動物・植物の品種の交配に関する質問です。

(私の関連質問: http://q.hatena.ne.jp/1252336732)

「F1種」と呼ばれている品種があります。
すぐれた(=商品価値の高い)作物の品種にするために異なる品種を掛け合わせて作られた品種で、掛け合わせの1代目となのでF1種と呼ばれているのだと思っていました。

1.私の認識は間違っているでしょうか?別の意味なのでしょうか?

2.F1種はその次の世代(F2以降)は安定しないのは、種苗会社が仕組んでいるからだとよく見聞きします。
 しかしメンデルの法則から考えれば、伴性遺伝・先祖がえり(劣性遺伝してきた要素が現れる)は普通に起きる事と思います。
 たしかにF2以降安定した種ではないが(常識で考えて、種を売る商売の種苗会社がわざわざ自家採取を考慮する筈がない)
 それは種苗会社の罠でもなくて、掛け合わせ品種が遺伝の法則に従うは当たり前だと思います。
 (http://www.tmd.ac.jp/artsci/biol/textbook/genetics.htm 1)優劣の法則)
 異なる見解や事例があれば(こんな方法でわざと入れられる等)頂ければと思います。

3.遺伝子組み換え品種も、組み換え後の一世代目をF1、その次の世代をF2と呼ぶのでしょうか?

回答の条件
  • 1人2回まで
  • 登録:2009/09/13 23:25:35
  • 終了:2009/09/14 03:50:43

ベストアンサー

id:kyokusen No.1

きょくせん回答回数824ベストアンサー獲得回数862009/09/14 01:08:54

ポイント100pt

http://noguchiseed.com/hanashi/F1or.html

えーと、以前の質問にコメントで参加させていただいたものです。

あそこでもF1種を少し出したような気がいたしますが、今回は回答のほうで参加させていただきます。

1.認識の是非

 それで正しいと思います。F1種(一代交配種)はある品質を目指してある固定種と固定種を掛け合わせて作られた交雑種です。色々見てみますと、バイオテクノロジーで作られた種であるという論もあるようですがそれは間違いです。テーラーメイドに種子を作るような技術はまだ確立されていません。>これは遺伝子組み換え作物の開発に長い時間が必要であるという事に傍証を求める事が出来ます。まだ人類は遺伝子組み換えで生物をデザインする能力など有しておりません。出来るとしたら、ある株とある株を掛け合わせたらこうなるかもしれん、という掛け合わせの見当ぐらいで、それすらも実際やってみないことにはなんともいえないというのが正直なところであると思います。

2.安定しないのは種苗会社の陰謀?メンデル則?

 素直にメンデル則に従った自然の摂理でありそこに陰謀はないと考えます。もし、そこに陰謀を求めるのであれば種苗会社がその品種の親株を公開していない事に求めることが出来ますが、それをした場合、知的所有権というもの全てが否定されてしまう事になります。

 ですので、それは陰謀ではありません。

3.遺伝子組み換えはF1?

 遺伝子組み換え作物は従来の育種法とは違い、ある品種に対し目的の遺伝子を導入する事により生み出されます。例えばラウンドアップ(R)耐性遺伝子を入れ込むとか、枯草菌芽胞タンパク質の遺伝子を入れ込むとか、という事です。前者はラウンドアップを撒いても枯れない作物、後者は農薬無しで害虫に対抗できる作物となります。ちなみにこの遺伝子導入にはバイオテクノロジーが用いられます。プロトプラスト(細胞壁を溶かした植物細胞)への遺伝子導入とか、ウイルスベクターによる導入とか、方法はいくつかあるようですが、これが従来の育種法とは隔絶している所です。

 で、この遺伝子組み換え作物は基本的にその性質が固定された種ですので、ある意味において固定種という事が出来、従いましてF1やF2と呼ぶ事はありません。

id:HISI

どうも有り難う御座います。とても納得できました。

リンク先拝見しました。雑種強性のたとえ話に妙に納得してしまいました。ああおいしい野菜が食べたい・・・


>3.遺伝子組み換えはF1?=>ある意味において固定種

なるほど、勘違いしていました。

>まだ人類は遺伝子組み換えで生物をデザインする能力など有しておりません。出来るとしたら、ある株とある株を掛け合わせたらこうなるかもしれん、という掛け合わせの見当ぐらいで・・・

ヒトゲノムが解読されたところで、それをくみ上げるとなるとまた別の技術が必要になるわけですね。

2009/09/14 03:50:22
  • id:kyokusen
     いるか賞ありがとうございました。十数年前、学校で学んだ(習った、がいいかな?)知識のみでお話を差し上げたのでちょっとアレかな?と思いながらおりました。当時はヒトゲノム解析計画が始まり、遺伝子組み換え作物の研究にようやく目鼻がついた程度でしたので、今だと大分進歩してたりするのかなぁ、と思ったりもしています。

     ヒトゲノムについてお話がでましたので、それについて少し。

     HISIさんもご存知のように、ヒトゲノム解析はヒトのゲノム(DNA)を読み取る為の計画でした。これはある意味英字新聞を書き写すような作業で、果たしてそこに何が書いてあるかはわからない、別の作業となります。ゲノムというものは膨大な情報量があり、我々はこの中から意味ある配列を探し出さなければならない訳なのですが、これが非常にめんどくさい訳です。
    真核生物の場合、遺伝子の中には余計な文言が入ってまして、転写~翻訳が為される間にスプライシングという作業が入っていたりします。また、制御系の配列も多々ありますので、これも検討しないといけない訳です。
     ですので、ヒトゲノムの全体像があっても、それは一体なんなのか、理解するには更なる解析が必要という事になり、これ自体にものすごい労力が必要という事になります。
     
     例えば次のような文章があったとします。
    『たぬきたからたくたじほたんたじつたはつたばいたしょたてんにたてた』
    このままではまったく意味のない文字の羅列ですが、ある作業をすると意味のある文章になります。いや、解析しても意味ない文章やんというのはアレですが(^^;


     余談ですが、対象のタンパク質を生物学的に合成させる為に、タンパク質のアミノ酸配列から遺伝子を組んでしまうという事もあります。これは現在ヒト遺伝子組み換えインスリンなどの製造に使われている技術です。

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