税務の質問です。「税額控除」は、それを考慮する前の法人事業所得が赤字である場合は使えない控除枠になるのでしょうか?


たとえば当期純利益-100万円の会社が税務調整なしで所得も-100万円であったので、法人税等は法人割程度しかかからない場合で、研究開発税制で試験研究費が10万発生していて、この制度を活用すると10%税額控除が認められるので、-101万が当期の法人所得になるのでしょうか?

なんとなく税前利益が黒字で法人税が課税される前提なんだろうなあとは思うのですが、なかなかそこを明確に説明しているウェブがなかったので質問させていただきました

回答の条件
  • 1人2回まで
  • 登録:2009/10/22 22:17:59
  • 終了:2009/10/23 13:00:45

ベストアンサー

id:newmemo No.2

newmemo回答回数1455ベストアンサー獲得回数2602009/10/23 12:05:28

ポイント71pt

「税額控除」は、それを考慮する前の法人事業所得が赤字である場合は使えない控除枠になるのでしょうか?

はい、基本的には上記の理解で正しいです。法人税の計算の元となるのは、益金から損金を控除して計算される所得金額です。その所得金額がマイナス、換言しますと赤字の場合は法人税額は0円です。税額控除というのは、法人税額が発生した場合に控除しますという制度なので元々法人税額が無い(0円)の時には意味がありません。


控除なのだから法人税額が0円でもあっても、税額控除が1万円あればマイナス1万円となりそうだと思われるかもしれません。マイナス1万円というのは、還付ということになります。そうしますと奇妙な事態に陥ることになります。企業会計の計算で赤字会社であって課税所得も赤字の会社は法人税額は0円です。それなのに、研究開発税制により1万円税金が戻ってくるという理屈になります。税額は0円なので、そこから税額控除の対象額が発生したとしても当期の税額は変動無しで0円のままなのです。


但し、当期に関してであって翌期が黒字になるのでしたら法人税の確定申告に記載されておかれるべきです。下記のブログで分かり易く説明されています。

http://ameblo.jp/t-nakamura/entry-10107844879.html

しかし、税額控除は1年間繰り越すことができますので、例え今年が赤字でも来年黒字であった場合は、繰越しをした税額控除を来年度の法人税から控除し、法人税を少なくすることができます。


http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/hojin/shinkoku/pdf/...

具体例で説明します。上記は法人税額を計算する別表一(一)です。1欄は所得金額が赤字なのでマイナスの数字が入ります。30~32欄を使って法人税額の計算を行ない、その結果を34欄と35欄に記入して合計額36欄を求めます。でも赤字なので、税額は0円となります。その36欄の数値を2欄に転記します。3欄が税額控除の欄なのですけど、前述しましたように法人税額が0円の場合は、差引法人税額の4欄も0円となります。


税引前当期純利益は企業会計の計算から算出したものです。その金額がマイナス100万円だった場合、上記のように法人税額は0円ですから「法人税、住民税及び事業税」のうち法人税は0円となり法人住民税の均等割額だけ記載されることになります。従って法人税だけを考慮しますと当期純利益(税引後)はマイナス100万円です。


1番さんの回答で所得控除というのは、所得税の話で法人税とは異なります。少し思い違いをされておられるようです。


上記の回答で疑問点や不明な点がございましたら質問者さんの返信を利用してご遠慮なく書いて頂ければと思います。その際、オプションを「回答受付中にコメント・トラックバックを表示する」に変更してくださいますと容易にフォローできますのでご検討を宜しくお願い申し上げます。

id:expansion05

別表一による例解はとてもわかりやすかったです。税務会計がなかなか不得手だったもので、とても勉強になりました。

2009/10/23 13:00:24

その他の回答(1件)

id:easygoings No.1

easygoings回答回数153ベストアンサー獲得回数202009/10/23 01:55:14

ポイント14pt

なにやら、根本的なところが間違っているかと思います。

 

控除には2つあって、所得控除と税額控除があります。

所得控除は、税金の計算上、所得が無かったとして扱われる金額。

税額控除は、その金額まで直接一定の税金を差引くことができる金額です。

 

計算としては、所得額から所得控除を引いたものが、課税対象額。

課税対象額に税率を掛けて、税額控除を引いたものが実際に納める納税額になります。

 

ですから、法人所得は、どんな控除があっても変らず、-100万円にしかなりません。

id:expansion05

わかりました。ありがとうございました

2009/10/23 12:23:27
id:newmemo No.2

newmemo回答回数1455ベストアンサー獲得回数2602009/10/23 12:05:28ここでベストアンサー

ポイント71pt

「税額控除」は、それを考慮する前の法人事業所得が赤字である場合は使えない控除枠になるのでしょうか?

はい、基本的には上記の理解で正しいです。法人税の計算の元となるのは、益金から損金を控除して計算される所得金額です。その所得金額がマイナス、換言しますと赤字の場合は法人税額は0円です。税額控除というのは、法人税額が発生した場合に控除しますという制度なので元々法人税額が無い(0円)の時には意味がありません。


控除なのだから法人税額が0円でもあっても、税額控除が1万円あればマイナス1万円となりそうだと思われるかもしれません。マイナス1万円というのは、還付ということになります。そうしますと奇妙な事態に陥ることになります。企業会計の計算で赤字会社であって課税所得も赤字の会社は法人税額は0円です。それなのに、研究開発税制により1万円税金が戻ってくるという理屈になります。税額は0円なので、そこから税額控除の対象額が発生したとしても当期の税額は変動無しで0円のままなのです。


但し、当期に関してであって翌期が黒字になるのでしたら法人税の確定申告に記載されておかれるべきです。下記のブログで分かり易く説明されています。

http://ameblo.jp/t-nakamura/entry-10107844879.html

しかし、税額控除は1年間繰り越すことができますので、例え今年が赤字でも来年黒字であった場合は、繰越しをした税額控除を来年度の法人税から控除し、法人税を少なくすることができます。


http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/hojin/shinkoku/pdf/...

具体例で説明します。上記は法人税額を計算する別表一(一)です。1欄は所得金額が赤字なのでマイナスの数字が入ります。30~32欄を使って法人税額の計算を行ない、その結果を34欄と35欄に記入して合計額36欄を求めます。でも赤字なので、税額は0円となります。その36欄の数値を2欄に転記します。3欄が税額控除の欄なのですけど、前述しましたように法人税額が0円の場合は、差引法人税額の4欄も0円となります。


税引前当期純利益は企業会計の計算から算出したものです。その金額がマイナス100万円だった場合、上記のように法人税額は0円ですから「法人税、住民税及び事業税」のうち法人税は0円となり法人住民税の均等割額だけ記載されることになります。従って法人税だけを考慮しますと当期純利益(税引後)はマイナス100万円です。


1番さんの回答で所得控除というのは、所得税の話で法人税とは異なります。少し思い違いをされておられるようです。


上記の回答で疑問点や不明な点がございましたら質問者さんの返信を利用してご遠慮なく書いて頂ければと思います。その際、オプションを「回答受付中にコメント・トラックバックを表示する」に変更してくださいますと容易にフォローできますのでご検討を宜しくお願い申し上げます。

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別表一による例解はとてもわかりやすかったです。税務会計がなかなか不得手だったもので、とても勉強になりました。

2009/10/23 13:00:24

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