THEME:「木の実で遊ぶ」「○○の秋」「体育の日に」
「今日をちょっと楽しく、イエで過ごすいつもの時間を素敵に変える小さな魔法のサプリがあったら…」と展開してきた “リブ・ラブ・サプリ”コーナーの続編のひとつSEASONバージョン。四季の暮らしや衣食住のこと、新しいシーズンライフ…。毎回のテーマに沿って、毎日を元気にする暮らしのサプリをその思いや由来とともにメッセージ下さいね。
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※質問は10月13日(火)正午で終了させて頂きます。
これは「木の実で遊ぶ」と共に「〈読書〉の秋」のテーマも満たす素敵なサプリですね。そして、季節を感じさせてくれる、素敵な室礼(しつらい)でもあります。
「どんぐりと山猫」は私も大好きなお話です。私も枡でドングリを飾りたいなあ。今、私の机の上には、お酒の試飲会でもらった小さな木の枡が置いてありるんです。私は枡はこれでいいや。この枡に一杯になるくらいのドングリなら、近くの公園でも拾えそうです。山猫がくれたご褒美のミニ版ですね。
もちろん葉書も添えましょう。竹でペンを作って左手で持ち、半分乾いたような墨汁で書いたら、山猫の別当が書いた手紙みたいに見えそうです。
私も、木の実が出てくるお勧め絵本を一冊。ドングリはコウくんが大好き。コウくんもドングリが大好きです。しかし、ドングリはコウくんのカバンから落ちてしまいます。コウくんは一所懸命ドングリを探しますが、どうしても見つかりません。でも、やがておとずれる意外な再会。
この絵本を再現するとしたら、どうやって飾りましょうか。小さなカバンがあったらそれと一緒に飾ろうかな。それとも・・・・。
絵本の情景を木の実で再現。心温まるディスプレイが出来そうです。
子供のころ、宮沢賢治の「どんぐりと山猫」という童話を読みました。人間の少年が森の厄介ごと(どんぐりたちの喧嘩)をみごとにおさめ、裁判所長の山猫から名誉判事の称号と、一升マス一杯の黄金のドングリをもらうのです。
キノコの馬車に乗せてもらって家に帰ってくると、いつの間にかドングリの黄金の輝きは消えていて、当たり前の茶色のドングリになっているのですが、私はそれでも一升のドングリはすごいと思いました。一升という量が具体的にどのくらいなのかはわかりませんでしたが、とにかくすごい量なのだろうということは想像がつきました。
さっそく図書館で一升マスの寸法を調べました。すると一升マスには京枡と江戸枡があり、
・京枡:4寸9分×4寸9分×2寸7分 = 64.827(約1803.366ml)
・江戸枡:5寸×5寸×2寸5分 = 62.5(約1738.633ml)
であることがわかりました。工作大好きの私はさっそく家にあった板をノコギリで切って、本物のマスは釘や金物に頼らない木組みで組み立てられますが、子供にそんな細工は無理ですから、ボンドで貼り付けてマスに組み立てました。
続いてドングリ拾いです。友だちに教えてもらった大量のドングリがあるという某町まで、電車に揺られて行きました。初めて乗る路線の電車に、ドキドキのドングリ採取の旅(笑)。現地に着くと、切り立った崖の上にせり出すようにして木が生い茂り、その下の小道に足の踏み場もないくらいのドングリが落ちていて感動しました!
量を計るために段ボールをガムテで貼り合わせて即席の一升マスを作り、拾ったドングリを入れていきました。いくら無尽蔵にドングリが落ちているといっても、一升拾うのは大変でした。屈んで屈んで、腰が痛くなってしまいました。やっと一升マスの大きさの箱に、こんもり盛り上がるほどの量を採取。袋に入れて、リュックに収めて背負うと、うわ、ずっしり!背中に重さを感じるほどのどんぐりにまた感動です!
こうして帰宅し、父のアドバイスで虫食いを避けるために広げて数日天日にさらしました。部屋にマスを飾ってその中に山盛りのドングリを入れ、横にハガキを一枚立てかけてみました。これは、
物語の冒頭で、少年がもらった手紙です。こうして私の部屋に、「どんぐりと山猫」のお話の始まりから終わりまでが再現されました。
ほかにも木の実が出てくる童話や絵本はたくさんありますね。
木の実のけんか (日本傑作絵本シリーズ)
これは隣の山に咲いた桜を見に来た橘と、その山の住人の栗との、思わず笑っちゃう喧嘩のお話。
くるくるくるみ (そうえん社・日本のえほん)
こちらは小学生のゆうかちゃんが、田舎の祖父母にクルミのことを色々教わるお話です。クルミを炒ったり、小松菜のクルミ和えを作ったり。落ちているクルミに付いていた歯形から、これはリスがかじった物、こっちはアカネズミなどと、自然の営みも観察します。大人も読みたいクルミの絵本です。
などなど、ほかにもたくさんあると思います。そういうのを題材にして木の実を飾る秋の「しつらい」も楽しいのではないでしょうか。テーマにした絵本と一緒にディスプレイしてもいいですね。私は、動物のかじり跡のあるクルミを探して「くるくるくるみ」の本と一緒に飾ってみたいです。