ダウンロード違法化に関する質問です


http://www.mext.go.jp/b_menu/houan/an/171/1251917.htm
http://workingnews.blog117.fc2.com/blog-entry-1548.html

「誰それがこういった発言をしていた」ではなく、あくまで法律条文上の問題としての回答を頂ければと思います(一般教養レベルの刑法のみ昔習いました)

1.
YouTubeなどの動画共有サイトにおける動画再生が(一時フォルダに動画ファイルを保存する行為であるとしても)30Ⅲに該当しないというのはいかなる根拠なのでしょうか?(動画ファイルの、専用ツールなどを用いたダウンロードが30Ⅲに該当するにも関わらず~ということです)
2.
30Ⅲ「事実を知りながら」要件の意義は何でしょうか?つまり、この要件がなくとも、「著作権を侵害する自動公衆送信」の認識がなければ故意がないと思うのですが…
3.
「罰則がない」ということは、つまりどういうことなのでしょうか?例えば未成年飲酒も罰則がないとのことですが、僕が未成年だとして飲酒をしたとして、どういうことになり得て、どういうことにはなり得ないのでしょうか?
4.
条文をざっと見て分からなかったのですが、過失・未遂・共同正犯・教唆幇助はそれぞれいかなる扱いになるのでしょうか?

回答の条件
  • 1人3回まで
  • 登録:2009/09/15 15:02:01
  • 終了:2009/09/20 12:05:28

ベストアンサー

id:yazuya No.3

yazuya回答回数639ベストアンサー獲得回数532009/09/15 23:39:00

ポイント60pt

まず、この条文を刑法として捉えているので理解がしにくいのだと思います。

罰則がないので、民事の不法行為責任を追及する根拠になりうるだけです。

なので、刑法と捉えると余計混乱するとお思います。



1.

YouTubeなどの動画共有サイトにおける動画再生が(一時フォルダに動画ファイルを保存する行為であるとしても)30Ⅲに該当しないというのはいかなる根拠なのでしょうか?(動画ファイルの、専用ツールなどを用いたダウンロードが30Ⅲに該当するにも関わらず~ということです)

条文からは読み取れません。

「誰それがこういった発言をしていた」というレベルの話ですが省庁の偉い人の見解なので、そのように解釈される可能性が高い、という話です。

裁判所も省庁の見解には引っ張られがちです。

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/09/26/16991.ht...



2.

30Ⅲ「事実を知りながら」要件の意義は何でしょうか?つまり、この要件がなくとも、「著作権を侵害する自動公衆送信」の認識がなければ故意がないと思うのですが…

読み方を間違っているように思います。

「著作権を侵害する自動公衆送信」(これは自分以外の人が送信している)を「事実を知りながら」の場合、違法ですよ、という意味になります。

「著作権を侵害する自動公衆送信」という認識も必要で、それを故意で受信していることも要件ですよ、ということになります。



3.

> 警察が違法行為を指摘して、その指示に従わなかった場合も公務執行妨害

というのは、なるほど。ありがとうございます

ただ、未成年飲酒に関して、それに関与した保護者が罪に問われるのは、未成年飲酒を禁止する未成年飲酒禁止法1Ⅰに基づくものではなく、1Ⅱと3Ⅱの科料規定に基づくものですよね?

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AA%E6%88%90%E5%B9%B4%E8%80%8...

つまり、未成年飲酒禁止法3Ⅱがなかった場合、それでも1Ⅰに基づき、未成年者ないし保護者に、(上記「公務執行妨害に繋がる」以外の)何らかの不利益を課すことは可能なのでしょうか?

3.に関して2番目の方の回答は完全な間違いです。

警察が違法行為を指摘して、その指示に従わなかった場合も公務執行妨害

絶対になりません。

仮に、警察が殺人は違法行為だ、と指摘しているのを無視して殺人をしても殺人罪にしかならず、公務執行妨害罪にはなりません。

(もちろん、警察を振り切って殺人をしたとかなら公務執行妨害もついてくるかもしれませんが。)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AC%E5%8B%99%E3%81%AE%E5%9F%B...

公務執行妨害罪は公務員に暴行するなり脅迫を加えるなりしないと成立しないので、改正著作権法でそのようなことには絶対になりません。

ただ、未成年飲酒に関して、それに関与した保護者が罪に問われるのは、未成年飲酒を禁止する未成年飲酒禁止法1Ⅰに基づくものではなく、1Ⅱと3Ⅱの科料規定に基づくものですよね?

この点もこの理解が正しく、2番目の方の回答は公務執行妨害について想像でてきとうに書いているだけとしか思えない全く間違った回答です。


「罰則がない」ので、そもそも刑法的に考えるのではなく、民事上の不法行為責任を追求する根拠になりうる、と考えてください。



4.

条文をざっと見て分からなかったのですが、過失・未遂・共同正犯・教唆幇助はそれぞれいかなる扱いになるのでしょうか?

刑法ではないので、このような疑問の持ち方はややずれいています。

とりあえず、条文上、過失は責任を問われないでしょう。

未遂・共同正犯・教唆幇助というのもちょっと違いますが、一応、これら3つに類するような状態は不法行為責任を問われる可能性はあるでしょう。

id:flatlight

なるほど。少し読み方が分かりました。

  1. 刑法的な規定だ(故に構成要件該当事実の認識は故意として当然に要求されている)
  2. にも関わらず罰則がない
  3. という場合、例えば、殺人罪が「罰則なき刑法規定」だった場合と同じ扱いになるはずだけど、それってどういう扱いなんだろう

という順序で考えていたのがそもそも間違いなのですね…

1.

いわゆる立法者意思などと同レベルの問題として~といった話なのですかね。ありがとうございます

2.

これは正に最初の話、なのですかね。刑法でない以上、当然には故意は要求されておらず、「知りながら」要件によって初めて要求されることになる、と

ただ、民事だと考えると分からないのが、捜査の問題で…(学生の頃訴訟法は一切取りませんでした…)

常識的に考えても、殺人事件の捜査を警察が行うことはできても、例えば工場排水で被害を受けた人のため、警察が工場に乗り込んで不法行為責任を追及するための情報を収集することは不可能だと思います。そう考えた場合、この条文を根拠にして、例えば警察がウェブサーバー管理者なりプロバイダーなりに接続ログの提出を求めることはできない(プロバイダーが独自に調査して通報などを行うと、むしろ通信の自由への侵害が問題になりうる)気がするのですが、この認識で合っていますでしょうか?着うたを狙う条文だという話を聞いたことはあるのですが、例えば

  • 違法着うたサイトを運営するA
  • そのサイトから着うたをダウンロードしたB
  • 著作権者C

において、CがBに損害賠償を請求しうるシチュエーションというのは、例えばどういう感じなのでしょうか…?

例えば

  1. Aが(違法アップロードにより)警察に摘発されログを押収される
  2. 警察が当該ログ内からBの情報を取得しCに渡す
  3. CがBに民事上の責任を追及する

というのは、2が(おそらく訴訟法?の知識になると思うのですが)あり得ない気がしまして…

3.

なるほど、ありがとうございます。民法709/不法行為の「損害」立証が、この条文の存在によって容易化する(ないし不可能だったものが可能になる)、といった感じなのですかね

4.

これも、最初の話ですね。「知り、または知ることができながら」でない以上、いわゆる過失犯(的な者)は30Ⅲには該当せず、共同正犯・教唆・幇助(的な者)は、この条文を足がかりに「損害」を立証されやすくなる(ないし不可能だったものが可能になる)、というような

2009/09/16 00:15:13

その他の回答(4件)

id:seble No.1

seble回答回数4678ベストアンサー獲得回数6172009/09/15 16:08:05

俺が決めたんじゃないんであくまで推測ね。

 

30条3はその事実を知りながら行う行為を禁止している訳です。

根拠は刑法でしょう。

罪を犯す意思がない行為は、罰しない

http://www.houko.com/00/01/M40/045.HTM#s1.7

38条

という事で、キャッシュに保存されるのは受信者が意図している訳ではなく、また、一般人はそんな事は知らないだろう、また、キャッシュに保存されない例もある、という事ではないかと、、

ところが、専用ツールとなると、これは明確に故意であり・・・

そして、あくまで保存する行為を禁止しているのであって、違法送信でも見るだけなら合法という事です。

 

罰則がないという事は強制力はなく単なる努力規定という事です。

罰則付けたら取り締まらなきゃならないし、そんな事現実には難しすぎるし、そこまでせんでも、、、

つう、こっちゃないかな?

または、周知徹底の期間を設けるためにあえて罰則なしで公布して、誰も守らないようなら厳しく取り締まってやろう、という意図があるのか、ま、色々。。

罰則がない法律って結構ありますよ。

 

過失というのは、この場合、故意ではないというふうに解釈してよろしいのでは?

未遂って、、、どうやって証明するねん。

DLの準備もして、ポチッとしようとしたけど直前で思いとどまりましたってか?

そうしたら、ツールを用意する事自体が未遂だし、IEだってキャッシュに保存するからマズイんじゃないの?

だったら、閲覧自体もその予備行為だし、、、

中国じゃないんだから、、

共同正犯、、大げさやなぁ、

教唆・幇助、これは有り得るね。

ツールの存在を教えたり、使い方をレクチャーしたり、、、

いずれにしろ、特に規定がないなら刑法の規定通り、(60条~)

でも、罰則が無いのも同様なので、

id:flatlight

1.

つまり

・動画共有サイトの動画再生も「30Ⅲ-知りながら要件」には該当する

・しかし想定されている一般人はキャッシュ保存の仕組みを知らない、故に知りながら要件を充足しない

が、動画再生が30Ⅲに該当しない根拠、ということですかね?

だとすると、キャッシュ保存の仕組みを知っている僕やsableさんにとっては、動画再生は30Ⅲを充足しますよね…

2.

んー、つまり、例えば殺人罪には「人だと知りながら人を殺した者」ではなく「人を殺した者」を罰する規定があり、対象が人だという認識を欠いていた場合、構成要件に該当するが故意がない、という状況になる、と。しかし今回の条文には「知りながら」要件が明文規定されている、という、その意義についてです

3.

これ本当によく知らないのですが、例えば未成年者が警官の前で酒を飲んだらどうなるんでしょうか?「違法ダウンロードを(知りながら)行った」場合も、それに準ずる扱いがなされるはずなのですが…

4.

未遂犯は条文に規定がない以上処罰されないはずですが、過失・共同正犯・教唆幇助は、どうなるんですかね?3にも依存する訳ですけど…

例えば「未成年に酒を飲ませる」罪が存在しないとして、その場合に、例えば警官の目の前で未成年に酒を勧めた(教唆)僕はどうなるのか、という

2009/09/15 16:38:45
id:IlO10l0Il No.2

IlO10l0Il回答回数1757ベストアンサー獲得回数812009/09/15 18:18:11

ポイント10pt

1.

YouTubeなどの動画共有サイトにおける動画再生が(一時フォルダに動画ファイルを保存する行為であるとしても)30Ⅲに該当しないというのはいかなる根拠なのでしょうか?(動画ファイルの、専用ツールなどを用いたダウンロードが30Ⅲに該当するにも関わらず~ということです)


これはいわゆる取り締まり基準としてのガイドラインです。

例えば、駐車違反でも取り締まり基準を10分以上(以前は30分以上)とする根拠はありませんよね。


秩序という観点に照らし合わせて審議した結果、悪意の無いキャッシュ保存などは含めないようにしようという結論が出たのです。


2.

30Ⅲ「事実を知りながら」要件の意義は何でしょうか?つまり、この要件がなくとも、「著作権を侵害する自動公衆送信」の認識がなければ故意がないと思うのですが…


ダウンロードの場合は「著作権侵害アップロードである認識」だけではなく、「観覧するだけでキャッシュ保存が行われ、そこから観ることも可能」という事実を知ってそれを利用していたどうかが必要ということです。


著作権違法だとわかっていてもキャッシュは含めないというガイドラインを作ったわけですから、それを悪用した法の抜け穴を防ぐための要件です。


3.

「罰則がない」ということは、つまりどういうことなのでしょうか?例えば未成年飲酒も罰則がないとのことですが、僕が未成年だとして飲酒をしたとして、どういうことになり得て、どういうことにはなり得ないのでしょうか?


基本的には罰則は無いですが、以下のような場合は罪に問われます。

・事実を知っていた人の指示による場合

・警察からの指示に従わなかった場合


未成年飲酒も同席した保護者は捕まりますよね。

警察が違法行為を指摘して、その指示に従わなかった場合も公務執行妨害となります。


4.

条文をざっと見て分からなかったのですが、過失・未遂・共同正犯・教唆幇助はそれぞれいかなる扱いになるのでしょうか?


過失は事実を知らなかったわけですから罪には問われません。

未遂はその規定を作っていない限り罪には問われません=未遂罪の規定が無いのでセーフ。

過失ではないですから共同正犯になり得ます。

具体的にやり方を教えたりすれば教唆幇助にもなります。

id:flatlight

1.

あ、なるほど。駐禁の時間と同じ(ガイドライン)なのですね、ありがとうございます

2.

すみません、僕の読解力が低いだけかもしれませんが、30Ⅲは以下の要件を定義しています

a.著作権を侵害する自動公衆送信(国外であっても~)を受信して行う

b.デジタル方式の録音又は録画を

c.その事実を知りながら行う場合

仮にc要件がなかったとすると、

・a・b要件を充足する事実に該当することで構成要件該当

・a・b要件を充足する事実の認識があることで故意肯定

となりますよね。つまり

> キャッシュ保存が行われ、そこから観ることも可能

という事実(b)の認識は、c要件がなくても「b要件の認識」ということで(責任要素として)要求されていると思うのですが…

この認識が正しければ、その上で、c要件の意義は何なのでしょうか?

3.

> 警察が違法行為を指摘して、その指示に従わなかった場合も公務執行妨害

というのは、なるほど。ありがとうございます

ただ、未成年飲酒に関して、それに関与した保護者が罪に問われるのは、未成年飲酒を禁止する未成年飲酒禁止法1Ⅰに基づくものではなく、1Ⅱと3Ⅱの科料規定に基づくものですよね?

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AA%E6%88%90%E5%B9%B4%E8%80%8...

つまり、未成年飲酒禁止法3Ⅱがなかった場合、それでも1Ⅰに基づき、未成年者ないし保護者に、(上記「公務執行妨害に繋がる」以外の)何らかの不利益を課すことは可能なのでしょうか?

4.

やはり共同正犯と教唆幇助は成立し得ますよね。ありがとうございます

2009/09/15 22:16:42
id:yazuya No.3

yazuya回答回数639ベストアンサー獲得回数532009/09/15 23:39:00ここでベストアンサー

ポイント60pt

まず、この条文を刑法として捉えているので理解がしにくいのだと思います。

罰則がないので、民事の不法行為責任を追及する根拠になりうるだけです。

なので、刑法と捉えると余計混乱するとお思います。



1.

YouTubeなどの動画共有サイトにおける動画再生が(一時フォルダに動画ファイルを保存する行為であるとしても)30Ⅲに該当しないというのはいかなる根拠なのでしょうか?(動画ファイルの、専用ツールなどを用いたダウンロードが30Ⅲに該当するにも関わらず~ということです)

条文からは読み取れません。

「誰それがこういった発言をしていた」というレベルの話ですが省庁の偉い人の見解なので、そのように解釈される可能性が高い、という話です。

裁判所も省庁の見解には引っ張られがちです。

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/09/26/16991.ht...



2.

30Ⅲ「事実を知りながら」要件の意義は何でしょうか?つまり、この要件がなくとも、「著作権を侵害する自動公衆送信」の認識がなければ故意がないと思うのですが…

読み方を間違っているように思います。

「著作権を侵害する自動公衆送信」(これは自分以外の人が送信している)を「事実を知りながら」の場合、違法ですよ、という意味になります。

「著作権を侵害する自動公衆送信」という認識も必要で、それを故意で受信していることも要件ですよ、ということになります。



3.

> 警察が違法行為を指摘して、その指示に従わなかった場合も公務執行妨害

というのは、なるほど。ありがとうございます

ただ、未成年飲酒に関して、それに関与した保護者が罪に問われるのは、未成年飲酒を禁止する未成年飲酒禁止法1Ⅰに基づくものではなく、1Ⅱと3Ⅱの科料規定に基づくものですよね?

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AA%E6%88%90%E5%B9%B4%E8%80%8...

つまり、未成年飲酒禁止法3Ⅱがなかった場合、それでも1Ⅰに基づき、未成年者ないし保護者に、(上記「公務執行妨害に繋がる」以外の)何らかの不利益を課すことは可能なのでしょうか?

3.に関して2番目の方の回答は完全な間違いです。

警察が違法行為を指摘して、その指示に従わなかった場合も公務執行妨害

絶対になりません。

仮に、警察が殺人は違法行為だ、と指摘しているのを無視して殺人をしても殺人罪にしかならず、公務執行妨害罪にはなりません。

(もちろん、警察を振り切って殺人をしたとかなら公務執行妨害もついてくるかもしれませんが。)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AC%E5%8B%99%E3%81%AE%E5%9F%B...

公務執行妨害罪は公務員に暴行するなり脅迫を加えるなりしないと成立しないので、改正著作権法でそのようなことには絶対になりません。

ただ、未成年飲酒に関して、それに関与した保護者が罪に問われるのは、未成年飲酒を禁止する未成年飲酒禁止法1Ⅰに基づくものではなく、1Ⅱと3Ⅱの科料規定に基づくものですよね?

この点もこの理解が正しく、2番目の方の回答は公務執行妨害について想像でてきとうに書いているだけとしか思えない全く間違った回答です。


「罰則がない」ので、そもそも刑法的に考えるのではなく、民事上の不法行為責任を追求する根拠になりうる、と考えてください。



4.

条文をざっと見て分からなかったのですが、過失・未遂・共同正犯・教唆幇助はそれぞれいかなる扱いになるのでしょうか?

刑法ではないので、このような疑問の持ち方はややずれいています。

とりあえず、条文上、過失は責任を問われないでしょう。

未遂・共同正犯・教唆幇助というのもちょっと違いますが、一応、これら3つに類するような状態は不法行為責任を問われる可能性はあるでしょう。

id:flatlight

なるほど。少し読み方が分かりました。

  1. 刑法的な規定だ(故に構成要件該当事実の認識は故意として当然に要求されている)
  2. にも関わらず罰則がない
  3. という場合、例えば、殺人罪が「罰則なき刑法規定」だった場合と同じ扱いになるはずだけど、それってどういう扱いなんだろう

という順序で考えていたのがそもそも間違いなのですね…

1.

いわゆる立法者意思などと同レベルの問題として~といった話なのですかね。ありがとうございます

2.

これは正に最初の話、なのですかね。刑法でない以上、当然には故意は要求されておらず、「知りながら」要件によって初めて要求されることになる、と

ただ、民事だと考えると分からないのが、捜査の問題で…(学生の頃訴訟法は一切取りませんでした…)

常識的に考えても、殺人事件の捜査を警察が行うことはできても、例えば工場排水で被害を受けた人のため、警察が工場に乗り込んで不法行為責任を追及するための情報を収集することは不可能だと思います。そう考えた場合、この条文を根拠にして、例えば警察がウェブサーバー管理者なりプロバイダーなりに接続ログの提出を求めることはできない(プロバイダーが独自に調査して通報などを行うと、むしろ通信の自由への侵害が問題になりうる)気がするのですが、この認識で合っていますでしょうか?着うたを狙う条文だという話を聞いたことはあるのですが、例えば

  • 違法着うたサイトを運営するA
  • そのサイトから着うたをダウンロードしたB
  • 著作権者C

において、CがBに損害賠償を請求しうるシチュエーションというのは、例えばどういう感じなのでしょうか…?

例えば

  1. Aが(違法アップロードにより)警察に摘発されログを押収される
  2. 警察が当該ログ内からBの情報を取得しCに渡す
  3. CがBに民事上の責任を追及する

というのは、2が(おそらく訴訟法?の知識になると思うのですが)あり得ない気がしまして…

3.

なるほど、ありがとうございます。民法709/不法行為の「損害」立証が、この条文の存在によって容易化する(ないし不可能だったものが可能になる)、といった感じなのですかね

4.

これも、最初の話ですね。「知り、または知ることができながら」でない以上、いわゆる過失犯(的な者)は30Ⅲには該当せず、共同正犯・教唆・幇助(的な者)は、この条文を足がかりに「損害」を立証されやすくなる(ないし不可能だったものが可能になる)、というような

2009/09/16 00:15:13
id:WATAO71 No.4

WATAO71回答回数319ベストアンサー獲得回数172009/09/16 01:27:27

ポイント30pt

1.

YouTubeなどの動画共有サイトにおける動画再生が(一時フォルダに動画ファイルを保存する行為であるとしても)30Ⅲに該当しないというのはいかなる根拠なのでしょうか?(動画ファイルの、専用ツールなどを用いたダウンロードが30Ⅲに該当するにも関わらず~ということです)

これはすでに出ているように見解の問題なので根拠と言われても

現時点での社会における常識に照らし合わせた判断としか言えません。


明確な根拠を作らず曖昧にすることで抜け道を造らせないのは刑法の基本です。

「こういう根拠だからこれは禁止」とか言い出すと、

「じゃあこれならその根拠に当たらないからいいんだな」とか新しい技術を使ってやりだす人が必ず現れますからね。

明確な根拠を作らなければその都度変化する社会に合わせて見解を変えるだけで済みます。


2.

30Ⅲ「事実を知りながら」要件の意義は何でしょうか?つまり、この要件がなくとも、「著作権を侵害する自動公衆送信」の認識がなければ故意がないと思うのですが…

「事実を知りながら」じゃないと著作権侵害かどうかがわからない物まで適用されてしまいますよね?


著作権侵害かどうかわからない動画を見ていた場合でも、

a.著作権を侵害する自動公衆送信(国外であっても~)を受信して行う

b.デジタル方式の録画

を故意に行うことは出来るわけですから、著作権侵害の自動公衆送信であることを知っている必要は当然あります。

故意というのは動画をダウンロードすること。事実は著作権侵害動画であるという認識です。


しかし実用面に関してはおっしゃる通り、民事で責任を追及することは困難です。

あくまでもアップロード者への違法ダウンロード幇助による厳罰化と、ユーザ側への牽制により違法コピーを減らすことが目的です。


3.

「罰則がない」ということは、つまりどういうことなのでしょうか?例えば未成年飲酒も罰則がないとのことですが、僕が未成年だとして飲酒をしたとして、どういうことになり得て、どういうことにはなり得ないのでしょうか?

未成年飲酒や喫煙は補導という処置が執れますが、成人に対して罰則の無い法律については何も出来ません。

ただし、何かあった場合には責任を問えるということに大きな意味があります。

例えば、自転車は原則車道を走るという法律が出来ましたが、歩道を走ったからといって罰則があるわけではありません。

しかし、もし人に怪我をさせるようなことがあれば、自転車が100%悪いことになります。


ダウンロード違法化の場合は実例が難しいですが、、、

違法だと認識しながらダウンロードしていて、

それがウイルスのせいでアップロードしてしまったとかですかね。


4.

条文をざっと見て分からなかったのですが、過失・未遂・共同正犯・教唆幇助はそれぞれいかなる扱いになるのでしょうか?

未遂罪はありません。

というか、罰則が無いので書類送検や起訴されることも無いですから過失の度合いや教唆幇助を問われるようなことも無いでしょう。

id:flatlight

1.

なるほど。基本的に、「根拠」というよりは、「こういう感じで(少なくとも当分は)運営します」というような話なのですね

2.

んー、3番目の方の回答で一度納得できたような気はするんですが、やはり、「(構成要件該当事実の認識という意味の)故意」という言葉を使うのは、違うような気がするんですが…

例えば刑法256Ⅰ/盗品無償譲り受け罪は

> 盗品その他財産に対する罪に当たる行為によって領得された物を無償で譲り受けた者

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%97%E5%93%81%E7%AD%89%E9%96%A...

を罰する規定ですが、僕が誰かから盗んだ物をWATAO7さんにあげた場合、構成要件該当事実の認識=故意の中身は、

a.盗品その他財産に対する罪に当たる行為によって領得された物を

b.無償で譲り受けた

ことの認識、ですよね?

即ち、「それが『僕が誰かから盗んだ物』である」という認識を欠き、ただ「普通に『僕が所有する物』を貰った」と認識しているWATAO7さんには、bに関する認識はあってもaに関する認識がなく、従って

  • 客観的に構成要件a及びbを充足する
  • 主観的にbの認識はあるがaの認識を欠く。故に故意がない(責任阻却)

ということになるのではないかなぁと…

なので、以上のような考え方と、ダウンロード違法化の「知りながら」要件の意義は完全に別トラック(そもそも構成要件該当事実の認識は「知りながら」要件がなかった場合は要求されていない)で考えざるを得ないと思うんですが…。盗品等関与罪に「盗品等であると知りながら」要件がないことと、今回の条文にそれがあることを、どう整合的に理解すれば良いのかなぁ、という…

3.

あ、なるほど。つまりダウンロードが違法でなければ

  1. (いわゆる違法ダウンロードによって)合法的に入手したファイルを
  2. (ウイルスによって)意図せずアップロードしてしまった

は、不法行為(→損害賠償)に乗せる場合、2の過失責任しか問えないが、ダウンロードが違法である以上、1が違法行為になる、ということですかね

4.

「違法行為の共同正犯or教唆幇助(的な行為)を行った」が、(3番目の方がおっしゃっているように)3の損害賠償で意味を持ちうる、ということはあり得ますかね?

2009/09/16 02:35:03
id:azuco1975 No.5

azuco1975回答回数613ベストアンサー獲得回数162009/09/18 07:35:57

1.

ほかの動画配信サイトにも考慮してだと思われます。

著作権保護機能がついた動画でも、ローカルにバッファー(一時ファイル)を持つわけで、

それをダウンロードと解釈させないためです。

id:flatlight

んー、著作権法の判例で、RAMへの一時保存は保存としない、というのが出ていたと思うんです

http://www.gip.jipdec.jp/policy/infopoli/intelle-prop/precedents...

はアメリカで、正反対の結論ですが、日本の場合、

・プログラムのRAMへのローディング(に伴う一時保存)は「コピー」ではない

・インストールを行うと、そのことによって不正コピーが行われたと見なされる

ということで、即ち

・私的複製によって合法的に作成されたコピーであれ、それが不正にインストールされた段階で不正コピーとなる(これは著作権法113Ⅱに明文規定あり)

・ただし不正にインストールされたソフトウェアを、それが不正であることに事後的に気付いた場合(例えばヤフオクで買った中古PC内に入っていたソフトが海賊版だと後日気付いた場合など)、以後のプログラム利用は合法(というか「不正コピー」が行われたとは言えない)(以上の判例法理より)

という結論になる、と思います

これは法律というより技術的に分からない点なんですが、

・インストールされたプログラムのRAMへの呼び出し

・著作権保護の付いた動画の一時保存

を、積極的に区別する理由ってあります?(もちろんRAMかHDDかは違いますが、いずれにせよ一時的であり即座に消えることが予定されている)

・著作権保護の付いた動画の一時保存

・明示的に消さない限り一時フォルダに残り続けるYouTube型共有サイトの動画

を積極的に区別する理由はあると思いますが・・・

何となく今回の法改正について分かってきた、気がするので、あと24時間ほど開いてから閉じさせて頂きます。僕が誤解している点などありましたらご指摘いただけると幸いです

2009/09/18 16:31:52

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