THEME:「実況中継風ルポ!私のとっておきのお散歩コース」を教えて下さい
「街を見渡せば、100通りの家族に100通りの家。家をのぞいてみれば、それぞれの暮らし振りが面白い!」と展開してきた“イエ・ルポ”の続編コーナーです。“イエ・ルポ 2”では、特にマチとイエ、人と家族のドラマやものがたりを語らっていきませんか?毎回のテーマに沿って、あなたのルポをご投稿下さいね!
豊かな暮らしを創っていく〈イエはてな〉のマインドで、みなさまのご参加をお待ちしています!
*回答条件* 下記のページをご覧になってご投稿下さいね!
「Welcome to イエはてな」
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080731
テーマ詳細とルポ例
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20091204
プレゼント変更ご案内
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080729
※〈イエはてな〉では、はてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。ご回答頂く時にもご参考下さい。また投稿期間中はできるだけはてなスターのご利用を控えて頂けますようお願いいたします。
※質問は12月10日(木)正午で終了させて頂きます。
オレンジ色に染まる街並み。オレンジ色の香りがした瞬間。。。覚えていますとも。Oreganoさんにとって、思い入れのある幸せの坂道ですよね。
当時のあの光景も素敵なお話でしたが、今回の散歩道としてのお話も素敵ですね。夕日が沈んで辺りが暗くなり始め、淡い群青色の空になったころあい。眼下に広がる街明かりはさぞ美しかろうと想像しています。
さりげなく、悪友たちとの思い出話が入ってくるところが、男の魅力みたいなものを感じさせます。
私のお気に入りの散歩コースは、自宅からはちょっと離れた、出身中学の校門前から始まります。後門の前の道を北に進んでいくと、やがて長く続く上り坂。そこを上っていくと、道の左手には街並みが眼下に広がり、右側には白い壁が続きます。その壁は今は年月がたってだいぶくすんでいますが、出来たばかりのころは真っ白に見えました。
坂の途中に、ちょっと道幅が広くなって、路側帯の外側に車が一台止まれるくらいの場所があります。もちろんそこは駐車スペースではありませんし、坂道の途中なので、誰も車を止める人はいません。私はそこを「展望台」と呼んでいます。そんなに落差があるわけではありませんが、そこから見下ろす街並みがとてもいい感じなのです。西に開けた場所ですから、夕方になって西の空が夕焼けに染まると、オレンジ色のパノラマが目の前いっぱいに広がります。後ろの白い壁もオレンジ色に染まって、夕焼けが前からも後ろからも迫ってきます。それを見たくて、この坂道にやってくるのです。私はいつまでも飽きずにそれを眺めます。
日が暮れかかったころに再び歩きはじめ、もう少し先まで足を延ばします。すると坂の上に家々が立ち並ぶ一帯が見えてきます。分譲されてからそれなりに期間がたっている所ですが、どの家もきれいに手入れされていて、落ち着いた街並みを作っています。人の住むマチというのは出来上がったばかりよりも、こうしてある程度の年月を積み重ねていった後の方が味わいがあっていいですね。
区画と区画の間には南北に車止めのある通路が走っています。道は石畳になっていて、両脇の植え込みもよく手入れされていて、通路ですが細長い公園のようでもあります。そのうちの一本に入ってみます。上が平らになっている座れる石があるので、そこに腰掛けて少し休みます。もう宵闇が訪れている時間に、自分のマチではないところでこんなふうにしていると、ちょっとドキドキしますね。さぁ、不審者だと思われると困りますから帰りましょう。人の住むマチは、家々のあかりが温かくていいですね。
帰りの坂道は足取り楽々。下り坂っていいですね。「展望台」のあたりに来ると、眼下に広がる街あかりがきれいです。白い壁は街灯の光を反射して、ほんのりと道路を照らしています。日が暮れてからもすてきな道です。坂を下りきってしばらく歩き、学校の前まで戻ると、私のお気に入りお散歩コースはおしまいです。
まだ家までの道のりがあるだろうって?それはもちろんありますが、ここまでお話ししたコースは、実は中学生のころの思い出に帰る散歩道なんです。どんな思い出か、ですか?それは、こんな思い出です。
http://q.hatena.ne.jp/1217566485/178796/#i178796
後門の前で思い出は一区切り。ここからの思い出は悪友たちと悪さをしながら帰った通学路の思い出ばかりですから、コンビニに寄って肉まんでも買って食べながら帰りましょう。校則違反の買い食いの再現ですね。これはこれで懐かしい思いがよみがえってきます。