ここで翻訳に間違いや下手な所があると嫌なので、実力に定評のある翻訳者を知りたいです。
ジャンルは一切問いませんので、いい翻訳者を教えてください。
スヌーピー(ピーナッツ)やマザーグースを訳した
谷川俊太郎はいかがでしょうか?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B0%B7%E5%B7%9D%E4%BF%8A%E5%A4%A...
英語の学習というより、翻訳の学習になりそうな気がしますね。
少なくとも文学作品の翻訳は、それ自体がひとつの創作行為です。
したがって、原語と比較検討することにより、「翻訳者が、あらゆる訳語の中からこの訳語を採用した理由」を学ぶことになると思います。例えば「book」を訳出する際に、「本」「書物」ではなく、なぜ「書籍」としたのか。そこから翻訳者の原文解釈、原著解釈、さらには言語観や文学観などまで読み取ることが、原書との読み比べによって可能になると思います。
無論、その過程で原語に対する理解が深まるのは言うまでもありません。ただ、勝手に推測させて頂くと、どうも質問者様の英語学習の目標は違うところにあるように感じます。
仮にもっと実学的な英語学習をお望みならば、新聞社や通信社の英語で書かれた記事の日本語訳を参考になさっては如何でしょうか。まったく同一の記事の英語版・日本語版を探すのは大変かも知れませんが、ロイターなどの日本語版・英語版の特定キーワード検索、Google Newsなどを使って、ほぼ同内容のニュースを伝える記事を比較検討することは、実学的な英語読解力の養成に役立つように思います。新聞社や通信社ならば「翻訳の正確性」への信頼も置けますしね。
私自身は実学よりも、文学のように「無駄な」ことに興味がありますので最後に一言いわせて頂くと、カズオ・イシグロ作品の土屋政雄訳は素晴らしいと思いました。もちろん原語との比較検討を経ていないただの印象です。ただし氏の翻訳には定評もありますよ。下記のサイトに、自身翻訳家でいらっしゃる山岡洋一氏による土屋訳の評論と、「名訳とは何か」という興味深いエッセイもありますので、そちらも合わせて読んでみることをお勧めします。
*若島正
Lolita (Penguin Modern Classics)
彼が新訳するまで世の中に流通していた新潮文庫の「ロリータ」はナボコフファンの間では天下の愚訳として世に知れ渡っていたそうです。
彼の翻訳が登場したときは「名作が名訳をえた」と絶賛を浴びました。英米文学に関する著作も多く、信頼できる翻訳家です。
*吉田健一
Brideshead Revisited: The Sacred and Profane Memories of Captain Charles Ryder (Penguin Classics)
ドナルド・キーンは、日本の友人と話すときはほとんど日本語を使うのだそうですが、その彼が唯一英語で会話する相手が吉田健一だったそうです。
また、故・倉橋由美子は「吉田健一さえいれば明治以降のすべての文学者がいなくなってもいい」とまで偏愛しています。特に、「ブライズヘッドふたたび」は名訳として知られています。
*小野寺健
A Friend from England (Vintage Contemporaries)
その名訳「ブライズヘッドふたたび」を「回想のブライズヘッド」として新訳に挑んだのが、小野寺健です。
英米文学の翻訳は非常に多数。とくに、アニータ・ブルックナーとカズオ・イシグロをいち早く紹介した功績は大きいと思います。
いかがでしょうかと訊かれても困ります。
回答者様がピーナッツやマザーグースの原書と訳書を比較して翻訳に問題がないことを検証した、あるいは信頼できるソースからそのような検証を発見したということでよろしいでしょうか?