【変わったシチュエーションでのサバイバル小説】

『十五少年漂流記』や『蝿の王』などサバイバルをテーマにした小説は古今東西書かれてますが、中でも変わった設定(通常ありえないようなシチュエーション)で描かれている小説を教えてください。
サバイバル自体が非日常的と言えばそうですが、単に飛行機or船で遭難して無人島で暮らす、みたいないかにも有りえそうなシチュエーションではなく、もっと特殊な環境ということで捉えてください。

http://q.hatena.ne.jp/1250922753
のコメント欄がきっかけになった質問です。ですので上記質問に出ている作品は除いてください。
また、地球外を舞台にしたSF作品はあえて対象外とします。

回答する際は、必ずどのへんがオススメか理由を書いてください。
回答内容によって、ポイントを配分します。
「こういう内容の本もアリ?」といった疑問はコメント欄でお願いします。
なお、新刊で購入できる方が望ましいですが、品切れ状態でも廉価中古本で入手できるならOKです。

質問文が長くなってしまったので、例になりそうな作品はコメント欄に書きます。

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  • 終了:2009/12/18 22:28:48
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ベストアンサー

id:story-designer No.2

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ポイント40pt

透明人間の告白〈上〉 (新潮文庫)

透明人間の告白〈上〉 (新潮文庫)

  • 作者: H.F. セイント
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • メディア: 文庫

子供のころに誰しも透明人間になりたいと思ったことでしょう。

しかし、透明人間になってしまうと、例え真冬でも、素っ裸で行動するしかありません。

家の鍵などの所持品も透明でなければ、携帯することすらできません(主人公は透明の別の鍵を加工することで解消していました)。

車や人はかまわずに突進してきます。路上を歩くことですら命がけです。

透明人間になると、普通に暮らすことが極めて困難であることを本書は教えてくれます。

豊に見える都会も、透明人間にとっては、無人島に匹敵する過酷な状況です。

そんな状況でも、主人公は、様々な知恵を絞って生き抜いていきます……。


まさにサバイバルといえる、一冊ではないでしょうか。

id:goldwell

その発想は無かった!


子供の時に透明人間になれたら、という妄想を抱いたことがある人は多いかもしれませんが、実際には命がけですね。

>豊に見える都会も、透明人間にとっては、無人島に匹敵する過酷な状況です。

うーん、そうか、そうですよねぇ。


レビュー見ても内容に期待できそうです。

2009/12/12 17:30:52

その他の回答3件)

id:sunami_a No.1

回答回数15ベストアンサー獲得回数0

ポイント40pt

ちょっと古い本ですが、

トリフィド時代

トリフィド時代―食人植物の恐怖 (創元SF文庫)

トリフィド時代―食人植物の恐怖 (創元SF文庫)

  • 作者: ジョン・ウィンダム
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • メディア: 文庫


地球に大流星群の到来後、その流星を見たものは失明、そのパニックの中、さらに植物油採取のために栽培されていたトリフィドという自立移動できる植物が野放しにされ、人間たちを襲う。

そんな状況の中、生き延びようとする人間たちの話。

主人公はたまたま目のけがで入院中で流星を見なかったため失明を逃れた男性です。

子供の頃ジュブナイル版を読んで以来流星雨が微妙にトラウマになった一作だったり。

秩序社会の崩壊、なんとか秩序をたてなおそうとするものの、目が見える人と目が見えない人の対立や、トリフィドの襲撃や、謎の疾病などいろいろな状況が襲ってきていったいどうなるんだと思ったものでした。

オススメはなんといっても不気味なトリフィドの存在。自立歩行できて毒の鞭もってる肉食植物という設定が怖い。というか良くこれ大規模栽培する気になったなーと思います。

id:goldwell

早速ありがとうございまーす。

限られたジャンルなので、あまり回答来ないかと予想していたのですが、ひとまず安心しました。

大流星群由来による失明に加えて、トリフィドという三本足の動く植物が人間を襲うという状況。ワクワクしますねぇ(フィクションだから、ね)。

パニック小説としても充分興味そそりますが、やはり主人公はじめ失明しなかったわずかな人々がどう乗り越えていくかが気になります。

2009/12/12 17:17:56
id:story-designer No.2

回答回数381ベストアンサー獲得回数23ここでベストアンサー

ポイント40pt

透明人間の告白〈上〉 (新潮文庫)

透明人間の告白〈上〉 (新潮文庫)

  • 作者: H.F. セイント
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • メディア: 文庫

子供のころに誰しも透明人間になりたいと思ったことでしょう。

しかし、透明人間になってしまうと、例え真冬でも、素っ裸で行動するしかありません。

家の鍵などの所持品も透明でなければ、携帯することすらできません(主人公は透明の別の鍵を加工することで解消していました)。

車や人はかまわずに突進してきます。路上を歩くことですら命がけです。

透明人間になると、普通に暮らすことが極めて困難であることを本書は教えてくれます。

豊に見える都会も、透明人間にとっては、無人島に匹敵する過酷な状況です。

そんな状況でも、主人公は、様々な知恵を絞って生き抜いていきます……。


まさにサバイバルといえる、一冊ではないでしょうか。

id:goldwell

その発想は無かった!


子供の時に透明人間になれたら、という妄想を抱いたことがある人は多いかもしれませんが、実際には命がけですね。

>豊に見える都会も、透明人間にとっては、無人島に匹敵する過酷な状況です。

うーん、そうか、そうですよねぇ。


レビュー見ても内容に期待できそうです。

2009/12/12 17:30:52
id:archi-holic No.3

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ポイント30pt

バックマン・ブックス〈1〉バトルランナー (扶桑社ミステリー)

バックマン・ブックス〈1〉バトルランナー (扶桑社ミステリー)

  • 作者: スティーヴン キング
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • メディア: 文庫

スティーブン・キングの初期作品です。映画化もされています。

近未来の地球で、あるテレビショーに出演した男が主人公。

一般の人々の通報から逃れ、処刑人から逃れ、1ヶ月生き抜けば莫大な財産が手に入る!


キングは、突飛な状況設定をしても、人物描写を丹念におこなうので、

凄いリアリティを出してくるんですよね。

id:goldwell

おお、スティーブン・キング久しぶりです。

確かにエンターテイメントを極め過ぎてた、残酷ともいえる設定をよく考え付きますねー。

あの壁投げ本の頂点「リアル鬼ごっこ」を思い出しますが、スティーブン・キングならば、人物描写に定評ありますので期待できますね!

2009/12/12 23:52:32
id:sumike No.4

回答回数379ベストアンサー獲得回数25

ポイント30pt

http://www.asahi-net.or.jp/~WF9R-TNGC/hukusei.html

西澤保彦著作の、複製症候群です。

携帯とネットの普及した現在では難しい設定ですが、突然、上空から降ってきたチューブ(ストロー)状の物体に閉じ込められ、出ようとすると、内部にクローンが生み出されてしまう。

そして、その閉ざされた空間で、殺人事件や、複製作成事件!?がおきるというストーリーです。

最初は読んでいて頭がこんがらがりましたが、最終的にそして誰もいなくなった、になりそうだったのが死体を複製すると蘇る!という点で、円満解決できたのが救いですね^^;

現代では携帯やネットなどが普及しているので、できないトリックかとは思いますが、当時としてはとても斬新というか、どうやったらそんなこと考えつくんだろう?と思いました。

この方の作品はどれも不思議な設定が多く大好きです^^

id:goldwell

最初はこれのどこかサバイバル?と思いましたが、紹介されたページ見て納得いきました。

壁といっても通ることができるが、同時にクローンも作られてしまうのかな。なんだかややこしいですね。

でもこの紹介の仕方がうまいですね。読んでみたくなりました。


>最終的にそして誰もいなくなった、になりそうだったのが死体を複製すると蘇る!という点で、円満解決できたのが救いですね^^;

あーっ、それってネタバレ!?

2009/12/15 22:51:06
  • id:goldwell
    例)
    『クリムゾンの迷宮』:異世界RPGブック風
    『バトルロワイヤル』:パラレルワールド・BR法
    『黙示の島』:住民が特殊な変貌を遂げた島
    『死霊列車』:特殊なウイルスによりゾンビ化が進む日本


    今回は小説募集だけど、内容的には漫画でいえば
    『ドラゴンヘッド』
    『アイアムアヒーロー』
    『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』
    あたりかなぁ。

    なんかゾンビものが多いな・・・。
  • id:takejin
    アポロ13号 奇跡の生還 (新潮文庫)
    なんていかがでしょう。ほんとに極限環境でのサバイバルですよ。しかも本当に合った話だし。
  • id:goldwell
    http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%83%9D%E3%83%AD13%E5%8F%B7-%E5%A5%87%E8%B7%A1%E3%81%AE%E7%94%9F%E9%82%84-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC-%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC/dp/4102133119/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1260607904&sr=1-1
    こちらですね。
    あー、うーん、微妙ですねぇ。
    宇宙空間自体が特殊な状況てんこもりなので、あえて質問対象から除外したのですが、これは地球圏と言ってもいい内容ですし。

    ともかく、内容としては面白そうなので読んでみたいと思います。
    わざわざコメントありがとうございました。
  • id:garyo
    はやぶさ―不死身の探査機と宇宙研の物語
    http://hayabusamatome.xrea.jp/wiki/index.php?%BB%B2%B9%CD%BD%F1%C0%D2
    地球外のサバイバルなのでコメントで
  • id:goldwell
    garyoさんコメントありがとうございます。
    ひところ、話題になったはやぶさの件ですね。一度まとめのページを読みました。
    自分の稚拙な科学知識ではあまり理解できなかったけど、とにかくどんな危機に陥っても諦めずに乗り越えている様がスゴイと思いました。
    下の方にある野尻抱介の著作も読んだことがあり、宇宙モノも好きなのでいつか読んでみたいと思います。
  • id:meefla
    楳図かずおの『漂流教室』を思い浮かべましたが、マンガですしねー。
    小説版もあるようですけど、未読なのでコメント欄で。
    作者は風見潤なので大外れはないと思いますし、楳図かずおのご指名による小説化のようです。
  • id:goldwell
    meeflaさん、コメントありがとうございます。
    『漂流教室』ならば、ありえないシチュエーションとサバイバルという点で質問要件満たしていてバッチシじゃないですか。と思ったのですが、やはり実際に読んだ人の意見が聞きたいところ。
    私も途中までコミック読んでましたが、小説版は未読でした。
    感想など調べてみてから候補にするか決めたいと思います。

  • id:story-designer
    もう一つ思い出したので、こちらに書きます。
    堀晃の短編集「梅田地下オデッセイ」(ハヤカワ文庫)

    その表題作「梅田地下オデッセイ」

    ある日突然、コンピュータ制御された梅田地下街のシャッターが閉じ、迷路のような地下街に閉じこめられた主人は……。
    サバイバルかどうかは、読み手の解釈次第かと思います。

    ちなみに、この本は、ちょっとしたレア本(作者も4冊しか所有していない)になっていて、結構なお値段になっていますが、
    著者のHPで読むことが出来ます(なんて太っ腹!)。
    http://www.jali.or.jp/hr/ume/ume_s-j.html
  • id:goldwell
    story-designerさん、コメントありがとうございます。
    先ほどamazonで確認しましたが、中古文庫本でも2278円よりって出てました。
    こりゃ図書館でリクエストしても難しいかなぁと思っていたら、なんと著者のHPで読めるんですね。こりゃ確かに太っ腹だわ!
    ありがたく読ませていただきます。
  • id:goldwell
    12/18(金)夜まで受け付けますので、ぜひ回答お寄せください!
  • id:goldwell
    4つで回答は止まってしまいましたが、ジャンルが限られるだけに結果は上々かと思います。
    回答ならびにコメント欄でも色々と教えていただき、皆様ありがとうございました。

    いるか賞ですが、想定外の発想のサバイバル小説、さらにコメントでも著者のサイトで読める「梅田地下オデッセイ」を教えてくださったstory-designerさんに進呈します。

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