脳の長期記憶はRNAに記録されるという説があるようです。DNAに遺伝情報や本能の記憶が記録できるのであれば、RNAが知覚や知識を記録できてもおかしくはないと思います。脳内でRNAがどのように記録をしているのかについて研究している論文があったら、英文でも日本文でも構いませんので紹介してください。また、その際に、検索をどのように行なっているのか(記憶するときに、コトバによるインデックスもいっしょに記録するのか)についても、もしわかったら教えてください。

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  • 登録:2009/09/03 14:09:54
  • 終了:2009/09/10 14:10:02

回答(3件)

id:trn-rumiko No.1

trn-rumiko回答回数12ベストアンサー獲得回数02009/09/03 15:47:44

ポイント23pt

核の中でRNA上に刻まれる分子記憶の解明

http://kaken.nii.ac.jp/ja/p/14380327

id:ShinRai

ありがとうございます。

ショウジョウバエも参考になるかもしれません。

2009/09/03 17:43:12
id:shinok30 No.2

shinok30回答回数143ベストアンサー獲得回数102009/09/03 17:08:57

ポイント23pt

人間という名の動物

人間という名の動物

  • 作者: 堀内 信生
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • メディア: 単行本

の中に,

「記憶のRNA説」の元になったプラナリアの実験とサケの記憶物質の実験に関する記述があります

http://books.google.co.jp/books?id=4qITTu-rSywC&pg=PA183&lpg=PA1...記憶物質+++プラナリア&source=bl&ots=o2zwJzd0f-&sig=P0VY6HycinlqEIosHZLdIfJT4Ag&hl=ja&ei=tWafStX3DJWekQXA9p2cAg&sa=X&oi=book_result&ct=result&resnum=7#v=onepage&q=RNA%20記憶物質%20%20%20プラナリア&f=false

  

サケの母川記憶物質の注入実験についてはこちらに記述があります

>サケの回帰性と記憶物質

>サケはなぜ母川にもどってくるのか

>大島 清

>Aサケの記憶物質をBサケの脳内に注入するとどうなるか(記憶の転写実験)

http://salmon.fra.affrc.go.jp/kankobutu/tech_repo/fe04/fishandeg...

しかし,残念ながら.

一般的にこれらの実験は認められているとは言い難いようです

>回答者:kana_forte

>以下、1960年代を中心に盛り上がった『「プラナリアの記憶物質」論争』の話に

>なります。

>生物界には2つの大きな記憶装置があります。

> ・親から引き継いだ遺伝的情報(書き換えは困難 ≒ ROM)

> ・後天的に手に入れる情報を蓄える脳の記憶

>そのうち一方が核酸の塩基配列に蓄えられるなら、もう一方もそうなのではない

>か、つまり「記憶も特定の物質の構造に蓄えられるのではないか」と考えられた

>わけです。その候補にあがったのがRNA(リボ核酸)でした。「記憶のRNA説」と

>呼ばれる仮説です。

>DNAは、仮説提唱当時(1960年代前後)の分子遺伝学の知識から、容易に学習など

>によって構造変化を起こすとは考え難いこと、その一方で、RNA変化やタンパク質

>の変化はDNAの変化を反映していると考えられることから、RNAが注目されたわけ

>です。この説が正しいとすれば、ある生物に学習をさせた後で、RNAを生物から取

>り出して他の生物に与えれば、記憶の転移が可能となるのではないかと考えら

>れ、実験が行なわれました。

>コネル(1962)は、プラナリアに光と電撃を使って条件づけを行なわせ、その後

>そのプラナリアからRNA(リボ核酸)を取り出し、学習していないプラナリアに注

>射したところ、このプラナリアは条件づけをしないのに学習したのと同じく光に

>対して応答したと報告しました。

>この結果報告は世界中にセンセーションを巻き起こしました。新聞が「いつの日

>か、記憶物質を飲むだけでピアノが弾けるようになるかもしれない」と書き立て

>るなど、将来的には「メモリー・ピル(記憶剤)」が出来るようになると期待さ

>れました。

>しかし、追試によってこのような結果は起こらないことが見出され、この実験は

>誤りであったことが明らかになったのでした。めでたしめでたし?

http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa1652624.html



七つの科学事件ファイル―科学論争の顛末

七つの科学事件ファイル―科学論争の顛末

  • 作者: H. コリンズ T. ピンチ
  • 出版社/メーカー: 化学同人
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

>内容(「MARC」データベースより)

>脳の記憶物質、相対性理論を巡る論争、常温核融合論争など絶対と見られてきた

>科学定理や新発見に関する7つの科学論争の顛末を紹介。〈ソフトカバー〉

 

現在のところ,『長期記憶』がRNAのような物質によって保持されているという仮説は否定的です

ただ,最近になって『短期記憶』を保持するために,

マウスの単一脳細胞の化学レセプターのスイッチが入る事が必要だった

という報告があったようです

 

この報告が事実だとすると,

「化学物質」によって,

「脳細胞が『短期記憶』情報を蓄える機能を開始している」

可能性はあるかもしれませんね

>記事 : 単一の細胞が記憶を保存する仕組みが解明された+   09年01月26日(月)

>Single cell 'can store memories'   BBC News 1/26

>単一のマウスの脳細胞が「short-term memories:短期記憶」を保持する為には、 chemical receptor:

>化学レセプターのスイッチが入る事が必要だった、という 発見が「Nature Neuroscience」誌に報告されて

>います。

>記憶には短期記憶と長期記憶というものがあります。

>たとえば「今信号が赤だ」という情報を得て、「赤信号は止まれを意味する」、 という事を判断する場合、

>前者が短期記憶に関連する部分で、後者が長期記憶に 関連する部分になります。

>今回の発見は短期記憶の部分の話で、「化学物質」が単一の脳細胞が情報を 蓄えるという機能を開始させて

>いる事が判明したというものです。例えるなら、 短期記憶を蓄える為のメディアがCD-Rで、そこへの情報書き

>込みの為に必要と されるものが「レーザーによる加熱だった」という事が判明した、というよう なもの

>です。

http://www.mypress.jp/v2_writers/beep/story/?story_id=1803029

id:ShinRai

ありがとうございます。

まだ何が正解かよくわかっていない分野なのですね。

ノーベル賞学者のEric Kandelの著作は参考になりますかね。

http://melonsode.fem.jp/kandelyondel/

http://melonsode.fem.jp/kandelyondel/mt/4.html


人間の脳の分析ってできないですからね、なかなか。

2009/09/03 17:25:39
id:goog20090901 No.3

goog20090901回答回数637ベストアンサー獲得回数172009/09/05 01:07:31

ポイント34pt

http://news.livedoor.com/article/detail/3926750/

アラバマ大学のコートニー・ミラー博士とデイビッド・スウェット博士は、長期の記憶保存はDNAのメチル化と呼ばれているプロセスによって保たれているかもしれないと語りました。

id:ShinRai

面白い記事を発掘してくださりありがとうございました。

2009/09/06 00:59:43
  • id:ShinRai
    non-protein-coding RNA というタンパク質を作らないRNAが重要みたいですね

  • id:ShinRai
    ノーベル賞学者のEric Kandelの論文のダウンロードができるサイトがありました。
    ほかにオーストラリアの学者のMattickの論文も参考になるでしょうか。


    -1-
    http://caspar.bgsu.edu/~courses/Reading/Papers/2000Kan.pdf
    The Molecular Biology of Memory Storage:
    A Dialog Between Genes and Synapses

    Eric R. Kandel1

    -2-
    Proc Natl Acad Sci U S A. 1996 Nov 26;93(24):13445-52.Click here to read Click here to read Links

    Toward a molecular definition of long-term memory storage.
    Bailey CH, Bartsch D, Kandel ER.

    Howard Hughes Medical Institute, College of Physicians and Surgeons, Columbia, University, New York State Psychiatric Institute, NY 10032, USA.

    The storage of long-term memory is associated with a cellular program of gene expression, altered protein synthesis, and the growth of new synaptic connections. Recent studies of a variety of memory processes, ranging in complexity from those produced by simple forms of implicit learning in invertebrates to those produced by more complex forms of explicit learning in mammals, suggest that part of the molecular switch required for consolidation of long-term memory is the activation of a cAMP-inducible cascade of genes and the recruitment of cAMP response element binding protein-related transcription factors. This conservation of steps in the mechanisms for learning-related synaptic plasticity suggests the possibility of a molecular biology of cognition.

    -3-
    http://jme.endocrinology-journals.org/cgi/content/full/40/4/151

    J Mol Endocrinol. 2008 Apr;40(4):151-9.


    RNAs as extracellular signaling molecules.
    Dinger ME, Mercer TR, Mattick JS.

    Institute for Molecular Bioscience, ARC Special Research Centre for Functional and Applied Genomics, University of Queensland, Brisbane QLD 4072, Australia. j.mattick@imb.uq.edu.au

    RNA is emerging as a major component of the regulatory circuitry that underpins the development and physiology of complex organisms. Here we review recent evidence that suggests that RNA may supplement endocrine and paracrine signaling by small molecules and proteins, and act as an efficient and evolutionarily flexible source of sequence-specific information transfer between cells, both locally and systemically. As such, RNA signaling may play a central but previously hidden role in multicellular ontogeny, homeostasis, and transmitted epigenetic memory.
  • id:shinok30
    引用された部分を読む限り,Eric Kandel博士も
    長期記憶が「タンパク質を作らないRNA」の塩基配列の形で
    格納されているとは考えていないようですね

    >The storage of long-term memory is associated with a cellular program
    > of gene expression, altered protein synthesis, and the growth of new
    > synaptic connections.
  • id:shinok30
    結局,Connellらが唱えたような「特的の記憶には特定のRNA分子が対応する」
    という記憶のRNA説や
    あるいは同様のペプチド説は,
    実験の再現性に問題があり,
    また脳や神経の電気生理学的な知見とも合致しないので,
    「すでに否定された」と考えて良いと思います
     
    ただ,記憶の定着や保持に何らかの物質的な変化が必要なのは確かでしょう
    学習後のマウスにタンパク質合成阻害剤(ピューロマイシン,アセトキシシクロヘキシミド,アニソマシンなど)
    を注射することによって,記憶の保持を阻害することができるという結果から,
    記憶の保持にはタンパク質合成が必要であると考えられています
    また,メッセンジャーRNAの合成阻害によっても同様の結果が得られていることから,
    記憶にはRNA合成阻害剤やタンパク質合成阻害剤によって阻害されない比較的短期の記憶と,
    阻害されやすい長期の記憶があると推定されます
    「記憶のニューロン回路説」によれば,
    「一つの記憶は,特定の刺激に伴って脳に伝えられたインパルスなどによる信号群が
     脳の中のニューロンを次々と伝わることによって作られた特定のニューロン回路群に対応」します
    このニューロン回路群において,
    電気信号の循環や伝達が減衰して消えていくまで一定の時間続くのが,「初期の記憶」であり,
    それが一連の物質過程によって固定されるのが「長期記憶の成立」にあたります
    (黒田 洋一郎.1982.記憶と学習の生化学-1-記憶物質はあるのか? ,科学 52(1) pp.p17〜23 1982)
    http://ci.nii.ac.jp/naid/40000394302
     
    Eric KandelやMattickらの研究も私が紹介したDon Cooperらの研究も
    「記憶のニューロン回路説」の枠組の中で
    「記憶の定着や保持にはどのような物質過程が必要か?」という研究ですから,
    「特的の記憶には特定のRNA分子が対応する」という「記憶のRNA説」を指示する根拠
    のように考えるのは誤りだと思います

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