THEME:「みんなであったかく過ごす冬のイエイベント・コンテスト」
日々の暮らしとイエの中で、こんな時どうしてますか? “イエコト・ミシュラン” は、暮らしに楽しいサプライズアイデアを語らい、★(一ツ星)~★★★(三ツ星)のミシュラン評価をしていくコーナーです。ハウスキーピング、ハンドメイド、エコロジー、ヘルスライフ…毎回の質問に、あなたのアイデアをご投稿下さいね!
豊かな暮らしをつくっていく〈イエはてな〉のマインドで、みなさまのご参加をお待ちしています!
*回答条件* 下記のページをご覧になってご投稿下さいね!
「Welcome to イエはてな」
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080731
テーマ詳細とアイデア例
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プレゼント変更ご案内
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※〈イエはてな〉では、はてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。ご回答頂く時にもご参考下さい。また投稿期間中はできるだけはてなスターのご利用を控えて頂けますようお願いいたします。
※質問は11月16日(月)正午で終了させて頂きます。
農閑期こそ、土作りです。そして、土を山に重ねると蒸気や熱気がこみ上げてくるのです。
寒冷地に住む私は農作業はもうほとんどしませんが、冬に寒いからといって仕事をさぼるわけにはいかないのです。
農家には休みがありません。目では見えないところでも植物は育つ芽を出していることを忘れてはなりません。
土は冬に肥やす。これが植物育ての大切な基本の一つです。作物や花が終わってお休み中の土を元気に蘇らせるイエイベントを行いましょう。雪国なら雪が降る前、雪が降らないか、降っても根雪にならない地域なら、冬を通して土作りが楽しめますね。元気に鍬を振るったあとは、芋煮や豚汁で乾杯。緑が好きな家族なら、きっと楽しい一日が過ごせると思います。
植物によって適する土の性質は違いますが、たいていの植物にとって最適な土の条件とは、おそらく次のようなことになると思います。
1.水はけが良いこと。
2.保水力が良いこと。
3.pHが適切であること。
4.植物の生育や健康を阻害する菌や虫が住み着いていないこと。
5.養分に富むこと。
良い土は団粒といって、土の粒と粒の間の隙間にたくさんの空気を含んでいます。これが水はけであるとか、土の衛生といった理想の土の条件を作りますから、そういう土作りを目指しましょう。
具体的には、土の表面に貝殻や卵の殻などから作られた有機石灰と、堆肥をばらまき、鍬を振るって深さ30~40cmくらいまで深く掘り起こして耕します。耕したら表面を均したりせず、表面のデコボコはそのままに放置しておきます。基本はただこれだけ。簡単ですね。
有機石灰を使うのは、普通の鉱物から取る石灰と違って多孔質だから。pH調整のためだけでなく、土質を改良する効果も、ちょっとだけ期待出来ます。土の成分によっては苦土(マグネシウム分)も補給してください。
堆肥を使うのは、土の団粒化を促すため。ここでは肥料としての意味よりも、堆肥特有の「ふかふかしっとり」が大切なんです。ですから、肥料としての効きはほとんどありませんが、腐葉土でもいいですよ。なお、堆肥には肥料としての効きが良い鶏糞堆肥や牛糞堆肥などもありますが、ここでは植物質中心の堆肥が適します。
耕した後で表面を均さないのは、めんどくさいからではありません。こうして寒風に土をさらしておくと、土の衛生に役立つんです。
狭い花壇でも、掘り返す深さがけっこうありますから、やり始めるとけっこうの運動量。これは体が温まります。ただし、汗をかいてしまうとそのあと急に冷えてきますから、冬のイベントとしては、汗が滲む前に他の家族とタッチ交代。こうして適度に温まった体が持続するローテーションで作業していってください。
終わったら、わが家では豚汁が恒例です。せっかくなので、庭でいただきます。気温が低いとその分たくさんお椀から湯気が立ち上って、冬らしさ満点です。
冬にこうして土作りをしておくと、来シーズンにはきっといい花が咲きますよ。おいしい野菜もたっぷりとれると思います。そんな豊かさの期待で心も温まる庭仕事が、わが家のあったかイエイベントです。