野球試合中に地デジでみれるオンタイムでの打率の変化等のデータはどこが（会社？）データとして保持しているのでしょうか。また、テレビ局はそれを購入して情報として提供しているのでしょうか。

プロ野球に関する試合・選手に関するデータは全て日本野球機構（ＮＰＢ）が管理しています。

ＮＰＢがＢＩＳ（Baseball Information System（ベースボール・インフォメーション・システム））というシステムを用いてデータをデータベース化し、それを各テレビ局・ラジオ局・新聞社・雑誌社などのメディアに配信しています。

データのリアルタイム更新の仕組みは、ＮＰＢのサイトでも公式には発表されていませんが、ＮＰＢのモバイルサイト（ＮＰＢ野球情報）にデータの更新についての記述があります。

http://www.npb.or.jp/home/mobile.html

モバイルサイト「ＮＰＢ野球情報」では、プロ野球公式記録データベース「ＮＰＢ ＢＩＳ」を利用し、 各球場から公式記録員自らが入力した１打席ごとの結果をリアルタイムでお届けしています。 また、ご希望の球団の試合結果をメールで配信するサービスも行っています。

　コンテンツには、今シーズンの試合日程や成績をはじめ、ファームの結果、選手名鑑、野球殿堂入りメンバーの検索、ＮＰＢからのお知らせ、共同通信社によるベースボール・ニュースの閲覧、各球団旗待受画面のダウンロードなどがあります。 　さらに、オールスター・ゲームファン投票やドラフト会議速報なども期間限定で行っています。

上記の文章を読み限り、ＮＰＢから各球場に配置されている公式記録員がデータを収集して、そのデータをＮＰＢのサーバーにリアルタイムでアップするのではないでしょうか？

打者の情報（打率・ホームラン数・安打数・盗塁数など）、投手の情報（自責点・失点・投球回数・防御率など）、守備の情報（失策数など）が更新され、サーバーにアップされたものを、テレビ局などがテレビに流したり、実況解説に役立てるものだと思います。

ＢＩＳの情報の一部はＮＰＢのサイトで見る事ができます。

http://bis.npb.or.jp/2009/stats/

余談ですが、このＢＩＳのデータを用いて「コナミのファミスタオンライン３」や「エヌシージャパンのパーフェクトプロ野球」などの野球ゲームが作られています。

当然の事ながら、ＢＩＳのデータやプロ野球選手のデータ（球団名・氏名などの肖像権）はＮＰＢとの契約の元で使用しています。