イエはてなと出会って4回目のお正月を迎えました。
イエはてなに集う皆さんと一緒に過ごしてきた中で一番教えられたのは、人と人との心の結びつきのすばらしさ、そして大切さでした。
ですから今年は、そういう「絆」を、思いっきり大切にしていく一年にしたいんです。
出会いは偶然かもしれません。
家族だって、夫婦の出会いのそもそもは偶然の積み重ねの結果だった、ということが多いと思うんです。
でも、だからこそ、運命の糸がひとつ掛け違えられていたら出会えなかったかもしれないという幸運が宝物。
また出会いの偶然は一瞬でも、それが「絆」に育っていくまでには、長い「必然」の時間の積み重ねが必要です。
その間に、どれだけの真心を相手から注いでもらってきたことでしょう。
それを考えると、「絆」とは、絶対に手放してはいけない人と人とのつながりのこと。そう言えると思うんです。
「きづな」という言葉の語源を調べてみました。
色々な説があるようですが、平安時代中期に作られた辞書「和名類聚抄」では、動物をつなぎ止めておくための綱、といった意味の解説がなされているとのことでした。
その書物でどういう漢字が当てはめられていたのかはわかりませんが、きっと「騎綱(きづな)」とか、「引綱(ひ『きづな』)」、みたいな感じだったんじゃないかと思います。
「絆」という文字の成り立ちを調べてみても、糸へんは綱の意味。つくりの「半」は音が同じ「挽(引っ張るの意)」からきているようなこと書かれていました(角川新字源)。
最初私は、心の糸と糸を半分ずつ差し出し合って結び合わせていく、みたいな意味だと思っていたので、この語源や字源はちょっとショックでした。
でも考えてみると、昔動物と言ったらきっと馬、馬の綱と言ったら乗る人の命を預ける大切な存在、それが転じて命と同じくらい大切な人とのつながりを表す言葉になったと考えると、絆の意味がよくわかる気がしました。
そう、絆って、ただのほんわかロマンチックな言葉じゃないんですよね。
絆という言葉を口にする時には、きっと命にかえてもこのつながりを守り通すんだという強い決意が必要なんだと思います。
そう思った上で、私はこの家族が好き、この家族の絆に感謝しますと心の中で手を合わせたら、まぶたがカーッと熱くなってきました。
二日の夕食の時、父が「紅白で嵐がアリスの紹介をしてたよな」と言い出しました。
父は、訛りのすごい人が言ったら「ありしがありしの紹介をして」みたいになってわけわかんないよな、とギャグを言いたかったようなのですが、そこで母が、
「絆のすばらしさを教えてくれた、いいトークだったわ」
と言ったものですから、私は反射的にじわー。
「お前、泣くほどアリスが好きだったのか?」
「違うわよ、嵐よねぇ、誰が好きなの?相葉ちゃん?」
「谷村新司だよなぁ、お前絶対おじさん好きだよ」
などとからかわれてしまいましたが、ほんとは違うの。このイエが、この家族が好きなんです。
もちろん、大切な友だちとの絆も。
絆があると自信を持って言えたなら、誓ってつないだ心の手は離しません。
そんな絆を大切にしながら、今年一年を過ごしていけたらと思っています。
それから、人と人とのつながりほどシビアなものではありませんが、物との絆も同じように大切にしていきたいと思っています。
物だって愛する(愛用する)ようになったら、そこにはもう立派な絆が生まれています。
一度絆が生まれたら、壊れたから、不要になったからといって、簡単に捨てるわけにはいきませんよね。
物を買う時には、そのくらい真剣に考えて買いたいと思うんです。
そうすることで資源の浪費を防いで、少しでも環境に負担をかけない暮らしを作っていきたいと思います。
こういう「地球との絆」も大切ですね。
イエはてなと出会って4回目のお正月を迎えました。
イエはてなに集う皆さんと一緒に過ごしてきた中で一番教えられたのは、人と人との心の結びつきのすばらしさ、そして大切さでした。
ですから今年は、そういう「絆」を、思いっきり大切にしていく一年にしたいんです。
出会いは偶然かもしれません。
家族だって、夫婦の出会いのそもそもは偶然の積み重ねの結果だった、ということが多いと思うんです。
でも、だからこそ、運命の糸がひとつ掛け違えられていたら出会えなかったかもしれないという幸運が宝物。
また出会いの偶然は一瞬でも、それが「絆」に育っていくまでには、長い「必然」の時間の積み重ねが必要です。
その間に、どれだけの真心を相手から注いでもらってきたことでしょう。
それを考えると、「絆」とは、絶対に手放してはいけない人と人とのつながりのこと。そう言えると思うんです。
「きづな」という言葉の語源を調べてみました。
色々な説があるようですが、平安時代中期に作られた辞書「和名類聚抄」では、動物をつなぎ止めておくための綱、といった意味の解説がなされているとのことでした。
その書物でどういう漢字が当てはめられていたのかはわかりませんが、きっと「騎綱(きづな)」とか、「引綱(ひ『きづな』)」、みたいな感じだったんじゃないかと思います。
「絆」という文字の成り立ちを調べてみても、糸へんは綱の意味。つくりの「半」は音が同じ「挽(引っ張るの意)」からきているようなこと書かれていました(角川新字源)。
最初私は、心の糸と糸を半分ずつ差し出し合って結び合わせていく、みたいな意味だと思っていたので、この語源や字源はちょっとショックでした。
でも考えてみると、昔動物と言ったらきっと馬、馬の綱と言ったら乗る人の命を預ける大切な存在、それが転じて命と同じくらい大切な人とのつながりを表す言葉になったと考えると、絆の意味がよくわかる気がしました。
そう、絆って、ただのほんわかロマンチックな言葉じゃないんですよね。
絆という言葉を口にする時には、きっと命にかえてもこのつながりを守り通すんだという強い決意が必要なんだと思います。
そう思った上で、私はこの家族が好き、この家族の絆に感謝しますと心の中で手を合わせたら、まぶたがカーッと熱くなってきました。
二日の夕食の時、父が「紅白で嵐がアリスの紹介をしてたよな」と言い出しました。
父は、訛りのすごい人が言ったら「ありしがありしの紹介をして」みたいになってわけわかんないよな、とギャグを言いたかったようなのですが、そこで母が、
「絆のすばらしさを教えてくれた、いいトークだったわ」
と言ったものですから、私は反射的にじわー。
「お前、泣くほどアリスが好きだったのか?」
「違うわよ、嵐よねぇ、誰が好きなの?相葉ちゃん?」
「谷村新司だよなぁ、お前絶対おじさん好きだよ」
などとからかわれてしまいましたが、ほんとは違うの。このイエが、この家族が好きなんです。
もちろん、大切な友だちとの絆も。
絆があると自信を持って言えたなら、誓ってつないだ心の手は離しません。
そんな絆を大切にしながら、今年一年を過ごしていけたらと思っています。
それから、人と人とのつながりほどシビアなものではありませんが、物との絆も同じように大切にしていきたいと思っています。
物だって愛する(愛用する)ようになったら、そこにはもう立派な絆が生まれています。
一度絆が生まれたら、壊れたから、不要になったからといって、簡単に捨てるわけにはいきませんよね。
物を買う時には、そのくらい真剣に考えて買いたいと思うんです。
そうすることで資源の浪費を防いで、少しでも環境に負担をかけない暮らしを作っていきたいと思います。
こういう「地球との絆」も大切ですね。