THEME:「組」「リボン」「暦のことば」+「縁起物」
「今日をちょっと楽しく、イエで過ごすいつもの時間を素敵に変える小さな魔法のサプリがあったら…」と展開してきた “リブ・ラブ・サプリ”コーナーの続編のひとつ、FORTUNEバージョン。FORTUNEとは「幸運・幸せ」。毎回のテーマに沿って、イエと暮らしに幸運を呼ぶコト、ハッピーにするコトを思いとともにメッセージ下さいね。
豊かな暮らしをつくっていく〈イエはてな〉のマインドで、みなさまのご参加をお待ちしています!
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※〈イエはてな〉では、はてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。ご回答頂く時にもご参考下さい。また投稿期間中はできるだけはてなスターのご利用を控えて頂けますようお願いいたします。
※質問は3月15日(月)正午で終了させて頂きます。
銀のリボンは、その目指す目標に対してすら正しい理解が得られにくい、とても難しい運動だと思います。病気や障害といった課題に関しては、それに対する無理解がゆえに、口にすることもはばかられる、関わることをためらわせるという風潮が、今も根強く残っていると思います。
理解を推進しようと呼びかけることすら、それが逆に変な差別につながってしまわないかとためらってしまう。身構えてしまう。だからリボンなんですよね。
リボンなら、それ何?と聞かれた時に、シルバーリボンで検索してみて、wikipediaでも見つかるから、でOKですものね。これなら、難しいことはまだよく分かっていないけど、でもとても大切な課題なんだってことだけは分かるから自分も協力していきたい、っていう人も、どんどん参加していける運動になっていくと思います。
銀のリボンは、この地球に生きていく全ての人のための運動です。
私も、本当にその通りだと思います。これは単なる特定の病気や障害を持った人のための活動ではなく、人間全てが大切にされていく社会を作る運動なんだと思います。
銀のリボンをご存じでしょうか。
これは脳や心に起因する病気への偏見をなくし、理解を促進することを目指した運動のシンボルです。
脳や心の病気は、とても多岐にわたります。
脳機能障害や脳血管障害、神経性の疾患、そして様々な精神疾患や発達障害、知的障害。
認知症などもこの中に入りますね。
最近は、こうした病気や障害の存在だけは、よく知られるようになってきていると思います。
でもまだまだよく理解されていなかったり、あるいはいわれなき偏見が根強く残っていたりするのが今の社会ではないでしょうか。
それを変えていこうというのがシルバーリボンです。
シルバーリボンは、他の様々なリボンにメッセージを込めた運動と同じくアメリカが発祥です。
最初にこの運動を始めたのは、カリフォルニア州に住むジーン・リーシティという女性でした。
ジーンさんの長男が統合失調症にかかってしまいまったのです。
日本ではかつて精神分裂と呼ばれていた病気です。
ジーンさんたちは様々な偏見や差別に苦しめられました。
しかしジーンさんとその家族は、自分たちが立ち上がることでそうした偏見や差別をなくしていこうと、手作りの銀色リボンのバッヂを作り、周囲の人たちに着用してもらう運動を始めたのでした。
それが1993年のことだったそうです。
やがてこの運動はアメリカ国内のみならず、日本をはじめとするいくつかの国にも広がり、脳に起因する病気や障害を持つ人やその家族のことを理解し支えていく運動として、少しずつ広がりを見せてきています。
日本にも、いえ、私たちの周りにも、脳や心に起因する病気や障害を抱えている人がたくさんいますね。
でも、こうした病気のことがよく理解されていない今の社会では、そうした病気を指す心ない言葉がいまだに残っていることからもわかるように、たくさんの偏見がよどんでいます。
「シルバーリボン・キャンペーン・フォー・ザ・ブレイン・日本事務局」というところのサイトには、次のような文章が書かれていました。
http://www7.ocn.ne.jp/~lax/SR.html
本当にその通りだと思います。
人間は、出荷する作物じゃないんです。
花屋さんに出荷するヒマワリなら、育ちがよく大きな花が咲くヒマワリだけが価値あるヒマワリかもしれませんが、自然界ではどんなヒマワリにだって価値の違いなんてありません。
これはあらゆる病気や障害と呼ばれているものについて同じだと思います。
どんな人にも、個性の違いこそあっても、価値の違いなんてあるはずがありません。
そういう理解のもとに、あらゆる人間を大切にしていく運動。
それがシルバーリボンなんだろうと思います。
まだシルバーリボンは小さな運動です。
知らない人の方が多いかもしれません。
私もこれを知ったのはつい最近です。
でも、どうか皆さんも心の中に、銀のリボンを付けてください。
ネットでは、人を蔑む言葉として、わざと病気や障害を意味する言葉を使おうとする人が少なくありません。
PCの前に座る時にみんなが心の中に銀のリボンを付けるだけでも、ずいぶん世の中が変わってくると思います。
そしてそれは巡り巡って、自分のことも大切にされる世の中につながっていくと思います。
銀のリボンは、この地球に生きていく全ての人のための運動です。