「民法第90条  公の秩序又は善良の風俗に反する事項を目的とする法律行為は、無効とする。」


を見て思ったのですが、例えば下記のようなやり取りがあった場合
妻:夫が他の女とした愛人契約の契約書を夫に突きつけて
離婚して慰謝料を払えと要求する

夫:「民法90条で、この愛人契約は無効で、この法律行為は意味の無いものだから
それを離婚と慰謝料の理由にするのは法律的に無理だよ」

夫の主張は法律的にはアリなのでしょうか?

回答の条件
  • 1人2回まで
  • 登録:2009/11/19 02:14:25
  • 終了:2009/11/19 09:21:48

ベストアンサー

id:afurokun No.3

afurokun回答回数4647ベストアンサー獲得回数992009/11/19 06:40:17

ポイント17pt

第90条 ▼▼▼ (公序良俗)

公の秩序又は善良の風俗に反する事項を目的とする法律行為は、無効とする。

■■ 解説 ■■

この条文の趣旨は、法律行為の目的が反社会性を帯びるときにその効力を無効とすることにより、法律行為の社会的妥当性を保護しようとしているものです。

といっても、よく分からないですよね。

例えば、こんな判例があります。甲さんは、愛人である乙さんと愛人関係を維持するため月にいくらかの金を乙さんにあげるという契約をしていました。いわゆる愛人契約です。

しかし、その後、甲さんは金がなくなったので、乙さんに金を払うことができなくなりました。

そこで、乙さんは、裁判所に訴えました。

さて、どうでしょう。この場合でも契約をしている以上、乙さんが勝つとも思えますよね。法的にも一応契約は有効に成立しているようにも思えます。

しかし、こんな愛人契約なんてものを認めると、あまり社会的にはよくないとされているわけです。

これが、本当にいけないことなのかどうかは置いといて、一般的には、ダメなようです。

ですから、こういう反社会的な契約は、きちんとした本人同士の契約があっても、公序良俗違反で無効となります。

つまり、乙さんは、裁判をしても負けるということになります。

法律的には、契約は成立しているので、乙さんが勝ってしまう。条文を探しても、解釈をしても、乙さんを負かすことはできない。でも、乙さんを勝たすと、愛人契約というものを裁判所が認めてしまうことになる。

これは、困った!!どうしよう。ということになるわけです。

そこで、最終手段として登場するのが、90条です。こういう意味で伝家の宝刀といわれるのです。

つまり、いつでも使えるわけじゃないんですね。だって、いつでも使える、つまりいつで法律行為を無効にすることができるとなると、他の条文が全く意味のないものになってしまいますよね。

555条は売買契約を規定しています。売買契約をしたのに、常に90条で無効になる、ということになれば、わけがわからないですよね。法律なんて、無いも同然になってしまう。

ですから、90条のような伝家の宝刀は気軽に使うことはできない。他の条文や法律を使って解決できない。でも、どうしてもこんなやつを勝たせるわけにはいかない。

こういうどうしようもない時に、伝家の宝刀として90条が適用できるわけです。

■■ 豆知識 ■■

法律を勉強し始めて最初の頃は、何でもかんでも、90条の公序良俗で解決してしまおうとします。「困ったときは公序良俗」という言葉もあるくらいです。

でも、さきほども言ったように、これは最終手段です。

簡単に使うことはできないということを分かっておいてください。

http://www.mainiti3-back.com/archives/2005/09/post_73.html

id:tuna5

なるほど、僕も法律をかじった程度で、このような質問を思いついたのですが

条文を知っていても運用のされ方を知らないという初心者に、ありがちな疑問だったという訳ですね(〃^∇^)

2009/11/19 09:13:44

その他の回答(6件)

id:goog20090901 No.1

goog20090901回答回数637ベストアンサー獲得回数172009/11/19 02:21:23

ポイント18pt

愛人と夫の契約は無効ですが、

不貞行為を行った事実は消えないので

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E8%B2%9E%E8%A1%8C%E7%82%B...

夫の主張は通りません。

id:tuna5

なるほど、普通にそうですね

ありがとうございます(〃^∇^)

2009/11/19 09:05:00
id:Baku7770 No.2

Baku7770回答回数2832ベストアンサー獲得回数1812009/11/19 06:33:12

ポイント17pt

 主張することは自由ですが、離婚されるでしょうね。

 

 つまり、妻の存在を無視して、公序良俗に反する愛人契約を結ぶような夫とは結婚生活を維持できないと裁判官が判断するだろうということです。

 

 90条の規定は契約の当事者間にのみ適用されるもので、第三者には影響を与えないと考えるべきです。

 

 付け加えると、夫が愛人契約に基づいて性交渉を相手女性に求めた場合、90条の規定に基づいて拒否することができます。金額は別として、1回でも応じてあげれば後は返済の義務はありません。

(708条)

http://www.kazu4si.com/furin/aizin.htm

id:tuna5

ありがとうございます(〃^∇^)

2009/11/19 09:06:00
id:afurokun No.3

afurokun回答回数4647ベストアンサー獲得回数992009/11/19 06:40:17ここでベストアンサー

ポイント17pt

第90条 ▼▼▼ (公序良俗)

公の秩序又は善良の風俗に反する事項を目的とする法律行為は、無効とする。

■■ 解説 ■■

この条文の趣旨は、法律行為の目的が反社会性を帯びるときにその効力を無効とすることにより、法律行為の社会的妥当性を保護しようとしているものです。

といっても、よく分からないですよね。

例えば、こんな判例があります。甲さんは、愛人である乙さんと愛人関係を維持するため月にいくらかの金を乙さんにあげるという契約をしていました。いわゆる愛人契約です。

しかし、その後、甲さんは金がなくなったので、乙さんに金を払うことができなくなりました。

そこで、乙さんは、裁判所に訴えました。

さて、どうでしょう。この場合でも契約をしている以上、乙さんが勝つとも思えますよね。法的にも一応契約は有効に成立しているようにも思えます。

しかし、こんな愛人契約なんてものを認めると、あまり社会的にはよくないとされているわけです。

これが、本当にいけないことなのかどうかは置いといて、一般的には、ダメなようです。

ですから、こういう反社会的な契約は、きちんとした本人同士の契約があっても、公序良俗違反で無効となります。

つまり、乙さんは、裁判をしても負けるということになります。

法律的には、契約は成立しているので、乙さんが勝ってしまう。条文を探しても、解釈をしても、乙さんを負かすことはできない。でも、乙さんを勝たすと、愛人契約というものを裁判所が認めてしまうことになる。

これは、困った!!どうしよう。ということになるわけです。

そこで、最終手段として登場するのが、90条です。こういう意味で伝家の宝刀といわれるのです。

つまり、いつでも使えるわけじゃないんですね。だって、いつでも使える、つまりいつで法律行為を無効にすることができるとなると、他の条文が全く意味のないものになってしまいますよね。

555条は売買契約を規定しています。売買契約をしたのに、常に90条で無効になる、ということになれば、わけがわからないですよね。法律なんて、無いも同然になってしまう。

ですから、90条のような伝家の宝刀は気軽に使うことはできない。他の条文や法律を使って解決できない。でも、どうしてもこんなやつを勝たせるわけにはいかない。

こういうどうしようもない時に、伝家の宝刀として90条が適用できるわけです。

■■ 豆知識 ■■

法律を勉強し始めて最初の頃は、何でもかんでも、90条の公序良俗で解決してしまおうとします。「困ったときは公序良俗」という言葉もあるくらいです。

でも、さきほども言ったように、これは最終手段です。

簡単に使うことはできないということを分かっておいてください。

http://www.mainiti3-back.com/archives/2005/09/post_73.html

id:tuna5

なるほど、僕も法律をかじった程度で、このような質問を思いついたのですが

条文を知っていても運用のされ方を知らないという初心者に、ありがちな疑問だったという訳ですね(〃^∇^)

2009/11/19 09:13:44
id:IlO10l0Il No.4

IlO10l0Il回答回数1757ベストアンサー獲得回数812009/11/19 03:01:39

ポイント17pt

「夫が他の女とした愛人契約の契約書」は法律的には無効です。


しかし違法行為=不貞行為ではありません。


浮気だって何の法律にも反していません。

しかし浮気は不貞行為として離婚事由に当てはまります。

相手が容認していれば浮気は自由です。


よってこのケースでは「愛人契約という不貞行為」が離婚事由にも当てはまるしそれに対する慰謝料も必要となります。

id:markII No.5

markII回答回数744ベストアンサー獲得回数232009/11/19 03:07:07

ポイント17pt

ナシです。

離婚に法律は関係ありません。

愛人契約は無効でも、他の女と関係を持っていたという証拠にはなりますから離婚も出来ますし慰謝料も発生します。


わかりやすく例えると、

女性とSEXをしてる現場を目撃されて

「これは契約したうえでのSEXじゃないからokだよね?」

って言ってるようなものです(笑)


契約してようと契約していまいと浮気は浮気です。

id:tuna5

「他の女と関係を持っていたという証拠にはなります」

↑なるのですね、ありがとうございます(〃^∇^)

2009/11/19 09:15:48
id:winbd No.6

winbd回答回数1050ベストアンサー獲得回数432009/11/19 03:10:35

ポイント17pt

『愛人契約の契約書だけ』が理由であれば夫の主張は有りです。

契約書自体は無効ですし、「お遊びで作った契約書だ」と言われたら浮気の証拠にもなりません。


しかし当然ながら愛人女性と肉体関係があってその証拠が見つかっていたら無理です。

id:tuna5

「契約書のみでは浮気の証拠にならない」、お互いの主張や証拠次第みたいですね

2009/11/19 09:19:45
id:aiaida333 No.7

aiaida333回答回数166ベストアンサー獲得回数42009/11/19 03:32:13

ポイント17pt

夫の主張はありだと思います。

主張するのは自由です。

それを裁判官が認めるかが問題です。

嫁の主張は離婚であって、 民法770条1項 を基準に考えれば

離婚できなくないといい切れはしませんが、裁判官の裁量によるとしかいえません。



第770条(離婚原因)

① 夫婦の一方は、次の場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。

1 配偶者に不貞な行為があったとき。

2 配偶者から悪意で遺棄されたとき。

3 配偶者の生死が3年以上明らかでないとき。

4 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。

5 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。

② 裁判所は、前項第1号から第4号までに掲げる事由がある場合であっても、一切の事情を考慮して婚姻の継続を相当と認めるときは、離婚の請求を棄却することができる。

id:tuna5

裁判官の裁量は、ありそうですね(〃^∇^)

2009/11/19 09:20:21

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