友だちの家に泊めてもらいました。私が来たというので、懐かしい同級生がいっぱい集まってきてくれました。ほら○ちゃん、あの子も大学からずっと東京なんだよ、えーどこ?、今、荻窪、わー、けっこう近いよ、なんて、町を離れている人たちが、みんなお祭りには帰ってきます。
翌日は、小さいですが、山車が出ました。私もお祭りの半纏を貸してもらって、一緒に引っ張りました。これ、子供のころからの憧れだったんです。せいやせいやと引っ張りながら、太鼓の音も勇ましく町内を練り歩きました。何人か横笛を吹いている同級生もいます。すごいなぁ、みんな練習してるんだ。
やがて山車は神社の下までやって来ました。ピーッとホイッスルが鳴らされ、お囃子が止みます。祭典長の腕章を付けた人が山車の上に上り、
皆さん、これから山車はこの坂を上って境内に上がります。これより安全のため、山車の後ろは立ち入り禁止とし、全員山車の前に回って引いてください。例年、一度で上がれたためしがありません。今年は何度のチャレンジで上がりきるか、皆さんの奮闘をお願いします。
なんていうあいさつがありました。そうです。けっこうな坂道を山車が上っていくのです。これがこのお祭りのハイライト。みんな、腕に力がこもります。
そーれ!かけ声とともにお囃子が再開され、それに合わせてみんなで引いて行きました。うわぁ、すごく重い!上がりません、動きません。せーの!せーの!動いたっ!動きましたが、きゃぁー、下がってく!だめ、下がっちゃだめ!うぅぅぅぅぅぅぅ!もっと集まれ、みんな手伝え、せーの、せーの!今度は上がりました。どんどん山車は境内目指して進んで行きます。お囃子のテンポが速くなってきました。せいや、せいや、せやせやせやせや!!引いている私たちのかけ声のテンポも上がります。ついに上がりきりました。フッと山車が軽くなります。祭殿の前まで引いていって、そこでさらにお囃子が続きます。
いったい何分かかったでしょう。実際には短い時間だったのだろうと思います。でも私には、何時間にも感じられました。うわぁ、手がじんじんする、膝が笑ってる、あー、もうだめ、山車を引いた女子はみな、抱き合って体を支え合いました。男子はすごいね。まだ元気いっぱいでお囃子の太鼓を取り合っていたりしました。
汗だくだく。飲み物の差し入れが回ってきて、やっと一息です。太陽の下、懐かしい友だちに囲まれて、本当にいい汗が流せました。次はお正月かな。さいのかみの時、また帰ってくるよ。そう約束して別れました。この町、離れて何年たっても大好きです。