うろおぼえですが、昔読んだ本(たぶんトランジスタ回路の設計の入門書だと思いますが)には、
次のような事が書かれていたように思います:
「電子回路の設計には、回路電圧をもとにする設計法と回路電流をもとにする設計法があるが、
回路電流をもとにする設計法は少々面倒であるため、通常は回路電圧をもとに設計する」
この「二つの設計法」について、特に電流をもとにする設計法について、
論じた教科書や論文、参考書はありますか。
実際に回路をいじることがありますが、ちょっとピンと来ない表現です。
というのも、私が電圧、電流を気にするのは素子の特性によります。真空管は電圧増幅です。普通のトランジスタは電流増幅です。FETは電圧増幅です。オペアンプは事実上、電圧を見て設計します。
なので、方法論で決めるというよりも、扱う素子により決めるものだと思うのですけれど。
結果として、普通のトランジスタ回路は相互の影響が複雑であるため決まった回路の組み合わせを基本として考えます。オペアンプは「理想素子」というコンセプトがあるので、簡単な計算で基本設計ができるという利点はあります。
(専門家の方へ、アナログ的物理特性を無視して、最初の考え方の議論をしているつもりです。)
したがって、電流ベースの設計書というと、普通のトランジスタ回路の議論だと思うのですが。
FETは電圧素子、トランジスタ(FETでない)は電流素子と一般的に言われますが、
その文章が一字一句間違いなければ、筆者の意図している事というか、言いたい事は
何となく、理解出来るのですが、あとはトランジスタ回路でも、
エミッタフォロワか、ソースフォロワかとかそこらへんの事が言いたかったのかも?とは思います。
かなり説明を端折ってる感じなので、あまり気にされない方が良いかも・・・。
結局のところ、私なりの解釈としては、トランジスタの増幅回路なんて、基本は
入力信号をエミッタ端子、もしくはベース端子に入力の動作領域に適合する電流変化になるよう、適切な値の抵抗を接続して、
あとは入力側の端子に、抵抗をVccを通して、素子の動作領域の範囲内で動くように
電流を加えるだけの話なので、
(それに加えて、コレクタから抵抗を通して帰還させる回路が付くか、)
実際の回路的には、入力信号を負荷抵抗に加えて、一度、電圧の変化に変換してから、
再度、電流に変換して加えて、出力側も、基本はコレクタとVcc間に入れる抵抗の
両端に掛かる電圧の変化として計測すれば、理論的に理解しやすいと思いますので、
そういう説明をしようとしたんじゃないかな、という感じもします。
良さそうな本は何冊か持っているのですが、すぐ見れる場所に無いので、すぐは回答出来ない
のですけど、そこらの小さな図書館でも、電子回路もしくは、無線関係の資格取得の
解説書あたりのところを見ていただければ、ゴロゴロしてると思いますので、
パラパラとめくってみて、自分に合いそうなものを読むしか無いと思います。
正直、この手の本って、筆者自身全く理解してないというか、別の本の丸写し的な
本が、殆どと思いますので。簡単な見分け方としては、
具体的に部品の型番や、抵抗等の素子の定数が記入されてる本の方が良書である可能性が
高い気がします。
回答ありがとうございます。
回答ありがとうございます。