古典落語には色んな「ネタ」があると思うのですが、
その中で「なるほど!!」「それはその通り!!」と唸りたくなるネタ、を教えてください。
●うんちくが効いている
●シャレが効いている
なぞかけ、というか、とんち、というか、そんな情報、教えてください!!
よろしく御願いします!
http://hakuho.mo-blog.jp/blog/2009/01/post_f8a4.html
めでたさを欲張りすぎたのが古典落語の『寿限無』です。ご存じのとおり、熊さんに初めて生まれた赤ちゃんの名が「じゅげむじゅげむ……」。良い名前を欲張りすぎたものだから、長くなってしまって、名をよぶうちに金ぼうの頭のコブも治ってしまったという落語
人間国宝・桂米朝さんは落語のサゲをこう解説しています。「落語というのは、演者の話芸により観客を落語の世界(長屋・商家・遊郭といった)に引き込むもの。で、最後のサゲで一気に今の世界に戻される。演者は『今までのは作り話ですよ、どうです、騙されたでしょ』といった気持ちでサゲる。観客は『上手くやられた』といった気持ちで、ワッと笑っておしまい。」
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1328585...
落語至難 ~ もっとも安上がりな芸の極み ~
おなじ「ネタ」でも、江戸と上方の演者によって、趣向が異なります。
ネタより枕、オチより「マ」、実演より「速記録」を学びましょう。
以下、わたしの過去回答より。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20090215
↑褌友 ~ 今朝の袈裟 ~ ↓古典落語大系 第七巻 目次
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19740315
壱、初級篇
落し噺・人情噺・芝居噺・怪談噺・音曲噺・郭噺など。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2657850.html (No.3)
落語入門 ~ 十二題の笑える噺 ~
止せの三悪 ~ いびき・ゲップ・おなら ~
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4911925.html (No.2)
落語定席は四軒 ~ ふらり寄るのが寄席の良さ ~
弐、中級篇
桂 ざこば 2・三遊亭 円歌 3・春風亭 小朝
http://q.hatena.ne.jp/1163645120#a637515
当代三傑 ~ 花の噺家 ~
1.時そば(刻そば)2.そば清(蕎麦の羽織、羽織のそば・蛇含草)
http://q.hatena.ne.jp/1187704490#a750837
そばつゆ虚実 ~ 蕎麦の二大落語 ~
参、上級篇
円朝:江戸末期から明治にかけて“言文一致”を記録していた噺家
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4774979.html (No.1)
口演と初出(189910‥~193809‥)
落語の深奥 ~ 洒落気と病気 ~
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4262759.html (No.4)
「いき」(粋)という言葉について。
余、番外篇
本人もファンも《星の王子さま》を読んでいなかったのではないか?
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20091029
噺家名跡六代 ~ 圓楽を名乗った人々 ~
米朝と左京が芸者を呼ぶと、合計200歳を超す。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20050720
いそやん ~ 最後の野次馬伝 ~
正直この質問は意味がわからない。
面白い落語のストーリーを知りたいのですか?
それなら落語の入門書や紹介本、落語自体のCDなどはたくさんあるので
はしから読むなり聞くなりすればいいと思うのですけど。
もうオープンしてもらえそうもないけど、わたしが好きな話をいくつかあげておきます。
◎松山鏡
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E5%B1%B1%E9%8F%A1
・父親の墓参りをかかさない孝行息子に殿様が褒美をくださることになった。
・息子は、お金はいらないけど、死んだ父親に会いたいという。
・殿様は少し考えて、きれいな箱に鏡を入れて渡す。誰もいないところで開け、他人には決して見せるなと言い含めて。
・息子は鏡というものを知らないので、写った自分の顔を父親だと思う(息子なので父親に似てるのはあたりまえ)。鏡を納屋に隠し、朝な夕なに父親に会いに行くようになった。
・孝行息子には妻がいて、夫が楽しそうに納屋へ向かうのを見て、女を隠しているものと思い込む。
・「納屋を見せろ」「見せない」で押し問答をしていると、尼さんがとおりがかり、「それならわたしが中に何があるか確かめてきましょう」と、納屋に入り、箱をあけてみる。
・出てきた尼さんはにっこり「確かに女がいましたが、反省して尼になっておりましたよ」
◎たがや
http://ginjo.fc2web.com/29tagaya/tagaya.htm
・たが屋というのは、桶にはめる「たが」を作る職人のこと。
・花火見物に来たたが屋が、お侍と接触してトラブルになる。
・怒った侍と、たが屋の言葉の応酬がすばらしく面白い。
「二本差しが目に入らぬか(刀を持ってるという意味)」
「二本差しが怖くてウナギが食えるか。気の利いたやつなんざ三本も四本もささってらあ」
「無礼いたすと抜く手は見せぬぞ(素早く斬り捨てるという意味)」
「見せねえ手ならしまっとけ!」
……などなど。このあたりの面白い言葉のやりとりは、テレビなどで放映されると時間の関係で割愛されてしまうことがありますが、川崎洋(詩人)の「ことばの力」という本に面白おかしく紹介されています。
・とうとう侍はたが屋を斬り捨てようとするが、逆にたが屋が刀をうばって侍の首を斬り、空高く舞い上がった首を見て、見物人たちが「たーがやー」と叫ぶのがサゲになる。
# 見物人は花火を見に来ており、花火と言えば「たーまやー」です。主人公が「たが屋」じゃなきゃいけない理由はここにあります。
コメント(0件)