「政府通貨発行」についてお詳しい方にお伺いします。

政府が通貨を市場に放出する際の具体的な方法をご存じの限り、教えてください。

※「政府通貨発行」により、硬貨の額面と製造コストの差が政府に利益として入ってくる…と考えています。
仮に、硬貨の額面が100円で、製造コストが20円だとすると、その差の80円が政府に利益として入ってくるという理解です。
このような場合、100円硬貨を100円で誰が、どういう風に政府から「購入」するのか?そもそも「100円硬貨を100円で購入する」ばかりではないのか?この辺りが理解できていません(ネットでも見つけられず…)。

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  • 登録:2009/10/03 08:01:38
  • 終了:2009/10/10 08:05:03

ベストアンサー

id:aoki No.3

aoki回答回数87ベストアンサー獲得回数92009/10/04 01:12:10

ポイント34pt

すいません、逆に理解していたみたいです。

「貨幣」云々ではなく、一番の関心は「政府通貨発行」ということのようですね。

 

「再び政府通貨発行を求める」との記事を読みました。

個人攻撃したいわけではないのですが、ちょっとどうかと思う内容です。

丹羽春喜さんが唱えている極論をそのまま自論にされているようです。

一見、それらしい文章ですが、一番の問題である、インフレの行き過ぎという

リスクに対し、

「生産資源(労働力)は依然余っています。したがって、政府がお金を発行して財政支出を行えば、生産は増えます。インフレの心配もあまりないのではないでしょうか。 」

とまあ、簡単な説明で終わっています。

 

 

この政府通貨発行についての本質的な議論は、本当に実施しても大丈夫か?

(効果よりも副作用の方が大きいのではないか?)ということです。

 

中立的な解説としては、これがわかりやすいです。

http://jp.fujitsu.com/group/fri/report/economic-review/200310/pa...

 

この積極的な推進論者である丹羽春喜氏

http://homepage2.nifty.com/niwaharuki/kalent-1.htm

(補足:ここでの貨幣は経済用語で使われる広義の意味です。)

 

 

すいません、随分遠回りしましたが、ようやく質問にお答えします。

政府が発行した瞬間、その発行分だけ、すでに流通している通貨の

本質的な価値が落ち、政府の利益になります。(見かけ上は、政府の

手元に使える通貨が増えたようになります。)

だれかに売ったりするわけではありません。

*インフレとは結局お金の本質的な価値が落ちるということです。

 

つまり、政府通貨発行で、個人や企業が貯めているお金の本質的な

価値を落として、その分を政府支出としてばら撒けば、経済刺激に

なるという考え方です。

また、政府通貨発行しそうというだけで、将来的なインフレ懸念が

起きますから、通貨を使うというインセンティブが働くでしょう。

マネーサプライの増大が景気刺激の常套手段ですが、それの劇薬版

みたいなことをやろうということです。

  

個人的には現在の多くのお偉い方々と同じく、これには反対ですね。

政府通貨発行は打ち出の小槌でも、錬金術でもありません。

流通してない通貨の価値を落として、つまり世界一といわれる個人

貯蓄や、日本人すべてが入っているはずの年金基金の価値を目減り

させて、それで景気を刺激しようというのです。

このような劇薬をとてもコントロールできるとは思えません。

 

 

私への質問ではないですが・・。

>一般よりも「低金利」で金融機関に貸し付ける…などは、まったく考えられないことでしょうか?

日銀から民間銀行へとなりますが、マネーサプライを増やすための

一般的な方法として普通に行われています。

現状では、低金利どころかほぼ無金利です。

 

あと、またまた余談です。

リンクされていた記事、さとうしゅういち氏の文章の中に、

「古くは劉備玄徳が蜀を征服した際、財政難に陥ったので劉巴の進言により通貨を発行し、倉庫を物資で満たしたといわれています。」

というのがありますが、これは例としては不適切でしょう。

 

この時、劉巴は「百銭の貨幣を鋳造して諸物価を安定させ、役人に

命じてお上の管理する市を立てさせ」たそうですから、政府通貨発行

により鋳造益を得たと見るよりも、新しい政府として貨幣に対する

信頼を取り戻した、すなわちインフレを収め、経済の正常化を図ったと

考えるべきでしょう。

id:ushisuke

aokiさん、懇切丁寧にお答えいただき、非常に感激しています!私こそ遠回りですが、まさに「古くは劉備玄徳が蜀を征服した際~倉庫を物資で満たしたといわれています。」を理解したくて、今回の質問を挙げさせていただきました。可能であれば…「百銭の貨幣を鋳造して諸物価を安定させ」の箇所に関してさらに突っ込ませていただけますか?「貨幣鋳造」が「物価の安定」に寄与する理由を今一度教えていただけますでしょうか?富士通総研のページでは「デフレ克服」の一政策とあり、「インフレを収める」というところとの関係を知りたく思います。長々と失礼いたします。

2009/10/04 02:19:00

その他の回答(2件)

id:aoki No.1

aoki回答回数87ベストアンサー獲得回数92009/10/03 11:57:27

ポイント23pt

まず最初に、貨幣と通貨を別に分けて考える必要があります。

貨幣=硬貨や紙幣。これに対し、通貨は貨幣に加え銀行預金などが含まれます。

 

>政府が通貨を市場に放出する際の具体的な方法

 

これは通貨供給量(マネーサプライ)のコントロールする具体的な方法は?という

質問と同じですので、下記あたりをご参照下さい。

http://www.isc.senshu-u.ac.jp/~the0374/STUDENTS/W09/0129/graduat...

http://www.adpweb.com/eco/eco281.html

「マネーサプライを増やす方法は、まず日銀が銀行から国債や手形を買上げ、資金の供給を増やす。具体的には、日銀はこれらの買上げ代金を、金融機関が日銀に持つ当座預金口座にどんどん振込むのである。金融機関は、金利の付かない日銀の当座預金の残高のうち、規定の準備金を越える部分をなるべく早く、融資や運用に回すことになる。」

 

 

質問者様の意図は、通貨でなく貨幣のことだと思いますので、

貨幣にしぼって回答いたします。

 

貨幣鋳造益という言葉があるぐらいで、作ったその時点で益がでることになります。

実際には、民間銀行を通してコントロールされる通貨供給の一部が貨幣であると

考えられますので、貨幣を誰かに「売った」りしている訳ではありません。

民間銀行が「通貨」の一部を同額で「貨幣」に交換してもらうことで、世の中に

流通することになります。

 

通貨供給量は日銀がコントロールしているわけですが、特別な事情がなければ、

(例えば消費税の導入など)通貨供給量の一定割合が貨幣と考えられます。

もし、新しい貨幣を発行などを行わずに貨幣鋳造益を増やしたいと思えば、

通貨供給量を増やせば可能でしょう。

 

個人の生活を例にとれば、、

通貨供給量の増加→インフレ→同じ物を買うのにより多くの貨幣が必要→貨幣必要量が増加

 

ただし、通貨供給量は経済をコントロールする大事な要素ですから、貨幣鋳造益を

だすために通貨供給量を増やすなどという本末転倒なことはまず行われません。

(高額貨幣をだせば貨幣鋳造益が増えるという議論?もあるようですが・・。)

 

余談ですが。。

1円硬貨の製造コストは1円以上で、作れば作るほど貨幣鋳造損がでます。

id:ushisuke

回答ありがとうございました!ちなみに

http://www.news.janjan.jp/government/0509/0509172578/1.php

にある財政問題の解決策のひとつとしての「政府通貨発行」は、回答いただいた内容とどう関係するのでしょうか?

2009/10/03 22:10:10
id:owada No.2

owada回答回数159ベストアンサー獲得回数252009/10/03 19:12:11

ポイント23pt

具体的には貨幣は日本銀行→銀行→市中と出回ることになっています。

貨幣発行元が財務省であってもそれは日本銀行から流通していますが、法改正があれば日本銀行以外が貨幣を発行することも可能でその事例は英国・香港などで認められます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/UK%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%89

過去に検討された方法では政府発行の紙幣を国民に配ることで流通の契機をつくるということが考えられたようで、実際2000円札のように使用者にそっぽを向かれ金庫にあるだけですとマネーサプライの増大に貢献されないという自体に陥ります。

市中に紙幣が流通するためには、例えば「国債の償還時にその政府発行の紙幣で償還する」とか、「年金支給を政府発行紙幣で支払う」ほか、公務員給与を政府発行紙幣で支給するなどの方法で流通を促すことも考えられます。

他にも、国内に流通している「債券」を政府紙幣で買い取るなどの方法で「流動性を高める」という方法もありますが、上に掲げた事例に比べるとマネーサプライの増大にそれほど貢献できるとは思えません。

いずれにしても、どのようして政府発行紙幣の1万円と日銀券の1万円が同等の価値であると世界が認めるのかこのための仕組み作りはかなり難しいものだと思います。

日本の歴史では「藩札」「軍票」「B円」などの事例がありますが、現代に適用させるにはあまりに世界情勢が違いますのであまり参考になるものではないと思います。

政府紙幣についてはwikipediaに詳しく書いてあります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BF%E5%BA%9C%E7%B4%99%E5%B9%A...

id:ushisuke

回答ありがとうございます!

たとえば、市中に紙幣が流通するための方法として、一般よりも「低金利」で金融機関に貸し付ける…などは、まったく考えられないことでしょうか?(無知で申し訳ありません…)

2009/10/03 22:44:54
id:aoki No.3

aoki回答回数87ベストアンサー獲得回数92009/10/04 01:12:10ここでベストアンサー

ポイント34pt

すいません、逆に理解していたみたいです。

「貨幣」云々ではなく、一番の関心は「政府通貨発行」ということのようですね。

 

「再び政府通貨発行を求める」との記事を読みました。

個人攻撃したいわけではないのですが、ちょっとどうかと思う内容です。

丹羽春喜さんが唱えている極論をそのまま自論にされているようです。

一見、それらしい文章ですが、一番の問題である、インフレの行き過ぎという

リスクに対し、

「生産資源(労働力)は依然余っています。したがって、政府がお金を発行して財政支出を行えば、生産は増えます。インフレの心配もあまりないのではないでしょうか。 」

とまあ、簡単な説明で終わっています。

 

 

この政府通貨発行についての本質的な議論は、本当に実施しても大丈夫か?

(効果よりも副作用の方が大きいのではないか?)ということです。

 

中立的な解説としては、これがわかりやすいです。

http://jp.fujitsu.com/group/fri/report/economic-review/200310/pa...

 

この積極的な推進論者である丹羽春喜氏

http://homepage2.nifty.com/niwaharuki/kalent-1.htm

(補足:ここでの貨幣は経済用語で使われる広義の意味です。)

 

 

すいません、随分遠回りしましたが、ようやく質問にお答えします。

政府が発行した瞬間、その発行分だけ、すでに流通している通貨の

本質的な価値が落ち、政府の利益になります。(見かけ上は、政府の

手元に使える通貨が増えたようになります。)

だれかに売ったりするわけではありません。

*インフレとは結局お金の本質的な価値が落ちるということです。

 

つまり、政府通貨発行で、個人や企業が貯めているお金の本質的な

価値を落として、その分を政府支出としてばら撒けば、経済刺激に

なるという考え方です。

また、政府通貨発行しそうというだけで、将来的なインフレ懸念が

起きますから、通貨を使うというインセンティブが働くでしょう。

マネーサプライの増大が景気刺激の常套手段ですが、それの劇薬版

みたいなことをやろうということです。

  

個人的には現在の多くのお偉い方々と同じく、これには反対ですね。

政府通貨発行は打ち出の小槌でも、錬金術でもありません。

流通してない通貨の価値を落として、つまり世界一といわれる個人

貯蓄や、日本人すべてが入っているはずの年金基金の価値を目減り

させて、それで景気を刺激しようというのです。

このような劇薬をとてもコントロールできるとは思えません。

 

 

私への質問ではないですが・・。

>一般よりも「低金利」で金融機関に貸し付ける…などは、まったく考えられないことでしょうか?

日銀から民間銀行へとなりますが、マネーサプライを増やすための

一般的な方法として普通に行われています。

現状では、低金利どころかほぼ無金利です。

 

あと、またまた余談です。

リンクされていた記事、さとうしゅういち氏の文章の中に、

「古くは劉備玄徳が蜀を征服した際、財政難に陥ったので劉巴の進言により通貨を発行し、倉庫を物資で満たしたといわれています。」

というのがありますが、これは例としては不適切でしょう。

 

この時、劉巴は「百銭の貨幣を鋳造して諸物価を安定させ、役人に

命じてお上の管理する市を立てさせ」たそうですから、政府通貨発行

により鋳造益を得たと見るよりも、新しい政府として貨幣に対する

信頼を取り戻した、すなわちインフレを収め、経済の正常化を図ったと

考えるべきでしょう。

id:ushisuke

aokiさん、懇切丁寧にお答えいただき、非常に感激しています!私こそ遠回りですが、まさに「古くは劉備玄徳が蜀を征服した際~倉庫を物資で満たしたといわれています。」を理解したくて、今回の質問を挙げさせていただきました。可能であれば…「百銭の貨幣を鋳造して諸物価を安定させ」の箇所に関してさらに突っ込ませていただけますか?「貨幣鋳造」が「物価の安定」に寄与する理由を今一度教えていただけますでしょうか?富士通総研のページでは「デフレ克服」の一政策とあり、「インフレを収める」というところとの関係を知りたく思います。長々と失礼いたします。

2009/10/04 02:19:00
  • id:aoki
    回答は2回まで、コメントも締めるまで書けなかったので。ここで書いておきます。

    当時は戦乱の世であり、既存の貨幣の価値(信頼)は大幅に低下していたものと考えれます。
    なにかで読んだのでは1銭を100個200個と束にして使っていたということですから、
    銅なのか何かはしりませんが、おそらくその金属としての価値までインフレが進んでいる
    ところだったのではないかと思います。

    そこに新たに蜀の支配者となった劉備が、新しい政府として100銭を発行したことで、
    貨幣に対する信頼感を回復させ(国を治める力強い権力者が出現し、その者が発行する
    貨幣であればすぐに金属くず同然になることがないだろうと民衆は考える思われます)、
    インフレがストップ(物価の安定化)したということではないかと理解しております。

    ここで「倉庫を物資で満た」すことができたのは、直接的には政府が通貨発行したことに
    よる益によるものでしょうが、その背景には物価を安定させ、人々が貨幣を貨幣として
    安心して扱えるようになったことが大きいと思われます。

    私がこの例を不適当だと思ったのは、現在の日本でこれを行えば、むしろ貨幣に対する
    信頼感の低下(インフレの急激な進行)というリスクに常にさらされることになるためです。

  • id:ushisuke
    aokiさん…本当になんてステキな方なんでしょう。感動しています。
    丁寧にご回答いただき、ありがとうございます!
    ※「回答2回まで」自分で設定しておきながら、失礼いたしました。
    私の理解ですが…鸚鵡返しのような形になりますが、下記まとめさせていただきます。
    ■貨幣発行の最も大きな意義は、力のある新統治者をバックとした「貨幣への信頼回復」にある
    ■「信頼回復」が結果として、貨幣価値を安定化させ、物価の安定化につながった(インフレストップ)
    ■新貨幣に信用があるので、市場で受け入れられ、発行益を得られることができた
    しつこくて申し訳ありませんが、最後に1点だけ。
    「倉庫を物資で満た」すことができるためには、穀物や布帛、軍事物資などなどを市場から買い入れる必要があるかと思います。
    政府が大量に買い上げることは、市場に出回る物量の減少を招く=物価上昇ということにはならないのでしょうか?
    貨幣の信頼回復によってインフレストップできても、買い上げによって元も子もなくなる…ということがないのか?と疑問を持ちました。

  • id:aoki
    当時の歴史、経済については詳しくありませんので推定ですが。
     
    そもそも集まらなかった理由を考えて頂けたらよいかと思います。
    おそらくですが、当時の支配者はみんなお金にはこまっていたわけですから、
    必要な物資を「ツケ」で買ったか、もしくは「軍票」みたいなものと交換して
    いたのではないでしょうか。
     
    普通に考えて、信用力の低い治世者に対し、「ツケ」で取引したり、
    「軍票」を額面どおり交換したい人間なんでいませんから、
    食料や物資が市場に余ってても、だれも持ってこなかったのではないかと
    推測されます。
     
    劉備はあたらしい100銭貨幣を発行することで発行益が得られますし、
    人民にしてみれば、ようやく信用力のある使える貨幣がでたというこで、
    納入してきたのではないかと思います。
     
    物資の需給バランスで考えれば、信用力の低い状況では物々交換がメイン
    でしょうから、そもそも持ち運びなどの面からまともな市場が形成されない、
    もしくは非常に偏りがあった可能性があります。
    そこに貨幣が流通するようになることで、ようやく適正市場が形成され、
    価格(価値)も安定したのではないでしょうか。
     
    繰り返しお断りしますが、私は当時の事象の専門家、研究家ではありません。
    私個人の意見というか妄想ですので、その点、ご了承下さいませ。

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