音楽初心者の素朴な質問です。小学生の時代に理解できなくて、落ちこぼれました。


●十二平均律はなぜ12種類の記号を用いるのではなく、7種類の音名と#とbを組み合わせて使うのでしょうか。12種類の音名を使えば、混乱しなくなると思うのですが、#やbを付けてまで7種類の音名を使用する合理性を教えてください。

●「ド→ド」は1度と言います。「ド→レ」は2度と言います。算数的には、同じ音程ならゼロ度の様な気がするのですが、なぜ直感通りではなく、一つ大きな数値で度数を表すのでしょうか。

●「移動ド」という概念は何のために存在するのでしょうか。音名が同じなのに別の鍵を弾くのが理解できずに、音楽が嫌いになりました。

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  • 1人2回まで
  • 登録:2009/10/08 08:59:31
  • 終了:2009/10/11 10:04:41

ベストアンサー

id:adlib No.3

adlib回答回数1959ベストアンサー獲得回数1212009/10/08 12:19:06

ポイント30pt

 

 序の巻 ~ 十二平均律は語義が不明瞭です ~

 

 1オクターブ(ドからド、レからレ、ミからミなど)は振動数が2倍

です。この振動数を12等分すると、平均律12半音階が得られます。

 これを、そのまま歌ってみると、とても不自然で不気味に聞えます。

 

 むしろ、8度音程(ドレミファソラシド)だけなら、自然に聞えます。

 日本民謡などはシファ抜き5音階(ドレミソラド)で作られています。

 その理由は、ホルンのような金管楽器で確認することができます。

 

 一本の管に唇をあて、もっとも低い音を「ド」と仮定すると、つぎに

高い音は1オクターブ上の「ド」が出ます。つぎに「ソ」「ド」「ミ」

から「ソ」「シ」を経て、ようやく「ドレミファソラシド」が揃います。

 

 これが“振動・倍音・共鳴”の原理で、この音程を1オクターブ内に

戻したのが“8度音名”です(実際に一人で実験することは困難ですが)。

 かくて最初に出現する例外音程が、B♭(ビーフラット)なのです。

 

 破の巻 ~ 零のない時代があった ~

 

 インドで発見された“ゼロの概念”は、紀元十世紀ごろ、西欧文明に

伝えられ、それまでは「ド→ド」を一度音程と呼ぶしかなかったのです。

 したがって邦楽などの楽譜も、古代数学そのままに滞っています。

 

 われわれが階段を昇るとき、最初の段を「第1段」と呼ぶはずですが、

もとの地上を「第0段」とは考えません。

 おなじ段で、左右に移動しても「0段」と数えないように。

 

 数学に代数と幾何学があるように、化学に理論と実験があるように、

音楽には記憶と楽譜が基本であり、まずは歌って弾いて写しましょう。

 わたしの経験では、あるときふと謎が解けたのです。

 

 中学三年までチンプンカンプンだった音楽劣等生の持論と自慢です。

http://oshiete1.goo.ne.jp/qa5261513.html (No.8)

 わたしの楽歴 ~ 音楽いろいろ、人生さまざま ~

 

 急の巻 ~ 約束事を容認する ~

 

 音名は「ドレミ=CDE」でなく「ラシド=ABC」から始めます。

 国際規格では「A=振動数440から442Hz」と定めています。

 すべての音程を、自力で判別する能力を“絶対音感”と称します。

 

 自分の位置にかかわらず、その音が「第?番」であるか分るそうです。

 とても優れてみえますが、何の役にも立たないのが、戦後の定説です。

 「移動ド」の概念なら、脳内に記憶した音階を、仮想適用できます。

 

 ドレミファソラシドは「全・全・全・半・全・全・半・全」の間隔で、

和声法や転調の法則まで、これに従属しています。

 どの旋律も、脳内の「ドレミ音階」に置きかえると、とても便利です。

 

 一般論として、声楽では「移動ド」、器楽では「固定ド」が主流です。

 シャープやフラットの多い調では、楽譜どおり「固定ド」で歌うには

「ドレE」と「ドレe」のような区別が必要で、とても面倒なのです。

 

id:qwerty

>  ドレミファソラシドは「全・全・全・半・全・全・半・全」の間隔で、

> 和声法や転調の法則まで、これに従属しています。


なるほど。Fに♯が付くとGがドになる理屈がようやく理解できました。

30年前の小学校の音楽の先生はそんなことは教えてくれませんでした。

そんなの常識といわんばかりに、移動ドで指導するのでした。

五線と音符の位置関係と音名がすべてだと思っていたわたしには、

移動ドが長年の疑問だったのです。

とても参考になりました。

2009/10/10 10:03:10

その他の回答(4件)

id:seble No.1

seble回答回数4678ベストアンサー獲得回数6172009/10/08 09:47:08

ポイント20pt

昔は5音階とかもっと単純な旋律でしたので、それが増えた結果、7音階になり、さらに微妙な所を表現するために半音ができたからでしょう。

現代音楽ではクォータートーン、つまり1/4音も使う場合があり、そうなると12どころか20ちょっとの音階を駆使しなければなりません。

音楽は感覚の物なので、なぜ?とかいう理屈で考えるものではありません。

理論はあくまで後付けでしかなく、合理的な理由が存在したから、7音になった訳ではなく、

7音がよさげだからそうなっているだけの事です。

 

ゼロが発見(発明)されたのは比較的後世です。

昔は、ゼロ、という概念自体が無かったので、1から数え始めます。

ローマ数字にはゼロはないでしょ?

 

移動ドは、主に歌手のための移調や移調楽器などのために必要なのでしょう、たぶん。

曲の音域が合わなかったりしたら移調しますが、その場合、旋律は同じですから始まる音も同じに呼んだ方がしっくりきたりもします。

Cdorでドレミと歌うのと

DdorでD、E、Fis、と歌うより、ドレミ、と歌った方が歌いやすいです。

7音が基準ですからね。

(英語とチャンポンだけど、Fisのイタリア語、しらん、

歌は歌詞だ、とか突っ込まないように、、、)

 

とにかく、、、

音楽は感覚のしろものであって理屈で理解する物ではありません。

紙に記録したり、学習しやすいように理屈をくっつけてあるだけの事なので考えすぎないように、、、

id:azuco1975 No.2

azuco1975回答回数613ベストアンサー獲得回数162009/10/08 10:48:27

ポイント15pt

ビアノを元に理論が作られてるのでそうなるのです。

>12種類の音名を使えば、混乱しなくなると思うのですが

鍵盤のキーが横に長くなりすぎて、弾ける曲が少なくなります。

id:adlib No.3

adlib回答回数1959ベストアンサー獲得回数1212009/10/08 12:19:06ここでベストアンサー

ポイント30pt

 

 序の巻 ~ 十二平均律は語義が不明瞭です ~

 

 1オクターブ(ドからド、レからレ、ミからミなど)は振動数が2倍

です。この振動数を12等分すると、平均律12半音階が得られます。

 これを、そのまま歌ってみると、とても不自然で不気味に聞えます。

 

 むしろ、8度音程(ドレミファソラシド)だけなら、自然に聞えます。

 日本民謡などはシファ抜き5音階(ドレミソラド)で作られています。

 その理由は、ホルンのような金管楽器で確認することができます。

 

 一本の管に唇をあて、もっとも低い音を「ド」と仮定すると、つぎに

高い音は1オクターブ上の「ド」が出ます。つぎに「ソ」「ド」「ミ」

から「ソ」「シ」を経て、ようやく「ドレミファソラシド」が揃います。

 

 これが“振動・倍音・共鳴”の原理で、この音程を1オクターブ内に

戻したのが“8度音名”です(実際に一人で実験することは困難ですが)。

 かくて最初に出現する例外音程が、B♭(ビーフラット)なのです。

 

 破の巻 ~ 零のない時代があった ~

 

 インドで発見された“ゼロの概念”は、紀元十世紀ごろ、西欧文明に

伝えられ、それまでは「ド→ド」を一度音程と呼ぶしかなかったのです。

 したがって邦楽などの楽譜も、古代数学そのままに滞っています。

 

 われわれが階段を昇るとき、最初の段を「第1段」と呼ぶはずですが、

もとの地上を「第0段」とは考えません。

 おなじ段で、左右に移動しても「0段」と数えないように。

 

 数学に代数と幾何学があるように、化学に理論と実験があるように、

音楽には記憶と楽譜が基本であり、まずは歌って弾いて写しましょう。

 わたしの経験では、あるときふと謎が解けたのです。

 

 中学三年までチンプンカンプンだった音楽劣等生の持論と自慢です。

http://oshiete1.goo.ne.jp/qa5261513.html (No.8)

 わたしの楽歴 ~ 音楽いろいろ、人生さまざま ~

 

 急の巻 ~ 約束事を容認する ~

 

 音名は「ドレミ=CDE」でなく「ラシド=ABC」から始めます。

 国際規格では「A=振動数440から442Hz」と定めています。

 すべての音程を、自力で判別する能力を“絶対音感”と称します。

 

 自分の位置にかかわらず、その音が「第?番」であるか分るそうです。

 とても優れてみえますが、何の役にも立たないのが、戦後の定説です。

 「移動ド」の概念なら、脳内に記憶した音階を、仮想適用できます。

 

 ドレミファソラシドは「全・全・全・半・全・全・半・全」の間隔で、

和声法や転調の法則まで、これに従属しています。

 どの旋律も、脳内の「ドレミ音階」に置きかえると、とても便利です。

 

 一般論として、声楽では「移動ド」、器楽では「固定ド」が主流です。

 シャープやフラットの多い調では、楽譜どおり「固定ド」で歌うには

「ドレE」と「ドレe」のような区別が必要で、とても面倒なのです。

 

id:qwerty

>  ドレミファソラシドは「全・全・全・半・全・全・半・全」の間隔で、

> 和声法や転調の法則まで、これに従属しています。


なるほど。Fに♯が付くとGがドになる理屈がようやく理解できました。

30年前の小学校の音楽の先生はそんなことは教えてくれませんでした。

そんなの常識といわんばかりに、移動ドで指導するのでした。

五線と音符の位置関係と音名がすべてだと思っていたわたしには、

移動ドが長年の疑問だったのです。

とても参考になりました。

2009/10/10 10:03:10
id:malonie No.4

malonie回答回数383ベストアンサー獲得回数72009/10/08 13:00:14

ポイント20pt

小学生が音程や平均律について考えるなんて

よほど高度な音楽学習をされていたのだと思います。


移動ドについてのみ回答させて下さい。


まず、ピアノでは両手とも親指から小指にかけて「1、2、3、4、5」という指番号が決められています。

例えば、チューリップという曲のように

「ドレミ、ドレミ、ソミレドレミレ」を弾く場合、

普通ピアノでは「123、123、5321232」という指番号を用いて演奏します。

このとき、1の指(親指)はドに置いた状態(=ハ長調)で演奏し始めます。


では、次に移調奏することにします。

この曲を今度は「ソ」の音から演奏したい場合(=ト長調)、

まったく同じ指番号で弾くこととします。

その際にハ長調で覚えた階名(ドレミのこと)で演奏すると不思議と簡単に弾ける場合が多いです。

しかし、固定ドの考え方では再度、階名から覚えなければいけない必要があります。

その煩わしさを解消するのが移動ドの考え方なのではないかと思います。

移調奏を多くする者にとって大変便利な音の覚え方であるのでは…。


人によって固定ド、移動ドの向き、不向きがありますから

あまり深刻に考えられなくても良いかと思いますけど。

id:opponent No.5

opponent回答回数1876ベストアンサー獲得回数72009/10/11 00:47:39

ポイント30pt

古くから作られてきた西洋音楽の曲は、伝統的に旋法という特定の7音階を使ってきたからです。

 

 

上に出てくる教会旋法を見ていただくとおわかりのように、どの旋法も#やbを使わない音階でできていました。このうち、ヒポリディア旋法が今日の長音階に、ヒポドリア旋法が今日の自然的短音階に引き継がれてきたわけです。その後、和性が使われるようになります。

 

 

ここで説明されているように、自然的短音階では、和声学的に不自然なため、和音を考慮したラシドレミファソ#ラの和声的短音階と、ラシドレミファ#ソ#ラの旋律的短音階が生まれます。

 

バロック以前は、ほぼすべての曲がこういった音階でできていたんです。そして十二音階という考え方もありませんでした。音程を十二等分に区切るという考え方はなく、鍵盤楽器はさまざまな調律が使われていました。純正律や中全音律、ウェル・テンペラメントなど、さまざまな古典調律が使われていましたから、移調して演奏すると和声が狂ってしまいます。移調するには、調律を変えなければなりません。

 

 

そこで十二平均律が生まれます。バロック時代のバッハのころです。これによってバッハは「平均律クラヴィーア曲集」を作りました。和声に多少の狂いが生じますが、これによって調律しなおすことなく、移調した曲が自在に演奏できるようになったわけです。

 

 

ロマン派の音楽までは、ほぼすべての音楽は長音階の7音、短音階の7音でつくられていました。すべての音楽はどちらかの音階を使ったわけです。ですから長音階を用いた音楽ならば、「移動ド」で読み替えれば、特に楽器を使わない声楽などの場合、譜面を読むのに便利だったという事情があります。特に声楽の初心者には便利だったんですね。けれど現在は賛否両論があるようです。

 

 

近現代になると、和声からはずれる曲がつくられるようになりました。調性を無視する音楽の場合は、あまり合理的ではありません。それでもポピュラー曲の大部分は和声に基づいています。

 

 

長音階や短音階の7音階にもとづく和声を使うために、このような記譜法が残っているわけです。この和声が廃れない限り、現在の記譜法は残るでしょう。習得度に応じて、このように理解できるような音楽教育をするべきなんですが、理解させる前に頭ごなしに強要する音楽教師が多いのは、困ったことです。音楽嫌いが増えるのは当然かもしれません。

 

  • id:chinjuh
    移動ドじゃないと楽譜を読めないわたしがとおりますよ。
    絶対音感じゃなくて相対音感しか持ってない人にとっては
    移動ドのほうがやさしいんですけどね。
  • id:Mathusala
    サディア・ラボン 2009/10/08 16:03:02
    ぼくは普段固定ドを使っているので、
    歌の練習の時、移動ドで音の名前を言われた時に混乱していました。
    ドとレは似てないので間違えませんが、オクターブは似ているのでよく聞き間違えます。
  • id:practicalscheme
    なぜ7音名+臨時記号かというと、我々がそういう調性のある音楽に歴史的に慣れ親しんできたからっていうことになると思うのですが、無調音楽のような場合はそれが足を引っ張るってことはあるでしょう。そのため、臨時記号を使わずに12音を平等?に扱う記法というのも提案されています。例えばEquiton:

    http://homepage1.nifty.com/iberia/equiton.htm

    移動ドの概念は、ピアノで考えるとむしろわからなくなると思います (ピアノで移調する場合、指づかいを変えないってのは相当難しい気がしますが、とっさに移調する時は指つかいを変えずにやれるのかな? 私は無理です。) 回答にも出ていますが、移調楽器のことを考えれば、階名は奏者の指使いに対応し、音名は楽器の属性になるので、旋律を移動ドで考える方が奏者にとっては理にかなってるんじゃないでしょうか。(つまり、移調楽器においては、「音名が同じでも楽器が違うと別の指づかいになる」「階名が同じならいつも同じ指づかい」なわけです)。

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