ダンナの実家(義父・義母ともに宮城出身)では、毎年家族そろって餅つきをしますが、びっくりしたのは、餅をついたあといろんな食べ方をしていたんです。
納豆餅、きなこ餅、ずんだ餅、くるみ餅・・そして最後はお雑煮でした。私の実家でも餅はつきますが、せいぜい餡子餅、きなこ餅でした。
義兄の奥さんは岩手出身なのですが、一関地方には「餅御膳」っていって、いろんな御餅を冠婚葬祭に食べてる風習があると教えてくれました。
今回、お餅の話題になった時、それを思い出し、少し調べてたところ、岩手県は「日本一のもち文化圏」なんだそうです。
餅御膳は、冠婚葬祭の正式料理として食べられていて、お正月、小正月などの時にも食べられているのだとか。
しかもお餅の食べ方のバリエーションが二百種類以上もあるというではないですか。
そしていろいろ調べてみると一関のお店では、ひとくち餅御膳といって9種類ものお餅を出しているのでした。ならば、餅御膳をつくってみようと思いました。
参考にしたのは一関にあるふじせいというお店です。
http://www.fujisei.co.jp/
いろいろなバリエーションの餅が入った小鉢を松花堂弁当箱に入れてみました。小鉢も小さくないと入らないので苦労しました。
これがひとくち餅御膳です。
- 上の段
- あんもち 小豆のこしあんを絡めています。こしあんはつぶあんより格が高いのだそう。
- ずんだもち 東北定番です。枝豆をすりつぶして砂糖と塩で整えてあります。
- くるみもち 剥いたくるみ乾煎りし、すりつぶして砂糖・塩で味付け
- 中の段
- えびもち 沼エビを乾煎りし、ネギのみじんぎりと醤油などで合え、それをからめてあります。今回は宮城産あみエビを使用。
- なます
- 雑煮(東海風) 本来雑煮はここに入りませんが、せっかくなので。鰹だしと醤油で味をつけ、もち菜で巻いてみました。
- 下の段
- 飴もち 麦芽糖を煮詰めてからめたものですが、今回水あめと醤油を使用しました。
- 胡麻もち 炒った黒胡麻をすりつぶして、砂糖と醤油で味をつけました。
- 生姜もち 生姜をすりおろし、こまかく砕いた海苔を合え、めんつゆで味つけしてからめました。
食べ方にも順番があり、左上から時計まわりに食べていくのだそうです。実際これを食べると甘いので、箸休め的に大根おろしに酢をいれたなますを中央に配置です。
飴もちは、昔は麦芽糖しかなかったので、これを使用するんだとか。麦芽糖は砂糖よりも甘さがひかえめなのでヘルシーです。
いろいろ種類はありますが、ずんだ餅とくるみ餅のレシピを紹介。
- ずんだ餅
- 枝豆(さやつき150g)を少々の塩でゆでます。冷凍枝豆の場合は解凍したあと、さやと薄皮をはずして、レンジで2分ほど。やわらかめにするとつぶしやすいです。
- うす皮をとり、水気をとって、すり鉢ですりつぶします。この時、ふつうと荒めのバージョンにわけておくとよいと義母に教わりました
- 砂糖と水を少量ずつ加え、好みの甘さにする。(量が多いときはあらかじめ砂糖と水を火にかけて完全にとかしておくとまぜやすい)
- お餅にからめる
- くるみ餅
- 皮を剥いたくるみ(30g)を乾煎りする。白味噌ほんの少しも乾煎りしておく
- くるみと白味噌を混ぜ、すりつぶす。
- ほうじ茶(なければ緑茶)と砂糖を少しずつ加え、好みの甘さにし、塩で味を調える。このとき少量の醤油でもよい。固さはどろどろになるぐらいまで。
- お餅にからめる
バリエーションが二百種類以上とありましたが、基本的にずんだ餅は枝豆のでまわる夏の時期しかつくれないですよね。きっと四季折々の旬にあった素材を使ってお餅を食べていたと思うんです。例えば早春ならば、たらの芽とかふきのとうとか。
季節の素材を使って、それが食べられる時期のもち御膳を作っていきたいですね。
今回ホント思ったのは、食べる人のことを考えて作るんだと実感しました。
もち菜を使っていて思ったのですが、以外とお餅と漬物ってあうような気がします。高菜を絡めた高菜もちなんてのも今度加えてみたいと思います。
岩手はトッピング!?の文化かもしれません。合えるまたはかけるという考えにもとづけば、いろいろな素材を使うことでアイデアがたくさんでてきそうです。
例えば、ジャムをからめたジャムバージョンというのもおもしろいかも。
でもせっかくだから、今回のいろいろなツリーにかかれてあるお餅を餅御膳に加えて、イエはてな版ひとくち餅御膳なんて作ってみるのありではないでしょうか?
そして、居酒屋鎧でも餅パーティみたいな感じで、お重を4つに仕切って、いろいろなバージョンのお餅を小鉢に入れて出してみたいと思います。
食べてくれる人を本当に思ってつくる餅御膳。そんな岩手のお餅文化を受け継いで、自分なりの餅御膳を作っていきたいと思います。来年のお正月は正式に餅御膳をいただきます!
ダンナの実家(義父・義母ともに宮城出身)では、毎年家族そろって餅つきをしますが、びっくりしたのは、餅をついたあといろんな食べ方をしていたんです。
納豆餅、きなこ餅、ずんだ餅、くるみ餅・・そして最後はお雑煮でした。私の実家でも餅はつきますが、せいぜい餡子餅、きなこ餅でした。
義兄の奥さんは岩手出身なのですが、一関地方には「餅御膳」っていって、いろんな御餅を冠婚葬祭に食べてる風習があると教えてくれました。
今回、お餅の話題になった時、それを思い出し、少し調べてたところ、岩手県は「日本一のもち文化圏」なんだそうです。
餅御膳は、冠婚葬祭の正式料理として食べられていて、お正月、小正月などの時にも食べられているのだとか。
しかもお餅の食べ方のバリエーションが二百種類以上もあるというではないですか。
そしていろいろ調べてみると一関のお店では、ひとくち餅御膳といって9種類ものお餅を出しているのでした。ならば、餅御膳をつくってみようと思いました。
参考にしたのは一関にあるふじせいというお店です。
http://www.fujisei.co.jp/
いろいろなバリエーションの餅が入った小鉢を松花堂弁当箱に入れてみました。小鉢も小さくないと入らないので苦労しました。
これがひとくち餅御膳です。
食べ方にも順番があり、左上から時計まわりに食べていくのだそうです。実際これを食べると甘いので、箸休め的に大根おろしに酢をいれたなますを中央に配置です。
飴もちは、昔は麦芽糖しかなかったので、これを使用するんだとか。麦芽糖は砂糖よりも甘さがひかえめなのでヘルシーです。
いろいろ種類はありますが、ずんだ餅とくるみ餅のレシピを紹介。
バリエーションが二百種類以上とありましたが、基本的にずんだ餅は枝豆のでまわる夏の時期しかつくれないですよね。きっと四季折々の旬にあった素材を使ってお餅を食べていたと思うんです。例えば早春ならば、たらの芽とかふきのとうとか。
季節の素材を使って、それが食べられる時期のもち御膳を作っていきたいですね。
今回ホント思ったのは、食べる人のことを考えて作るんだと実感しました。
もち菜を使っていて思ったのですが、以外とお餅と漬物ってあうような気がします。高菜を絡めた高菜もちなんてのも今度加えてみたいと思います。
岩手はトッピング!?の文化かもしれません。合えるまたはかけるという考えにもとづけば、いろいろな素材を使うことでアイデアがたくさんでてきそうです。
例えば、ジャムをからめたジャムバージョンというのもおもしろいかも。
でもせっかくだから、今回のいろいろなツリーにかかれてあるお餅を餅御膳に加えて、イエはてな版ひとくち餅御膳なんて作ってみるのありではないでしょうか?
そして、居酒屋鎧でも餅パーティみたいな感じで、お重を4つに仕切って、いろいろなバージョンのお餅を小鉢に入れて出してみたいと思います。
食べてくれる人を本当に思ってつくる餅御膳。そんな岩手のお餅文化を受け継いで、自分なりの餅御膳を作っていきたいと思います。来年のお正月は正式に餅御膳をいただきます!