コミケについてはインターネットでしか知りませんが、さまざまな問題があると聞きます。
自分には、そのほとんどが、人気商品の需要>供給であること、市場価格から遠く離れた良心的価格、から発生しているように見えました。
たとえば、「未成年ではなく大人が」「当日に来て」「それなりに盛況ではあるが特に並ぶこともなく」「転売してもほとんど利益がないので、自分のために」商品を購入して帰る、という状態になるくらいに、人気商品の値段を上げたりはしないのでしょうか?
ありがとうございます。これは初めて見ました。入場料というのはコミケの理念とぶつかるようですね。しかし、「人気商品の価格を上げる」というのはどうなんでしょうか。
ありがとうございます。「なのは」「フェイト」というキャラのグッズは大人気商品であると聞きます。これで多少は行列がおさまったのでしょうか。インターネットで見聞きするようなひどい状況が緩和されるのであれば、こういった値上げは買うほうにとってもコストが下がるので、アリではないかと思えます。
コミックマーケットにサークル参加する資格として
「営利を目的としない団体(法人・個人でないこと)」
というのがありますので価格で均衡を図るのは難しいと思いますよ。
ありがとうございます。これは欲しかった回答にとても近いようです。もし値上げの議論をするなら、まさにここが問題になりそうです。自分としては、それでも値上げは正当化して良いのではないかと思えます。
http://www.rakuten.ne.jp/gold/gonzo/comike76_s.html
コミケに参加される大手サークルさんの多くは同人誌委託販売店(苦しい言い方ですが)に販売を委託し、ほしい人は入手できるという体制がとられている場合が多く、こういったサークルさんの創作物は転売されても値段が出てないように思います。
転売において高値がつくのはそういった委託販売や独自通販などを行っていない『限定品』で、例えば上記のGONZOスタイルさんは今年の夏コミで声優さんのサイン入りテレカを販売して暴動を引き起こしかけたと聞いております。
こういったものは、限定版ということで『お祭り』を愉しむというスタンスであろうかと思われ、そういう意図である以上、価格を上げるというような事は考えていないというのが実際でしょう。
少し補足しますが、コミケットカタログは私が参加していた当時、今から10年以上昔の事ですが、あの頃は一般入場時でもカタログを提示してもらうのが基本でした。カタログはコミケへ参加するための諸注意を記載しているものでありますので、読んで頂くのが基本。また、地図がはいってますので、アレなしに会場を歩く事は現実的に不可能でしょう。最も、あるサークルにだけ行きたいのだという人はもちろんその辺りはかまわないのでしょうけれども。私今でもカタログ買って読んでたりします。あれ自体が結構面白いんですけれどもねぇ。
あと、コミケで稼げるサークルさんというのは少数であると思います。
お客様、ねぇ。うーん……。
ありがとうございます。転売については「限定品」に発生する問題なのですね。市場価格から離れている以上、転売とそれのみを目的とする人間の流入は避けられないように思えます。「お祭り」という目的に関しては、素人目線ですが、結果的に過激すぎるやり方になっているように思えます。対策はしてもらえないものなんでしょうか。
運営側の問題、一般参加者の問題、サークル参加者の問題を同ベクトルに並べて一律に論じようとして無理が出てるような気がします。
設問の「当日に来て」「それなりに盛況ではあるが特に並ぶこともなく」に関しては、今回自分は9時から一般列に並び、10時過ぎに会場に入場出来ました。少なくとも、会場に入場するまでは、運営側の努力により、徹夜などをせずに目的のサークルに向かうことが出来ました。
値上げに関しては、1冊に100円と値付けるのも、500円と値付けるのも、2000円と値付けるのもサークル参加者の自由意思であるため、「目的の人に届く為に値上げを」という考えを浸透させるのは難しいと感じます。値上げをした為に売れず、刷った本の山を抱えるのもサークル参加者だからです。
また、「転売してもほとんど利益がないので、自分のために」商品を購入して帰るのは、人気のあるサークル参加者が冊数を増刷し、大量に持ち込めばその分、欲しい人に届く率が上がりますが、
その分印刷費をサークル参加者が被る形になる為、一律では語れないのではないでしょうか。一時的にせよ、印刷費を出すのは誰か?という事ですね。
最近では、人気サークルさんのいくらかは同人ショップに自分の本を委託する形を採られており、コミケに行かなくても、地元のショップに行けば買える、というサークルも増えてきています。
ありがとうございます。徹夜組に関しては、やはり存在しているようで、それが発生する状況はやはり問題と思います。
転売に関してですが、増刷については考えておりません。値上げで対処する可能性について聞きたいです。
問題の値上げについて。これはおっしゃる通り、出展者の自由意志で決められます。ですが、あまりに参加者が集中するサークルは、イベントの肥大化の原因となっているように見えます。値上げを推奨する声があっても良いのではないでしょうか。
同人といっても商売なので、一部の完全趣味サークル以外は利益をしっかり求めてやっています。
例えば「2000部ぐらい売れるかな?」と思っても在庫が出たらすべて損益になるのでどのサークルも少なめに発注するのが基本です。
そして、予想以上に反響があれば追加印刷してとらのあななどでネット販売します。
だからコミケでは売り切れるサークルが多いのです。
また、市場原理として値段が上がればそれだけ売れる数は減りますし、値上げ出来る金額には限度があります。
だからどのサークルも「一番儲かる金額設定」をしてるつもりでやっているのです。
値段を上げて売り上げが減っては元も子もありませんからね。
ありがとうございます。かなり納得できました。
極端に言ってしまえば、売る側としては「行列になった末、売り切れてくれないと困る」わけですね。
例えば、大人気のサークルさんで、毎回500部しか持込をされないサークルさんがあるとします。
何時も即完売で、一般入場者の人には回らないことが多いです。
この状態で例えば1部500円が1000円、3000円になったところで、一般参加者の方に届く比率があがるか?といえば、あがらないんじゃないでしょうか。
1万円を超えると話は違ってくるでしょうけど、その分高く転売するだけのような気がします。
ありがとうございます。
例え話ですが、その場合も、1万円でも2万円でも、市場価格とイコールになるまで値上げをすればいいんじゃないか?というつもりでこの質問を立てました。
自分がこんな極端なことを言うのは、会場で人気商品を売る人と買う人にとって、「金銭的に魅力がありすぎる」のではないか?そのためにさまざまな問題が起きていて、さらにこれからもっと大きな問題が起きるのではないか?という疑問があるからです。
サークル参加者と企業ブース出店では基本理念が違うと思います。
サークルは一応「頒布」なので利潤追求が目的ではないはず(例外は多々ありますが)なので儲けたいサークルは同人ショップに委託という形をとる場合が多いでしょう。
企業は「限定品」とか「先行販売」などで、言い方は悪いですが「ボロい商売」が多いと思います。
適正価格ですが、それは購入者個人が適正だと思えば適正です。
常識的な頒布価格を遥に超えるものを、高いと見るか安いと見るかは購入者次第でしょう。
「健全」とは言えないかも知れませんが、趣味と割り切ってお金を使うことになるでしょう。
値上げをしても、買う人は買う。例えサークル入場チケットをよろしくない方法で入手しても買う人は買う。
転売品が常識外の価格でも買う人は買う。そんな状態だと思います。
ありがとうございます。
企業は企業ですから、コミケに出展するのも当然営利目的なのでしょうし、「ボロい商売」をすること自体は、自分のような外野から見て特に問題とは映りません。
サークル参加者も同様に、(可能であれば)好きなだけ稼ぐことができるのは良いことだと思います。
ただ、それがイベントの肥大化と無法化、それによる大きなリスクを招いているように見えます。
そうであれば、主催と他の参加者には、「自由に商売をすること」に口を出す権利があるのではないか、と思いました。
値上げについては、言い換えれば、「金銭的魅力をカットする」ということになるでしょうか。いい悪い、できるできないは別にして考えると、もしこれが実現すれば、確実に肥大化と無法化の問題を解決できると思います。
原価つまり印刷費を見ると、大量印刷は一冊あたり原価の低下につながるのは明らかです。
じゃあサークルは多めに見積もって一度にたくさん刷ればいいじゃない?なぜそうしないの?
という質問にはhttp://d.hatena.ne.jp/spqr/20090829/p1
に一つの回答があります。
1キロの本を1000冊刷ったら、1トンになるからです。
直接搬入しても万が一売れ残ったら家が傾きかねません。
なお、とら○あななどは、刷り上がったものを見て発注という形で作家に増刷冊数の指定を出しています。一応プロでも読み違えはありますけれど書いているのも最終決定するのは個人だから、というのが回答になるでしょうね。
余談ですが、個人的には、サークル列より、西館企業列はもうちょっとなんとかならないものかとおもいます・・。
マッチング作業にはネットはとても合致しているとおもうのですが、それを利用できないかとも。
ありがとうございます。
まさに商売ですね。
このような努力が積み重なって、現在のイベントの盛況につながっているのでしょう。
ですがその努力と成功が、より大きなトラブルを呼ぶことにならないことを願います。
ありがとうございます。カタログの値上げですか。「人気商品目当ての参加者が減少する」というところまではいかないようですが、方向性としては近いのでしょうか。